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2008年5月18日 (日)

ゲザ・アンダ 5

DGのORIGINAL MASTERSのシリーズから
ゲザ・アンダもついに最後の一枚となった。
すべてシューマンの作品である。
クライスレリアーナ(1966年5月)
幻想曲、交響的練習曲(1963年5月)
相変わらず華麗なテクニックで圧倒される。
でも最近の感覚からするとちょっと急いでいる気がして。
現在のピアニストのような、響きを精妙にコントロールして、
一音一音を大切に吟味しながら弾いていくような
そういう緻密な完成度ではない。もっと音楽は勢いで。
思い切りよく突き進んで、でもそこには心が込められていて、
表情があり、親しみも感じ、いきいきしているメリハリ、
そういうところが古風な印象なのか。
速いところなど、何が何だかわからなくなる寸前にまで
とにかく急速に弾き進もうとするのだが、
そこまでしなくてもいいんじゃないの?という
何となく弾き飛ばしているようにも聞こえてきて。
でもやはり独特の味わいがある。
まさにロマンティック・ヴィルトゥオーゾ。
ゲザ・アンダは大好きなピアニストだ。

DG 00289 477 5289

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