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2008年5月 3日 (土)

ベルリンフィル1997/1998

最初に昨日聞いたベルナルト・ハイティンクの指揮による
1999/2000シーズンの演奏会から前半プログラム。
ブリテンのヴァイオリンとヴィオラのための二重協奏曲。
(2000年1月13日 ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
この曲はクレーメルが初演を行ったそうだけど、
私はこの演奏以外に聞いたことがなくて、
そう頻繁に演奏される作品でもないと思うのだが、
しかし聞くと魅力的な音と心地よいテンポ感で
もっともっとたくさん接する機会があってもいいのではないか
という、ブリテンならではのセンスあふれる音楽である。
ここではベルリンフィルの首席奏者で
ライナー・ゾンネとナイトハルト・レーザが独奏を務めている。

そして1997/1998シーズンからケント・ナガノの指揮による演奏会。
ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」
(1998年5月30日 ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
ちょうど10年前になるのだが、当時のケント・ナガノは
ベルリンフィルの指揮台にもずいぶん立っていて、
今ではあまりもの多忙ゆえにベルリンフィルと縁が切れてしまって、
私はそれが残念でならない(たまには指揮してるの?)。
響きに対する緻密さとバランス感覚は今も昔も変わらないが、
この10年前の演奏では、音響はより解放されている気もするし、
スピード感覚にもっと加速する運動性を追及して、
現在ならば、精妙さはさらに深まり、透明性も高まり、
巨大なエネルギー放出よりも
静寂や神秘性を中心とした音響構築に変わっているかも?
なんてことを少し想像してみたのだが、どうなのだろう?
細部まで丁寧にコントロールが行き届いているが、
やはりそれよりも若々しさがみなぎっている。
現在の巨匠の域に達したケント・ナガノとは少し違って、
かえって新鮮な気持ちで聞けたこの「春の祭典」は興味深い。

CDR428

「ケント・ナガノ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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