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2008年4月24日 (木)

ウィーン芸術週間2004

マリス・ヤンソンス指揮ウィーンフィルによる
シェーンベルクの「グレの歌」。
(2004年5月8日 ウィーン楽友協会大ホール)
後半の第2部と第3部もできあがったので
全曲を通して聞いている。
繰り返しているとやはり第1部の濃密な音楽は魅力。
しかし第3部の多彩な響きも実に興味深い。
シェーンベルクがこの作品に着手したのは若いときで
長らく放置されていたが、ずっと後年に完成し、
第3部にはいわゆるシェーンベルク的ともいえる
新しい響きも少し聞かれるし、とにかく多様な様式である。
R.シュトラウスのオーケストレーションで
「トリスタンとイゾルデ」を聞いているような
響きとしては「パルジファル」に近いような世界も広がり、
なんて壮大な作品なのだろう。
そういえばオーケストラ、合唱の編成の大きさも有名だが、
ヤンソンスの緻密な指揮は室内楽のような仕上がりで
厚ぼったい感じは全くしない。透明な音色が冴えわたる。
同じウィーンフィルという点でもアバドの音に近いような印象も。
第3部はミヒャエル・フォレが大活躍で聞けるのはうれしい。

CDR421/422

「マリス・ヤンソンス」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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