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2008年4月 5日 (土)

マウリツィオ・ポリーニ

ポリーニの最新録音で2007年6月のウィーンでのライブ。
モーツァルトのピアノ協奏曲イ長調K.414とハ短調K.491。
今回もまずウィーンフィルの美しい音色にうっとり。
しなやかに透明な響きは、独特の表情を創り出している。
そしてポリーニのピアノが入ってくると
よく鳴っているし、音に勢いもあって、
私にとってはすごく安心できる演奏だ。
ハ短調に進むと一気にシンフォニックな響きが鳴り出して、
引き締まった感じは、さすがにポリーニである。
ピアノに関しては、驚くほど滑らかに輝きをもって、
こんなモーツァルトが聞けるんだ!って、すごく新鮮な感覚。
しかしポリーニが出てしまうのが、特に終楽章の変奏曲など、
音楽を立体的に扱うので、何かゴツゴツした印象になって、
慣れるといいのだけど、最初はびっくりしてしまう。
この辺がポリーニのモーツァルトと付き合う難しさ。
今回もハ短調K.491のカデンツァはサルヴァトーレ・シャリーノの作で
楽しみに聞いたのだが、意外に普通でちょっと残念。
逆転の発想が次への魅力的な展開を生み出していく、
この辺の面白さは大好きなんだけど、もうちょっと斬新さが欲しかった。
でもポリーニの音は美しい。キラキラ輝いている。
やはりそれだけでも聞かずにはいられない。
間違いなく現在最高のピアノの音色がここにある。

DG 477 7167

「マウリツィオ・ポリーニ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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