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2008年4月30日 (水)

私が聞いた今年の名盤2008

少したまってきたので、今月から
月末に今年の名盤の途中経過を。
去年はちょっと
を連発してしまったので
今年からは気持ちを引き締めて、
本当に凄かったものだけを
とすることに!

《交響曲》
○マーラー 交響曲第9番~マーツァル指揮チェコフィル
○ボロディン 交響曲第2番、だったん人の踊り~ラトル指揮ベルリンフィル

《管弦楽》
○ニューイヤーコンサート2008~プレートル指揮ウィーンフィル

《協奏曲》
◎シェーンベルク、シベリウス ヴァイオリン協奏曲
  ~ヒラリー・ハーン、サロネン指揮スウェーデン放送交響楽団

○モーツァルト ピアノ協奏曲 K.414&491~マウリツィオ・ポリーニ ウィーンフィル

《室内楽》
今のところなし

《器楽曲》
今のところなし

《歌劇》
今のところなし

《声楽曲》
今のところなし

《ライブ盤》
今のところなし

は特に大切に感じられる名盤です)

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2008年4月29日 (火)

ウィーンフィル2003/2004

ウィーンフィルの2003/2004シーズンから
小澤征爾が指揮した第6回定期演奏会。
(2004年2月15日 ウィーン楽友協会大ホール)
R.シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」、
マーラーのリュッケルトの詩による5つの歌曲
(バリトン独唱はトーマス・クヴァストホフ)、
後半はシェーンベルクの交響詩「ペレアスとメリザンド」。
「ドン・ファン」から予想以上にあまりの素晴らしさで
すっかり音楽に引き込まれてしまう。
小澤征爾の音は独特で、よく歌いこまれているのに
響きの透明感は格別!実に清々しいのである。
ウィーンフィルのこの音にはもう何もいえないのだが、
マーラーはさらに!もうこれは奇跡としかいいようがない。
トーマス・クヴァストホフが歌ってくれていることにも感謝。
そしてシェーンベルクの「ペレアスとメリザンド」。
結構とらえどころがない大作だが、引き締まった仕上がり。
濃厚にロマンティックな音楽にここでも透明な輝きが冴えわたり、
小澤征爾のバランス感覚が明瞭な響きを生み出している。

シェーンベルクの「ペレアスとメリザンド」は聞く機会が増えている。
昔はベームも指揮していたようだが、70年代にはカラヤン盤がある。
90年代にはブーレーズのCDも発売されて、
実はそのとき、初めてこの作品をじっくり聞いたのだが、
近年のライブ録音では、ウィーンフィルはこの演奏が残っているし、
ベルリンフィルではアバドが何回か取り上げて、
ブーレーズもGMユーゲント・オーケストラを指揮して、
来日公演のときには、サントリーホールで実演を聞くことができた。
N響も2000年にアシュケナージ指揮で演奏しているし、
つい最近も準・メルクルが取り上げたばかり。
ちょっとしたブームなのだろうか?そんなこともない?

CDR425/426

「小澤征爾」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月28日 (月)

ウィーンフィル2003/2004

ウィーンフィルの演奏によるシェーンベルク。
ヤンソンス指揮の「グレの歌」、
バレンボイム指揮の「5つの管弦楽曲」を聞いて、
続いて小澤征爾指揮の「ペレアスとメリザンド」を聞こうと思う。
2004年2月15日、ウィーン楽友協会からの生中継を録音したもの。
パソコンに音を取り込んだ。ただ今編集中。
R.シュトラウス、マーラー、シェーンベルクという
後期ロマン派を特集したプログラム。
素晴らしい選曲!詳しくは明日。

「小澤征爾」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月27日 (日)

ウィーンフィル2002/2003

ウィーンフィルの2002/2003シーズンから
ダニエル・バレンボイムが指揮した第2回定期演奏会。
弾き振りでベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。
アンコールにバッハの「平均律」第1巻から第8番の前奏曲。
後半はシェーンベルクの5つの管弦楽曲、
そしてワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死。
(2002年12月17日 ウィーン楽友協会大ホール)
前半のピアノ協奏曲におけるバレンボイムが、
いつもながら非常に細やかな表情で音楽を描き出していて、
透明で美しい音色と一方の大胆な迫力で奥行きのある響き、
実に雄大なスケールはいかにもバレンボイムである。
シェーンベルクはかなり絵画的な色彩を引き出した演奏で
続くワーグナーへの流れを意識してのことかもしれない。
「トリスタンとイゾルデ」はさすがである。
プログラムの最後にもってきてくれているところに感謝。
先日放送された今シーズンのラトル指揮の定期演奏会では
この前奏曲と愛の死が、コンサートの冒頭に演奏されていて、
愛の死が終わって、まだこれから音楽は続きますという展開に
ものすごく違和感をおぼえる。そういうのって実際は多いのだが。
愛の死の後には、もう音は鳴ってほしくない…
やはりバレンボイムのワーグナーには説得力があり、
コンサート的な音づくりではない、
楽劇全体の世界をここに集約しているような、
聞いていて安心感すら漂うのである。

今日は午後もFM放送で4時間、バレンボイムを特集していたので
バレンボイム三昧の一日であった。素晴らしい。

CDR423/424

「ダニエル・バレンボイム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月26日 (土)

ウィーンフィル2002/2003

ヤンソンスが指揮した「グレの歌」を聞いたが
ウィーンフィルによるシェーンベルクをもっと聞きたくなってしまって、
すぐに頭に浮かんだのが5つの管弦楽曲である。
2002年12月17日、バレンボイムが指揮した定期演奏会。
この録音を出してみた。聞いてみようと思う。
10年ぐらいを振り返ってみて、ブーレーズが「清められた夜」を取り上げ、
あと小澤征爾が「ペレアスとメリザンド」を指揮している。
ザルツブルク・モーツァルト週間では、室内交響曲も演奏していた。
ピエール・ブーレーズの指揮で第1番と第2番のどちらも演奏。
さらにブーレーズの指揮でピアノ協奏曲も独奏はバレンボイムである。
こうしてみるとやはりブーレーズが多い。

「ダニエル・バレンボイム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月25日 (金)

ゲザ・アンダ 4

DGのORIGINAL MASTERSのシリーズから
ゲザ・アンダを聞く。その後また久しぶりだけど今日は4枚目。
1959年7月の録音でショパンの24の前奏曲と英雄ポロネーズ
1966年5月でシューマンのダヴィット同盟舞曲集
1943年5月でショパンのエチュードとマズルカ。
実はこの「24の前奏曲」は昔から持っていた。
大学生のときに廉価盤で手に入れたのだが、
そのときからのお気に入りの演奏で
私にとってはゲザ・アンダといえばこれ。
ステレオ初期の録音で、今聞いても古めかしい音なのだが、
しかし淡々と鮮やかなテクニックを披露して、
その音楽はいつまでも新鮮に現代的なセンスを感じるのである。
DGには「24の前奏曲」のいくつもの名演が存在して、
エッシェンバッハ、ポリーニ、アルゲリッチ、ポゴレリチ…と有名だが、
そのはるか昔に残されていたこのゲザ・アンダ盤、
非常に貴重な演奏であると私は大切にしていきたい。
録音の印象としてはモノトーンな仕上がりなのだが、
ときどき聞こえるハッとするような美しさ、透明な輝き、
きっと自在に変化する色彩を備えていたであろう音色、
ゲザ・アンダは本当に魅力的なピアニストである。
そしてシューマンのダヴィット同盟舞曲集。
こちらはずっと豊かな広がりのある録音になり、
カラフルな音を使い分けて、変化に富んでいる。
全体の調和というか統一を感じさせつつも
重い響きと快調な切れ味によるコントラスト、
緩急、明暗、前進と停滞、作品の性格を明確にしている。
1965年9月のライブ盤も持っていたのだが、
正規録音が残されていたのはうれしい。

DG 00289 477 5289

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2008年4月24日 (木)

ウィーン芸術週間2004

マリス・ヤンソンス指揮ウィーンフィルによる
シェーンベルクの「グレの歌」。
(2004年5月8日 ウィーン楽友協会大ホール)
後半の第2部と第3部もできあがったので
全曲を通して聞いている。
繰り返しているとやはり第1部の濃密な音楽は魅力。
しかし第3部の多彩な響きも実に興味深い。
シェーンベルクがこの作品に着手したのは若いときで
長らく放置されていたが、ずっと後年に完成し、
第3部にはいわゆるシェーンベルク的ともいえる
新しい響きも少し聞かれるし、とにかく多様な様式である。
R.シュトラウスのオーケストレーションで
「トリスタンとイゾルデ」を聞いているような
響きとしては「パルジファル」に近いような世界も広がり、
なんて壮大な作品なのだろう。
そういえばオーケストラ、合唱の編成の大きさも有名だが、
ヤンソンスの緻密な指揮は室内楽のような仕上がりで
厚ぼったい感じは全くしない。透明な音色が冴えわたる。
同じウィーンフィルという点でもアバドの音に近いような印象も。
第3部はミヒャエル・フォレが大活躍で聞けるのはうれしい。

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「マリス・ヤンソンス」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月23日 (水)

ウィーン芸術週間2004

マリス・ヤンソンス指揮ウィーンフィルによる
シェーンベルクの「グレの歌」、今日は第1部。
(2004年5月8日 ウィーン楽友協会大ホール)
第1部は濃厚にロマンティックな音楽だが、
ヤンソンスの指揮はスッキリと明瞭な仕上がりで
ウィーンフィルの響きも透明な輝きが独特だ。
歌手はヨハン・ボータ、ルアナ・デ・フォル、
ワルトラウト・マイア、ミヒャエル・フォレ、
クルト・アツェスベルガーが出演。
山鳩のワルトラウト・マイアがやはり感動的。
バイロイトでベックメッサーのミヒャエル・フォレもいた。

CDR421/422

「マリス・ヤンソンス」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月22日 (火)

バイロイト音楽祭2007

20080421d

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第3幕第5場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
この写真も第3幕第5場なんだけど、
どんな場面なのだろう?ますますわからない。

20080421e

ヴァルターのクラウス・フロリアン・フォークトである。
花輪をのせているので、民衆たちに歌が評価された後だろう。
バイロイト音楽祭のホームページを確認すると
今のところ、今年も昨年の配役そのままで発表されているが、
ザックス、ポーグナー、ベックメッサー、ヴァルター、ダヴィット…
ぜひ今年もさらに完成度をあげて、聞かせてもらいたい!

バイロイト音楽祭2007の録音から
次は7月26日に上演された「タンホイザー」を聞こうと思う。

CDR417/418/419/420

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月21日 (月)

バイロイト音楽祭2007

20080421a

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第3幕第5場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
第3幕の後半。第4場の終わりから第5場を聞いている。
この写真もよくわからなくて、かぶりものをした人がたくさん。
中央にいるのは、ダヴィットとマグダレーネらしいのだが。
というのがわかるのが次の写真で

20080421b

ダヴィット(ノルベルト・エルンスト)が鬼ごっこ?
ここに登場しているかぶりものの正体は、
ドイツの有名な方々ばかりのようである。
芸術や文学や哲学や各分野の偉人たちらしい。

20080421c

その中にはワーグナーらしき人もいて、
というか、どう見てもこれはワーグナーだけど、
アヒルを捕まえているのか?
これが原因かはわからないが、
第3幕が終わるとブーイングの嵐である。
今年以降、またいろいろなことがわかってくるのではないか。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月20日 (日)

バイロイト音楽祭2007

20080420

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第3幕第5場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
今日から第3幕の後半。第4場の終わりから第5場。
写真は歌合戦の場面だと思うのだが、
やはり詳しいことはわからない。
左にいる黒いTシャツ姿がベックメッサーらしいのである。
右がヴァルター(クラウス・フロリアン・フォークト)。
すると中央にいる劇をやっているような人は誰?
でも音楽はいつもながら素晴らしく感動的である。
もうここは楽しめばいいかな…って思うのだが。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月19日 (土)

バイロイト音楽祭2007

20080419a

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第3幕第4場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
今日も昨日に続き、第3幕の前半。
前奏曲と第1場から第4場の途中まで。
この写真、よく見かけるのだが、どういう場面なのだろう…
家とその家族を表現しているのか?
中央にいるのは、ザックス(フランツ・ハヴラタ)?
左にマグダレーネとダヴィット。
右がヴァルターとエヴァ、そしてポーグナー。
第5場の歌合戦の結果を見なくとも、
第4場でヴァルターとエヴァは結ばれ、
ダヴィットも職人として独り立ちし、マグダレーネと。
ザックスは一人だが、第5場で偉大なマイスターとして称えられる。
ヴァルターとエヴァの恋愛劇は第4場ですでに完結し、
第5場はザックスのために存在するのだということを表しているのか?

カタリーナの解釈を聞いて、つい意識してしまうのだが、
するとたしかに第3幕のワーグナーの作曲は保守的な印象も。
特にそう感じるのは、ヴァルターが明け方に見た夢を詩に歌う
「朝はばら色に輝き…」の場面など、あまりの音楽の美しさで
革新的な響きなど、消え去ってしまうのである。
そして説得力を感じるのが、第3場に進んで
ベックメッサーが登場してくると、音楽は一変して、
カタリーナは第5場のベックメッサーの歌は前衛音楽のよう
って、指摘しているが、この第3場の音楽も
その展開を予感させるというか、前段のような流れである。
第2幕の時点ですでにブーイングがおきており、
舞台の見せ方に関しては、あまり評判よくないのかもしれないけれど、
録音を聞いているとカタリーナの発想はうなずけることも多くて、
というのは、セバスティアン・ヴァイグレもその意図をよく理解して
音楽作りで応えているということかもしれないが。

20080419b_2

第3幕は第1場でのザックス、第3場でのベックメッサーというふうに
心の動きを音楽で表現している場面が素晴らしく、夢中にさせられる。
特に第3場のベックメッサーの壊れぶり、私は大好きだ。
第3幕のベックメッサーの写真を探しているのだが、
残念ながら見つからない。ミヒャエル・フォレのベックメッサー。
写真は第1幕第3場のものだと思う。
ミヒャエル・フォレのファンになった。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月18日 (金)

バイロイト音楽祭2007

20080418

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第3幕第1場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
今日からいよいよ第3幕を聞きはじめた。
前奏曲と第1場から第4場の途中まで。
第2場と第4場でのヴァルターの歌がやはり素晴らしくて、
クラウス・フロリアン・フォークトは最高だ。
そして第3場のベックメッサーの登場が面白い。
ここの音楽は大好きである。
「ベックメッサーの動機」がどんどん自在に発展していく。

写真は第3幕第1場である。
ダヴィットはすでにいないみたいだが、
中央右にいるのはザックスで
「諦めの動機」で物思いに沈んでいるところだろうか?
エヴァのことを諦め、昨晩の騒ぎを後悔しているという。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月17日 (木)

バイロイト音楽祭2007

20080417a

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第2幕第7場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
昨日に続いて今日も第2幕を聞いている。
もちろん第3幕も最高に素晴らしくって、面白いのだが、
私はこの第2幕が大好きである。
写真は第7場の乱闘大騒ぎの場面。

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録音を聞いているとザックスとエヴァのやり取りの第4場で
ポンって、破裂音がなるのだが、写真を見つけた。
やはり正体はシャンパンの音だった。

20080417c_2

ドイツのサイトでこの「マイスタージンガー」の画像を探していたら、
面白い写真を見つけた。
セバスティアン・ヴァイグレとカタリーナ・ワーグナー。
なぜか?爆笑のシーン。

カタリーナ・ワーグナーの解釈では、
ワーグナーのスコアに注目して、
第1幕と第2幕は非常に革新的な作風を示しているのだが、
第7場の乱闘シーン(音楽はフーガ)に到達し、
すると第3幕は保守的な作風に戻るという。
私は作曲に関する専門的なことはわからないけれど
聞いている範囲でどうもそれがよく理解できない。
作曲分析の解説をしていただけるのなら、ぜひ聞いてみたい。
ここでの音楽は、主導動機の扱いが極めて複雑に
響きのつくりは精緻にして、その完成度は圧倒的である。
でも同時に非常に柔和な表情をみせていて、
前衛に挑戦的な音は聞かれない。
一方、第3幕を聞いていて、やはり緻密にして、
ますます変化に富み、単調に陥ることはなく、
ワーグナーの作風がそんなに劇的に変化している印象はないのだけど。
どの辺を指摘しているのだろうか。もう少しヒントが欲しい。

2000年から2002年の指揮はティーレマンだったのだが、
ティーレマンは木管も金管も独特な表情付けで
その豊かさ、ある意味、くどいぐらいに創りこんでいたのだけど、
それを知っていると、ちょっとヴァイグレの指揮はあっさりして、
ここ!というところで、何にもなかったように通り過ぎ、
少しだけ物足りなくもなってくる。自然な流れはいつも快調だ。
でも聞いていて、確実にセバスティアン・ヴァイグレという指揮者を
もっともっと聞いてみたいという気持ちになっているのは事実で、
これから注目の存在だ。聞くチャンスも増えるだろう。

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第2幕から物語の中心になっているザックスとベックメッサー。
おそらく第6場でベックメッサーがセレナードを歌う場面だろう。
ここでの演出では、いかにもお役人というイメージか、
グレーのスーツを着て、いつも文庫本を読んでいるという
そんなベックメッサーだそうである。
ミヒャエル・フォレもカッコいい。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月16日 (水)

バイロイト音楽祭2007

20080416a

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第2幕第4場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

昨年のバイロイト音楽祭から
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
第1幕第3場の後半と今日から第2幕。
写真は第2幕第4場だが、後ろに置いてある手の置物は何?
カタリーナの演出の解説ってないのだろうか?
左に座っているのがザックスだと思う。
頭を抱えて、何か考え込んでいるような?
ということは、「ヴァルターを助けるいい方法はないのか?」
って、いろいろ思案している場面だろうか?

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ザックスの写真を探してみた(ドイツのサイトより)。
カタリーナの演出により、第1幕と第2幕におけるザックスは、
極めて革新的な自由主義者だということで
どうも歌の仕上がりもそういう方向性のようで
マイスターの貫録はあまり感じられない、そういうところ
人によっては批判的な感想も見られたが、
フランツ・ハヴラタの声の印象が、私はすごく好きになってしまった。
黒いシャツを着て、少しだらしない感じ、それがカッコよく。

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でも何でタイプライターを打っているのか?なぜ?
白いスポーツシューズが登場する。
第6場でベックメッサーが下手くそなセレナードを歌っていると
上からそのスポーツシューズが落ちてきて、周囲に散乱する。
ここでのザックスは靴屋の親方ではなく、
スポーツシューズの製造会社の社長で仕事中?
しかし今時、タイプライターを使っているという設定も不明?
きっとカチャカチャの音が欲しかったのだと思うが。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月15日 (火)

雑誌掲載の依頼が来た!

一般の方に住宅やインテリアを紹介している雑誌社から
私(設計事務所)のことを記事にして下さると
雑誌掲載の依頼が来た。建築家を紹介するコーナー。
ここ(日々、感想・報告)でも工事の進行をレポートしていた
住宅Aという物件を見てくださり、それがきっかけなので、
作品の写真も少し掲載される。うれしい!
6月に発売される7月号なのでまだ少し先だが、
うまくいったら、そのとき報告します。

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バイロイト音楽祭2007

20080415a

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第1幕第3場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

今日も昨日に続いて昨年のバイロイト音楽祭から
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕。
写真は第1幕第3場だが、これもどういう状況なのか、
詳しいことはわからない?中央で机の上に登って、
白ペンキをまわりに塗り散らかしているのが、
クラウス・フロリアン・フォークトのヴァルター。
右に座っているグレーのスーツ姿(市役所の書記)が
ベックメッサー(ミヒャエル・フォレ)である。
左に座っている黒いシャツ姿の男は、
もしかしたらザックス(フランツ・ハヴラタ)かもしれない。

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ヴァルターは上で何をやっているのだろう?
カタリーナの演出では、ヴァルターは絵描きということだったか?
でも何だか、白ペンキをあたり一面に汚らしく、ちょっと…
録音を聞いているとそんな騒動が起きているとは思えない、
第3場は平和に進んで、ヴァルターもきれいな声で歌っているし。
クラウス・フロリアン・フォークトの圧倒的な美声と
舞台でのめちゃくちゃな振る舞い、そのギャップが埋まらない。
第3場の前半ではファイト・ポーグナーが長々と歌うが、
アルトゥール・コルンが演じている。
調べてみたら、2007年にポーグナーでバイロイト・デビュー。
2008年もポーグナー役で出演が予定されている。
考えてみるとフランツ・ハヴラタもミヒャエル・フォレも
そしてクラウス・フロリアン・フォークトも
2007年のこの公演でバイロイト・デビューである。
カタリーナの新演出は新鮮な顔ぶれで臨んだということか。

セバスティアン・ヴァイグレの指揮は、
前奏曲では結構な勢いだったのだが、
舞台がはじまるとすごく丁寧に進めている印象。
私は安心して聞いていられる。すっきりときれいな仕上がり。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月14日 (月)

バイロイト音楽祭2007

20080414

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第1幕第1場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

ずいぶん時間があいてしまったが、
2007年のバイロイト音楽祭の録音をこれから聞いていく。
まずは初日の公演で「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
カタリーナ・ワーグナーによる新演出で話題になった公演である。

写真は第1幕第1場のものだが、どういう場面なのか?
元の設定では教会内部で礼拝の場面となっているが、
この演出で読み替えをしているのは明らかとして、
しかしどういう状況でエヴァやマグダレーネ、
ヴァルターはどこにいるのか?わからない…

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月13日 (日)

シューベルトの歌曲 24

もうすっかり春ですが…(今日はちょっと寒い)
シューベルトの歌曲集「冬の旅」を聞いている。
ルネ・コロのテノールとピアノはオリヴァー・ポール。
このCDは以前から気にしていたのだが、
この前「歌曲」のコーナーでたまたま見つけて購入。
非常に激しく、全24曲に厳しい緊張感を貫いた演奏。
すごく音楽に引き込まれ、その力強さと迫力の展開、
この辺はやはりルネ・コロの存在だろうか。
通常よりもかなり速いテンポで演奏している曲があり、
鮮やかな切り口でオリヴァー・ポールも素晴らしい!
オリヴァー・ポールはロマン・トレケルと組んで
様々な歌曲集を録音しており、「冬の旅」も出るらしいけど、
そちらではどういう演奏をしているのだろうか?
恐らくこうは弾いていないと思うけど、
ぜひ聞いてみたい。注目である。

OEHMS OC 904

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2008年4月12日 (土)

ヒラリー・ハーン

ヒラリー・ハーンの最新盤が登場で、共演しているのは
エサ・ペッカ・サロネン指揮スウェーデン放送交響楽団。
シェーンベルクとシベリウスのヴァイオリン協奏曲。
不思議な組み合わせの選曲だけど私には魅力的で
シェーンベルクはずいぶん久しぶりに聞いている気がするが、
これは素晴らしい演奏。音楽がすんなり入ってくる。
しっかり心に響いてくる。音の説得力が違う。
大好きなシェーンベルクのピアノ協奏曲、
そして似ている存在ではベルクのヴァイオリン協奏曲、
それらに比べ、シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲というのは
正直これまで苦手意識があったことは事実で、
でもハーンの演奏で聞くと何かすごく親しみを感じてしまった。
スウェーデン放送交響楽団の透明な響きもぴったりである。
そしてシベリウスがさらに感動的で驚いてしまった。
これは深い解釈で聞き応えある。
今さらながら、慣れ親しんだこの協奏曲に
あまりにも多くの発見を見つけてしまって、
これまで一体何を聞いてきたのだろう…という。
ちょっと格段に違う完成度である。
オーケストラ・パートもかなり凄い!
ヒラリー・ハーンの音楽作りに合わせ、
サロネンもスコアを全く新しく見つめなおしているのではないか。
シベリウスの協奏曲はいろいろな演奏を持っているし、
ライブ音源もとにかく機会あるごとに集めているのだが、
ヒラリー・ハーンはその中でもベストの名演なのではないかと。

今日は夜、このCDをゆっくり聞こうと思っていたのだが、
実は「アンフェア THE MOVIE」を結局最後まで見てしまって、
寝る前に通して聞いただけである。
でもこの圧倒的な演奏、その違いは直観でわかってしまう。
ここまでの演奏にはそうはお目にかかれない。

DG 00289 477 7346

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2008年4月11日 (金)

ザルツブルク音楽祭2005

今日も昨日に続いてザルツブルク音楽祭2005から
ゲルギエフの指揮によるウィーンフィルの演奏会
(2005年8月21日ザルツブルク祝祭大劇場)
やっぱりゲルギエフの「シェエラザード」は最高だ。
ウィーンフィルの色彩豊かな音色としなやかな響き、
これでまた魅力は倍増、圧倒的である。
ついつい何度も繰り返し聞いてしまう。
ゲルギエフの強烈な個性にはまってしまうと
他の演奏を受け付けなくなる傾向があって、
しばらくは「シェエラザード」とは距離をおいた方が…
ゲルギエフはウィーンフィルという極上の楽器を手に入れると
見違えるぐらいに自由に泳ぎはじめるのである。
もちろんマリインスキーでの演奏が基本であり、
重要なのだが、ウィーンフィルとのライブは目が離せない。

CDR415/416

「ワレリー・ゲルギエフ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月10日 (木)

ザルツブルク音楽祭2005

ザルツブルク音楽祭2005から
2005年8月21日ザルツブルク祝祭大劇場で行われた
ゲルギエフの指揮によるウィーンフィルの演奏会で
FM放送の衛星生中継を録音したものである。
ラフマニノフの交響詩「死の島」にはじまり、
細川俊夫の「サーキュレイティング・オーシャン」
(ザルツブルク音楽祭の委嘱作品)
そして後半がR.コルサコフの「シェエラザード」という
海に関係した作品によるプログラムである。
ウィーンフィルを指揮するゲルギエフはまた格別だ。
恐ろしく繊細な表情としなやかな響きを求め、
他では決して聞けないような流麗な仕上がり。
ゲルギエフはオーケストラとの出会いによって、
いつも新しい音楽を生み出し、変わり続けている。
本当にすごい指揮者でそこにいるだけで何かが起こる。
細川俊夫の「サーキュレイティング・オーシャン」が素晴らしい。
ゲルギエフの指揮は音の印象を大切にした
かなり情景描写的表現であり、指揮者が変われば、
作品の聞こえ方もずいぶん変わってくるのではないかと思うのだが、
ザルツブルクでウィーンフィルによって初演されたという
日本の音楽史において、重要な記録として語り継がれていくのだろう。

CDR415/416

「ワレリー・ゲルギエフ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月 9日 (水)

第1505回N響定期公演

2004年1月のN響定期公演から
シャルル・デュトワの指揮による演奏。
最初にラフマニノフの交響的舞曲で
こちらは第1505回のメイン・プログラム。
(2004年1月8日NHKホール)
続いて第1507回からメシアンの作品。
「神の現存のための3つの小典礼」
(2004年1月21日 サントリーホール)
演奏はいうまでもなく、どちらも素晴らしい。
特にラフマニノフは、デュトワならではの引き締まった構成で
私の大好きな交響的舞曲のお気に入りの録音。
面白いことを見つけたのだが、調べてみたら
ラフマニノフの交響的舞曲が1940年の作品。
メシアンが1943年から44年にかけての作品。
これらの2曲が作曲されたのはわずか4年の違いしかない。
しかしずいぶん違っている。こんなにも変わるものか。
交響的舞曲はラフマニノフでも後期の作品でなかなか渋いのだが、
でもこのロマンティックなメロディに彩られているのは、
やはりラフマニノフ独特の音楽で間違いようがない。
メシアンはというとこちらも完全にメシアンの世界が鳴り響く。
オンドマルトノも入っていてエレクトリックな印象もあるし、
メシアンの輝きに満ちた管弦楽法はすでに完成されている。
2004年1月の定期公演で私が持っている録音は以上である。

CDR414

「シャルル・デュトワ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月 8日 (火)

第1506回N響定期公演

2004年1月のN響定期公演から協奏曲を2曲。
第1505回に登場したのはルノー・カプソンで
サン・サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番。
(2004年1月8日NHKホール)
そして第1506回が昨日の「英雄の生涯」の前半で
ジャン・イヴ・ティボーデが弾いた
ハチャトゥリヤンのピアノ協奏曲。
(2004年1月15日NHKホール)
指揮はどちらもシャルル・デュトワである。

ルノー・カプソンは音も美しいし、
しなやかで優雅な感性、そして同時に力強さを内に秘め、
素晴らしいヴァイオリニストである。
ジャン・イヴ・ティボーデもこの月は二人のスターが登場で
デュトワの存在も大きいのだが、豪華な顔合わせである。
ハチャトゥリヤンのピアノ協奏曲は少し珍しい作品だが、
これは隠れた名曲である。結構はまる。
このときはじめて聞いて、その後一度も出会ったことがないのだが、
ティボーデの圧倒的切れ味で快調の演奏を聞いていると
レコードを出せばいいのに!って思ってしまう。
この曲ならば、聞く機会が増えれば、人気が出そうだけど。
デュトワとティボーデなので、スタイリッシュにまとめられているが、
その点では、すごく聞きやすいのかも。
もっと派手に過剰に色彩を引き出すことも可能だろう。
ここでの演奏は初心者にはちょうどいいバランスの整った仕上がりである。

CDR413

「シャルル・デュトワ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月 7日 (月)

第1506回N響定期公演

2004年1月のN響定期公演から
1月15日NHKホールにおける
シャルル・デュトワの指揮による演奏会。
R.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」。
デュトワの指揮だとN響も輝きのサウンドだ。
重くなりすぎずにしなやかな動きが気持ちいい。
デュトワならではの徹底したコントロールも冴えわたり、
こういう「英雄の生涯」は、私は大好きである。

前半にはその少し前の録音から
2003年11月27日の第1501回N響定期公演。
こちらはローター・ツァグロゼクの指揮で
ブラームスのハイドンの主題による変奏曲。
ツァグロゼクも素晴らしい指揮者だ。
まさに職人芸ともいえる渋いブラームス。

CDR412

「シャルル・デュトワ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月 6日 (日)

ウィーン国立歌劇場1978/1979

カルロス・クライバーの指揮による「カルメン」
(1978年12月9日 ウィーン国立歌劇場)
久しぶりに出してみた。究極の「カルメン」である。
正規録音ではないのだが、この手のライブでは、
かなり聞きやすい方であり、壮絶な緊張感に興奮。
何という激しい表現なんだ。これぞクライバー!
本当に凄い演奏である。恐るべき生命力。
表現の幅を極端に増大させ、強烈な個性。
ドラマの劇的な展開を音楽が力強く語り出す。
クライバーの天才ぶりが生々しく伝わってくる。
この演奏を知ってしまうと他のを聞けなくなってしまって、
それがちょっと問題なのだが、でもこの奇跡の空間、
これはクライバー以外には考えられないのである。

EXCLUSIVE EX92T11/12

「カルロス・クライバー」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年4月 5日 (土)

マウリツィオ・ポリーニ

ポリーニの最新録音で2007年6月のウィーンでのライブ。
モーツァルトのピアノ協奏曲イ長調K.414とハ短調K.491。
今回もまずウィーンフィルの美しい音色にうっとり。
しなやかに透明な響きは、独特の表情を創り出している。
そしてポリーニのピアノが入ってくると
よく鳴っているし、音に勢いもあって、
私にとってはすごく安心できる演奏だ。
ハ短調に進むと一気にシンフォニックな響きが鳴り出して、
引き締まった感じは、さすがにポリーニである。
ピアノに関しては、驚くほど滑らかに輝きをもって、
こんなモーツァルトが聞けるんだ!って、すごく新鮮な感覚。
しかしポリーニが出てしまうのが、特に終楽章の変奏曲など、
音楽を立体的に扱うので、何かゴツゴツした印象になって、
慣れるといいのだけど、最初はびっくりしてしまう。
この辺がポリーニのモーツァルトと付き合う難しさ。
今回もハ短調K.491のカデンツァはサルヴァトーレ・シャリーノの作で
楽しみに聞いたのだが、意外に普通でちょっと残念。
逆転の発想が次への魅力的な展開を生み出していく、
この辺の面白さは大好きなんだけど、もうちょっと斬新さが欲しかった。
でもポリーニの音は美しい。キラキラ輝いている。
やはりそれだけでも聞かずにはいられない。
間違いなく現在最高のピアノの音色がここにある。

DG 477 7167

「マウリツィオ・ポリーニ」に関する記述はホームページにもございます
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2008年4月 4日 (金)

フランス国立放送フィル2002/2003

パーヴォ・ヤルヴィの指揮による
フランス国立放送フィルハーモニーの演奏会。
録音してあるのは、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」
そしてシベリウスの交響詩「四つの伝説」作品22
2002年12月13日、パリのシャンゼリゼ劇場で収録されたもの。
パーヴォ・ヤルヴィはかなり色彩的な響きを引き出して、
シベリウスなど、ちょっと派手かなという印象もあるのだが、
聞けば聞くほど素晴らしく、特に「四つの伝説」は感動的で
これは私のお気に入りの録音になっている。
シベリウスは大好きなんだけど、さすがに冬はちょっと寒いので、
しかしもう春になって、いい季節になってきた。
グリーグ、シベリウス、ニールセン、北欧の音楽は素晴らしい。

CDR411

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2008年4月 3日 (木)

フランス国立放送フィル2002/2003

やっと新しいパソコン環境も整ったので
久しぶりになってしまったが、
FM放送からの音源を取り込んでCD化しようかと
しかしまたもや問題発覚!
オーディオとつなぐのにサウンド・システムを
USBで接続しているのだが、
Windows Vistaでは何かうまくいかない。
音は入ってきているのだが、操作不能?
調べてみたところ、ドライバーが合わないのか?
メーカーのホームページに行ってみて、
Vista対応の最新のドライバーをダウンロードしようかと
そうしたら3年が過ぎて、サポートは終了していた。
つまりWindows Vistaでは動かない。
仕方なく、音を取り込むのは、前のパソコンにして、
USBメモリーで新しい方へデータを移動させるか。
取り込んだのは、フランス国立放送フィルハーモニー、
パーヴォ・ヤルヴィの指揮による演奏会。
2002年12月13日、パリのシャンゼリゼ劇場。
Windows Vistaの楽しさはすごく魅力的だけど、
結構できなくなってしまうことが多くて困る。

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2008年4月 2日 (水)

シューベルトの歌曲 23

グレイアム・ジョンソンの選曲による
「Schubert and the Countryside」という一枚で
歌っているのは、ソプラノのエリザベス・コネル。

追憶(死者たちへの捧げ物) D.101、
無限なるものに D.291、星の世界 D.307、
ケレースの嘆き D.323、自然に寄せて D.372、
朝の歌 D.381、歌「大都会から遠く離れて」 D.483、
日ごと歌う D.533、ガニュメート D.544、
大地 D.579B(D.989A)、悲しみ D.772、
歌「生きる日は重苦しく」 D.788、
全能の神 D.852、緑の中の歌 D.917

珍しい作品が多くて、興味深い。
有名なのは「ガニュメート」や「悲しみ」など。
フィッシャー・ディースカウで「全能の神」を聞いて、
迫力ある響きが次々と覆いかぶさるように追いかけてくる、
その独特な表現にすっかり圧倒されたのだが、
ここでもグレイアム・ジョンソンのピアノが素晴らしい!

iTunes CDR410

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2008年4月 1日 (火)

パソコンの引越し

dynabookからdynabookへのデータの引き渡しは
RANケーブルで2台をつないで
「引越ナビ」というソフトでデータを転送できるようになっている。
昨日は半分ぐらいまで進めたのだが、
まずはインターネットを開通させて、メールの設定をして。
データ転送の続きは比較的早くできたのだが、
ソフトのインストールで問題発生。これが大問題。
XPで動いていたCADソフトが動かない。
インストールはできるのだけれど、
ソフト起動時の初期化ができないらしいのである。
というのは、東芝のサポートにエラーメッセージを伝えて、
教えてもらったのだが、他のソフトは普通に動くのに
よりによって…CADが使えなくなるなんて…
ソフトがWindows Vistaに対応していない。
調べてみたら、はるかに新しいヴァージョンでないとダメみたいだ。
これからどうしよう。先輩や友人にいろいろ聞いてみたのだが、
最新版のソフトを持っている人なんていないし。
しばらくは前のパソコンにがんばってもらうしかないか。
ウイルスバスターを抜いてしまえば、快調に動くので。
うまく工夫しながら使って、ちょっとこれからのことを考えなくては。
Windows Vistaはすごく心地よいのだけれど、
XPにすっかり慣れてしまっているので、
新しい環境に切り替えるのはたいへんだ。

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