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2008年5月31日 (土)

ルドルフ・ケンペ 3

ルドルフ・ケンペ指揮ウィーンフィルによる
ワーグナーの歌劇「ローエングリン」第3幕
1962年から1963年の録音である。
第3幕ではやはりローエングリンが圧倒的活躍で
ジェス・トーマスの歌が素晴らしい!
この人はクナッパーツブッシュ指揮の「パルジファル」
1962年の有名なバイロイト盤でパルジファルを歌っていたり、
1963年のカイルベルト指揮の「マイスタージンガー」でヴァルター、
バイエルン国立歌劇場の再建記念のライブ盤である。
カラヤン指揮の「ジークフリート」でもジークフリートを歌っている。
第3幕第3場のローエングリンが軍勢に向かって語り聞かせる場面、
私はここが大好きなのだが、聞かされてしまった。
ケンペ指揮のウィーンフィルもこの上なく美しく、
同時にしっかりとした響きを奏でていて、これは感動的だ。

EMI CDR440/441/442

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2008年5月30日 (金)

ルドルフ・ケンペ 2

ルドルフ・ケンペ指揮ウィーンフィルによる
ワーグナーの歌劇「ローエングリン」第2幕
1962年から1963年の録音である。
第2幕第1場のテルラムントとオルトルートのやりとり、
ダークな世界が広がるが、やはりこれが素晴らしい。
フィッシャー・ディースカウである。感動的。
第2場に進みエルザが登場すると
呪われた煙は一気に晴れていくようで
音によるその情景の描き分け、
そこはルドルフ・ケンペの鮮やかな指揮に夢中になる。
「ローエングリン」第2幕は大好きだ!

EMI CDR440/441/442

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2008年5月29日 (木)

ルドルフ・ケンペ 1

ルドルフ・ケンペ指揮ウィーンフィルによる
ワーグナーの歌劇「ローエングリン」
1962年から1963年の録音である。
今日は1枚目で第1幕と第2幕第1場の途中まで。
ケンペの指揮の充実ぶりにすぐに引き込まれた。
1960年から1963年のこの時期は、
ちょうどバイロイトで「指環」を指揮していた時期と重なる。
さらに1967年には「ローエングリン」もバイロイトで指揮している。
ウィーンフィルのワーグナーって、ちょっと軽いなって思うこともあるのだが、
その繊細で清々しい響きは「ローエングリン」にふさわしく、
さらには適度の重さと力強い音楽の推進力が感じられて素晴らしい!
ウィーンフィルのワーグナーでは、まさにこれこそが理想の響きである。
正直なところ、この時期の歌手って、あまり詳しくないのだが、
テルラムントをフィッシャー・ディースカウが歌って、
オルトルートがクリスタ・ルードヴィヒというところが興味深い。
当時はまだ若手であっただろう二人が、
テルラムントとオルトルートを歌っているなんて。
フィッシャー・ディースカウの声は独特であり、
テルラムントのイメージとは少し違うようにも思うのだが、
これが圧倒的な歌声で説得力がある。
「ローエングリン」は少し久しぶりに聞いているのだが、
やはりいい!これから第2幕、第3幕と楽しみである。

EMI CDR440/441/442

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2008年5月28日 (水)

セルジュ・チェリビダッケ 20

チェリビダッケ指揮ミュンヘンフィルの来日公演から
1986年10月14日人見記念講堂でのライブ録音を聞いている。
シューマンの交響曲第4番とムソルグスキー「展覧会の絵」。
アンコールにドヴォルザークのスラブ舞曲作品46-8。
シューマンも「展覧会の絵」もEMIから正規音源がCD化されているので
これらの作品は良質な環境ですでに聞くことができるのだが、
このライブもさすがに感動的である。貴重な記録だ。
普通の人がはじめて聞いたなら、あまりの遅さに驚くであろう。
私などは、全く違和感なしにごく当たり前のように聞くようになってしまって、
チェリビダッケの魔術からは決して逃れられないのである。
響きの美しさは格別だが、表現における精妙なコントロール、
徹底して細部にまで掘り起こし、その厳しい追及が生み出す調和。
チェリビダッケの「展覧会の絵」は極めつけの名演であると思う。
アンコールのスラブ舞曲も大好きな曲なので、聞けてうれしい。

Altus CDR439

「セルジュ・チェリビダッケ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月27日 (火)

クラウディオ・アバド 6

アバド指揮シカゴ交響楽団によるマーラーの交響曲第7番。
1984年1月30日から2月1日にかけての録音。
CDが登場した1980年代のマーラーの交響曲(DG盤)は、
楽章の中で細かくトラック分けがなされていて、
それがあまりよろしくないのだが、
wavファイルを一度すべて結合させて、
少し調整を施して、普通に楽章単位にトラックをつけなおした。
そしてこの第7番は当初は2枚組だったのだが、
時間的には十分に1枚に収まる演奏であり、
その辺も整理してまとめなおして。
アバドは後にベルリンフィルとも第7番を録音しており、
私は強くひかれて、最も感動的なマーラー演奏だと思うのだが、
こちらのシカゴ交響楽団もさすがに素晴らしくて、選ぶのは難しい。
響きの透明度では、シカゴ盤の方が輝きに満ちて、
音楽を緻密に再現していくこの明瞭さはアバドならではである。
でもそれと同時にごく自然な形でわき出てくる歌に満ちた躍動感、
アバドのマーラーは、私はその点が一番好き。
思い切って歌い上げているのに精妙さと細部までのコントロール、
この両立は本当に見事で、何て気持ちのよい調和であろう。
緊張感に満ちた第3楽章のスケルツォから
少しホッとして、穏やかな音が鳴り出す第4楽章の夜曲が、
この演奏でも最も気に入ったところである。
独特の集中力から一気に楽天的な方向へと解放されるこの鮮やかさ、
その絶妙な感覚はアバドのマーラーには特有なもので
他の指揮者では決して聞けない天性の一体感である。

DG CDR438

「クラウディオ・アバド」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月26日 (月)

ネーメ・ヤルヴィ 1

Chandosのダウンロード・サービスをはじめて利用してみた。
MP3で配信されていて、そのままでも聞けるのだけど、
私はwavファイルに変換して、少々自分なりの編集に直して。
でも波形を調べてみたところ、ノーマライズは済んでいて、
というか、音量は多少オーバー気味のようで
その辺はいじる必要がなかった。
ChandosのCDって、あまり持っていないのだが、
カタログを見ると興味深い録音がたくさんある。
というのは、私はネーメ・ヤルヴィの大ファンなので。
エーテボリ交響楽団とは、DGにかなりたくさんの録音があって、
そちらは昔から親しみあるのだが、
Chandosではスコティッシュ・ナショナル管弦楽団を中心に
ロンドン交響楽団やシカゴ交響楽団、デトロイト交響楽団など、
さらにいろいろな録音があって、調べると興味がわいてくる。

最初に選んだのは、ヤルヴィのロシア物で
1986年5月、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団との演奏。
グラズノフの交響詩「ステンカ・ラージン」と
リムスキー・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」。
「ステンカ・ラージン」ははじめて聞いたのだが、
これが素晴らしい音楽で、演奏も圧倒的な輝き。最高!
「シェエラザード」はヤルヴィ独特の職人芸的な仕事がよく出ている感じ。
明るい響きで透明感のある音色。もっと濃厚かと思ったら、
非常に安定して、荒々しくかき立てることはしない。
こういう感想が出てくるのも、私って、ゲルギエフに影響されすぎ?
独奏ヴァイオリンが極上の美しさ。木管も柔らかい響きだし、
すごく穏やかな世界が広がっているような
「シェエラザード」にここまで清々しさを与えていいのだろうか?
というこの心地よさ、ヤルヴィの丁寧な音作りである。
ネーメ・ヤルヴィの録音の多さは有名だが、
Chandosには聞いていない音源がたくさんあるので、
これからいろいろ集めていきたいと思う。

Chandos CDR437

「ネーメ・ヤルヴィ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月25日 (日)

シューベルトの歌曲 25

ウルリヒ・アイゼンローアのピアノによる
「European Poets」という一枚で
歌っているのは、ソプラノのルート・ツィーザク、
そしてバリトンのロマン・トレケルである。
昨日までの「タンホイザー」のウォルフラム、
ロマン・トレケルの歌をもう少し聞き続けていたいと
シューベルトの歌曲集を見つけてきた。
ロマン・トレケルは近年、歌曲に非常に熱心で
オリヴァー・ポールとシューベルト、シューマン、
ブラームスやウォルフまで、様々な録音を行っているが、
こちらはその少し前の2000年の録音で
ウルリヒ・アイゼンローアとの共演。

ローダの亡霊 D.150、コルマの嘆き D.217、
ナトス滅亡の後のオシアンの歌 D.278、
イニストアの乙女 D.281、クロンナン D.282、
シルリックとヴィンヴェラ D.293、
アン・ライルの歌 D.830、ノーナの歌 D.831、
エレンの歌1 「憩え戦士よ」 D.837、
エレンの歌2 「憩え猟師よ」 D.838、
エレンの歌3 「アヴェ・マリア」 D.839、
捕われし狩人の歌 D.843、ノルマンの歌 D.846、
獅子王リチャードのロマンス D.907

エレンの歌1~3などは有名だが、
特に初期の作品はあまり聞いたことがなくて、興味深い。
ルート・ツィーザクとロマン・トレケルが交互に歌う作品も含まれる。
透明な歌声のルート・ツィーザクもいつもながら魅力的である。

iTunes CDR436

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2008年5月24日 (土)

バイロイト音楽祭2007

20080524

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「タンホイザー」第3幕第3場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2007年のバイロイト音楽祭から歌劇「タンホイザー」。
今日も第3幕を聞いている。
写真は第3幕第3場でタンホイザーとウォルフラム。
タンホイザーは許しを乞うためローマに赴いたが
許しは得られずに傷ついて戻ってきた。
ウォルフラムに語って聞かせる「ローマ語り」。
タンホイザーを歌ったフランク・ファン・アーケンと
ウォルフラムのロマン・トレケルだが、
二人とも今年は出演の予定はないらしい。
ロマン・トレケルのウォルフラムは、
バイロイトでも絶大な人気だったようだが
聞けなくなってしまうのは残念。
キース・ウォーナー演出の「ローエングリン」でも
式部官を歌っていたが、ワーグナーの作品で
何か他の役柄は歌っていないのだろうか?

今週は歌劇「タンホイザー」を聞いてきたが、
6月は楽劇「ラインの黄金」をと思っている。
いよいよティーレマンの2年目のリングを。

CDR433/434/435

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月23日 (金)

バイロイト音楽祭2007

20080523

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「タンホイザー」第3幕第3場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2007年のバイロイト音楽祭から歌劇「タンホイザー」。
今日からいよいよ第3幕を聞きはじめた。
2007年の舞台で公開されている写真は、
第3幕については第3場のみである。
タンホイザーはウォルフラムにしがみつき、
舞台全体がピンク色の照明に変わり、
ヴェーヌスベルクの情景に変わって、
後ろにヴェーヌスが登場するという場面。

この前の第2場でウォルフラムが歌う「夕星の歌」。
ウォルフラムはロマン・トレケルだがいつもながら感動的。
フィリップ・アルローの演出によるこのプロジェクトでは、
2002年からずっとロマン・トレケルが歌い続けた。
ウルリヒ・マイアの音楽も透明な響きで絶妙のサポートである。

CDR433/434/435

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月22日 (木)

バイロイト音楽祭2007

20080522

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「タンホイザー」第2幕第4場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2007年のバイロイト音楽祭から歌劇「タンホイザー」。
今日も第2幕を聞いている。
写真は第2幕第4場の歌合戦の場面。
第2幕は充実の極みだ。安定している。
ウルリヒ・マイアの指揮はここでも
重厚さよりは美しさ、明瞭な響きが際立つが
何か気になったり、考えたりする時間は存在しなくて、
ただひたすらその素晴らしさに感動して物語は進んでいく。
「タンホイザー」の第2幕は、前半に華やかに盛り上がって、
後半には悲劇的展開に一気に陥っていく、
ワーグナー独特の物語手法だと思うのだが、
「トリスタンとイゾルデ」第2幕がちょうど同じような感じで
「神々の黄昏」や「パルジファル」も方向性は一緒。
ワーグナーは第2幕がすごく面白いのである。
「ローエングリン」や「マイスタージンガー」も第2幕は最高!

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
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2008年5月21日 (水)

バイロイト音楽祭2007

20080521

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「タンホイザー」第2幕第2場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2007年のバイロイト音楽祭から歌劇「タンホイザー」。
今日は第2幕を聞いている。
写真は第2幕第2場でワルトブルク城内「歌人の広間」。
戻ってきたタンホイザーとエリーザベトが再会している場面。
距離をおいて、後ろからそれを見守るウォルフラム。
2004年か2005年のときにも書いたと思うが、
中央に斜めに立っている柱は何なのだろう?
バイロイト音楽祭から公開されている写真では、
このように青い光を発しているときと白い光のときがある。
歌合戦の会場だが、シンプルな造形配置と
大胆な色使いの対比が見事で、これもまた印象的である。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
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2008年5月20日 (火)

バイロイト音楽祭2007

20080520_3

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「タンホイザー」第1幕第3場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2007年のバイロイト音楽祭から歌劇「タンホイザー」。
今日も第1幕を聞いている。
ヴェーヌスベルクの情景は消え去り、
第3場と第4場はワルトブルクの山麓。
写真だが第3場ということになっているけれど、
ウォルフラムのロマン・トレケルが右に写っているので
となると領主ヘルマンと騎士たちが登場している第4場なのでは?
山麓の花畑という設定なのだと思うが、すごい色使いである。
思いきった原色の採用により、その鮮やかさは強く印象に残る。
タンホイザーとウォルフラムはモノトーンな衣装というのもいい。

クリストフ・ウルリヒ・マイアの音にもすっかり慣れてしまった。
たっぷりと鳴りまくっていたティーレマンとはずいぶん違い、
第1幕ではかなり抑制をきかせて、
コントロールされている気がするけれど、
楽器のバランスやフレーズの流れがスッキリと浮かび上がり、
決して個性的ではないが、はっきりと独自性が感じられる。
でもティーレマンにしてもウルリヒ・マイアにしても
バイロイト祝祭管弦楽団の演奏がとにかく素晴らしい。
指揮者が誰であっても、どんな場合にも
極めて高水準の響きを保っているのだ。
ウルリヒ・マイアは「よくやった!」と広く評価されている。

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2008年5月19日 (月)

バイロイト音楽祭2007

20080519a

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「タンホイザー」第1幕第2場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2007年のバイロイト音楽祭から歌劇「タンホイザー」。
フィリップ・アルローの演出による舞台も2007年が最後の上演。
今日は第1幕を聞きはじめた。7月26日の公演である。

20080519b

写真は第1幕第2場でヴェーヌスベルクの場面。
鮮やかな色使いが非常に印象的である。
ヴェーヌスとタンホイザーをアップにしたのがこの写真。
タンホイザーは初登場のフランク・ファン・アーケン。
ヴェーヌスは2004年以降、この役を務めてきたユディト・ネーメト。

CDR433/434/435

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
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2008年5月18日 (日)

ゲザ・アンダ 5

DGのORIGINAL MASTERSのシリーズから
ゲザ・アンダもついに最後の一枚となった。
すべてシューマンの作品である。
クライスレリアーナ(1966年5月)
幻想曲、交響的練習曲(1963年5月)
相変わらず華麗なテクニックで圧倒される。
でも最近の感覚からするとちょっと急いでいる気がして。
現在のピアニストのような、響きを精妙にコントロールして、
一音一音を大切に吟味しながら弾いていくような
そういう緻密な完成度ではない。もっと音楽は勢いで。
思い切りよく突き進んで、でもそこには心が込められていて、
表情があり、親しみも感じ、いきいきしているメリハリ、
そういうところが古風な印象なのか。
速いところなど、何が何だかわからなくなる寸前にまで
とにかく急速に弾き進もうとするのだが、
そこまでしなくてもいいんじゃないの?という
何となく弾き飛ばしているようにも聞こえてきて。
でもやはり独特の味わいがある。
まさにロマンティック・ヴィルトゥオーゾ。
ゲザ・アンダは大好きなピアニストだ。

DG 00289 477 5289

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2008年5月17日 (土)

第1608回N響定期公演

昨年12月のN響定期公演から
12月7日NHKホールにおける演奏会。
アラン・ギルバートの指揮である。
前半はベートーヴェンの作品で序曲「コリオラン」にはじまり、
サイモン・クロフォード・フィリップスの独奏でピアノ協奏曲第4番。
後半は珍しいマルティヌーの交響曲第4番というプログラム。
聞きなおしてみると、思った以上によかったのが序曲「コリオラン」。
それに対して、ピアノ協奏曲は最初聞いたとき、
このピアニストは、私は今回がはじめてで
弱音を中心とするデリケートな表情が美しく、
細やかな表現がたいへん魅力であると楽しみにしていたのだが、
改めて聞いてみると、やはりちょっと軽く、いかにも線が細い。
繊細ではあるが、抒情面に偏りすぎて、
微妙なニュアンスにこだわりすぎか。
でもこの角のとれた柔らかい響きは何とも心地よく、
第4番にはピッタリのようにも思えてくるし、
サイモン・クロフォード・フィリップスという名前、これから覚えておこう。
他の作品も聞いてみないと…シューマンはきっと合うだろう。
後半のマルティヌー。交響曲第6番「交響的幻想曲」は有名だけど、
第4番はもちろんはじめて聞く。明るく楽しい作品だ。
1945年、戦争が終わり、その喜びを音楽に表現したらしい。
この曲、たいへん魅力的である。もっと演奏されればいいのに。
FM生中継のとき、インタビューの話題が出たのだけど、
アラン・ギルバートのお気に入りらしいのである。

DVDR008

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2008年5月16日 (金)

エリアフ・インバル 21

エリアフ・インバルの指揮によるR.シュトラウス。
交響詩「英雄の生涯」そして交響詩「ドン・ファン」という
最高の名曲が並べられている。
作品そのものが大好きなので、聞いているだけで幸せなのだが、
バランス感覚に優れたインバルの指揮も素晴らしいし、
「英雄の生涯」はもちろんのこと、
「ドン・ファン」がさらに感動的で私はたいへん気に入った。
演奏の完成度では、まさに理想的といっていいのではないか。
でもスイス・ロマンド管弦楽団の音色が非常に明るく、
色彩的でもあるし、前へ前へと鳴り響いていくよく通る感じ、
この辺はやはりドイツのオーケストラとは違うな…
ということは感じた。もちろんそれが魅力でもあるわけで
こういう音はなかなか引き出せないのであり、
重心の低い、深みのあるサウンドを求める人には
基本的に別の種類の演奏なのである。
ふと思ったのは、ファビオ・ルイージが指揮した
シュターツカペレ・ドレスデンの響きが、
ずっと耳に残っているなということ。
インバルはチェコフィルの新しい首席指揮者に決まったそうなので
ぜひそこで再びR.シュトラウスを取り上げてもらえないだろうか。
聞いてみたい。EXTONのCDで!

DENON COCO-70761

「エリアフ・インバル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月15日 (木)

東京ドーム 日ハムVSロッテ

東京ドームに行ってきた。
日本ハム対ロッテの試合。
朝日新聞の懸賞でチケットをもらったので。
我が家は父も私も昔から日本ハムのファンなので喜んで。
子供のころ、後楽園球場の時代から
東京ドームができてからも以前はよく行っていたのだが、
日本ハムが北海道に行ってしまって、
この何年かでは、すごく久しぶりな気がする。
今も年間数試合は東京ドームで試合があって、
このロッテとの三連戦がそうだった。

20080515a

今日は稲葉が出ていなかったので、ライトは工藤。
ファイトマン工藤のファンなので、1塁側にいてくれたのだが、
打席では、犠打があっただけでヒットはなし。残念。
稲葉は8回の満塁の場面で、代打で登場したが、
最高に盛り上がったのだけど、サードのファールフライ。残念。
鶴岡のツーランホームランが出たのと
最近覚えたばかりの陽仲壽が、今日はツーヒットの活躍。
ロッテでは西岡が絶好調だった。ホームランも出たし。

20080515b

記憶に新しいこの何回かでは、応援に行って負けたことがない。
今日は途中、もしかしたらどうかな…って思ったが、サヨナラ勝ち!
写真はサヨナラヒットの森本稀哲がヒーロー・インタビューを受けて、
オーロラビジョンに映し出されている。

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ベルリンフィル2007/2008

サイモン・ラトルの指揮によるマーラーの交響曲第9番。
2007年10月24日から27日にかけて収録されたライブ録音。
感動的で音楽に没頭できたことがうれしい。
以前のウィーンフィルとの録音は、私は気に入らなかった。
こちらの方が断然素晴らしいと思う。
ライブならではの積極性、独特な空気、高揚感、
そういうものが伝わってくるのが一番である。
でも録音の仕上がり具合だが、どうもあまり音がきれいでない。
私はライブ好きなので、その辺のマイナスを補って、
さらに魅力的な音楽がここには存在しているのだが、
せっかくラトルがここでマーラーの第9に再挑戦してくれたのに!
ということを思うと、もうちょっと完成度が高かったら…
それかラトルの希望でライブ収録しているのだから、
演奏会の生々しさをもっと取り込んでしまえばいいのに。
たぶん私としては、そちらの方が好き。
第4楽章はひたすら感動的である。最高の名演。
最後のところでゆっくりと静寂に包まれていき、
無の空間の中で長い余韻を味わった後、
当日の会場の盛大な拍手が入っていてくれたなら
もっと一体になって、感動を分かち合えたのに。
それがないから、すごく残念。一気に興奮が冷める。
音が消えて、現実に戻って、すると普通の時間。
悲しい。やはり特別な作品なので…

EMI 5 01228 2

「サイモン・ラトル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月14日 (水)

バイロイト音楽祭2007

2007年のバイロイト音楽祭から歌劇「タンホイザー」。
まずは一回、全体を通して。今日は第3幕。
クリストフ・ウルリヒ・マイアの指揮は
基本的にはさっぱりした音作りだが、
前半のゆったりと落ち着いた響きは心地いいし、
タンホイザーが戻ってきた後の展開では、
シャープに鮮やかな方法で盛り上げて
この録音は初日の7月26日の公演だが、
昨年は6回上演されているので
後半の方はさらに感動的であっただろう。
アシスタントが代役で本番を指揮する
という異例の事態だったのだが、
昨年の「タンホイザー」は意外に好評だったので。
フィリップ・アルローの演出が、評価が高く
きっと舞台も安定して進んだに違いない。
フランク・ファン・アーケンのタンホイザーが、
第1幕第2場のヴェーヌスベルクの場面では
何となく不安定な感じがしたのだが、
第2幕以降は気にならなくなった。
慣れてしまうとわからなくなってしまうのだけど
これからじっくり聞きこんでいきたい。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月13日 (火)

バイロイト音楽祭2007

20080513

バイロイト音楽祭のホームページより
2007年の歌劇「タンホイザー」の指揮者
クリストフ・ウルリヒ・マイア
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2007年のバイロイト音楽祭から歌劇「タンホイザー」。
まずは一回、全体を通して。今日は第1幕と第2幕。
フィリップ・アルロー演出の舞台も
2007年が最後の上演となった。
指揮のファビオ・ルイージがキャンセルになり、
クリストフ・ウルリヒ・マイアが代役を務めた。
バイロイトでティーレマンのアシスタントをしていた人であり、
この舞台を知り尽くしているということもあって、大抜擢となった。

最初の印象としては、これまでのティーレマンに比べて
軽いというか、ちょっと弱々しい印象もある。
でも響きは非常に美しいし、独特の丁寧さが新鮮でもあって、
これから聞きこんでいくのが楽しみになった。
第2幕以降は次第に鳴り出して、重みも出てきて、いい感じ。
あと2004年、2005年とタンホイザーを歌っていた
スティーヴン・グールドが、2006年からジークフリートに移っているので
ここではフランク・ファン・アーケンがバイロイト・デビュー。
こちらも何となく、音楽に引きずられたのか、弱々しい。
でもタンホイザーは元々そういう繊細な要素のある役柄でもあり、
声の印象としては、私は何となく好き。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月12日 (月)

ベルリン芸術週間2000

ベルリン芸術週間2000におけるヒンデミット特集の演奏会。
昨日の続きでマレク・ヤノフスキ指揮ベルリン放送交響楽団。
(2000年9月15日 ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
フランク・ペーター・ツィンマーマンの独奏でヴァイオリン協奏曲、
室内音楽第5番(ヴィオラと室内管弦楽のための)
ヴィオラの独奏はウォルフラム・クリストである。
そしてウェーバーの主題による交響的変容。
本当に素晴らしい選曲で夢中になってしまう。
全部ヒンデミットの作品だなんて、飽きそうな気がするのだけど、
全くそういうことはなくて、その辺はヤノフスキの音楽の説得力。
ここで登場する独奏者も魅力的だ。
確認してみたら、フランク・ペーター・ツィンマーマンは
N響の定期公演でもこの協奏曲を演奏していた。
ウォルフガング・サヴァリッシュの指揮で
2001年10月、ちょうどこの一年後のことである。
そちらも録音してあるので、興味が出てきた。
そして室内音楽では、ウォルフラム・クリストが弾いていて、
この録音の存在はうれしい。ベルリンフィルではなくて、
ベルリン放送交響楽団と共演というところも注目である。
圧巻は最後のウェーバーの主題による交響的変容。
ヤノフスキの引き締まった解釈、音楽の勢い、爽快さ、
そして何より響きの輝き、これは最高である!
見事に緊張感が持続し、恐るべき集中力。
ヤノフスキって、存在は地味なんだけど、
本当にこういう指揮者、なかなかいない!
すごく重要な人だと思う。感動的な名演だ。

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2008年5月11日 (日)

ベルリン芸術週間2000

ベルリン芸術週間2000では、コンサートごとに一人の作曲家をとりあげ、
20世紀を総括するというのが音楽祭のテーマであった。
ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク・フィルハーモニーによる
ショスタコーヴィチ特集からチェロ協奏曲第1番
チェロはダヴィッド・ゲリンガスである。
(2000年9月21日 ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
そしてマレク・ヤノフスキ指揮ベルリン放送交響楽団はヒンデミット特集。
今日聞いているのは「弦楽と金管のための演奏会用音楽作品50」
(2000年9月15日 ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
どちらの作品も素晴らしく、演奏も感動的だ。
特にヤノフスキ指揮のヒンデミットは最高で
「弦楽と金管のための演奏会用音楽」という作品は
そんなに有名でもないと思うのだけど、これが名曲である。
作曲されたのは1930年だが、未来を予感させる響き。
特に後半でブラスの輝きのサウンドと流れるような弦の動き、
実に爽快に楽しさもあり、また独特のムードも演出、
都会的スポーツ感覚の躍動感に興奮。
私は昔からマレク・ヤノフスキの大ファンなので
このようにヒンデミットをまとめて聞けるなんて、
すごく珍しいことだし、大切にしている録音である。
ここで演奏された残りの傑作たちはまた明日。

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2008年5月10日 (土)

新築住宅の見学会

20080510a

今日は新築住宅の見学会で伊勢原まで行ってきた。
昔、設計事務所に勤務していた時代に
一緒に働いていた先輩の設計による住宅作品。
残念ながら雨になってしまったが、外観写真。

20080510b

リビングに螺旋階段がある。
階段の吹抜を中心に内にも外にも開放的な空間。
鉄骨の螺旋階段を取り付ける場合、
木造軸組みの建方工事の段階で最初に固定する。
私も鉄筋コンクリート造の住宅で鉄骨階段を取り付けたが、
そのときはコンクリートの躯体が仕上がってから
寸法に合わせて、階段を工場で製作し、
いくつかに分割して運んできて、現場で溶接して固定した。
実際の寸法で作るので失敗がない。
でもこのように螺旋階段の場合だと
何にもない段階で詳細に準備しておかないといけないので
設計も施工もいろいろ苦労があると思う。
螺旋階段は決して珍しいものではないので
苦労だなんていってもいられないんだけど。

20080510c

この写真でわかるか?わからないんだけど、
1階と鉄骨階段は真白に仕上げられているが、
2階に上がると今度は真赤に塗られた内装。
壁・天井、そして床までもが深紅である。
でもそのくっきりと塗りわけられた鮮やかさは壮観。
ここまで大胆に大見得を切れるのはなかなか!
歌舞伎の隈取りを思い浮かべてしまった。
私は建築に色を極力使わないことにしているので
こういう感じに思い切って塗ってしまうのって、すごいと思う。
センスないことをしてしまったら、すべてが台無しになる。
恐らく一番気を使って、慎重に仕上げたところなのだろう。

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2008年5月 9日 (金)

NDR交響楽団1999/2000

ハンブルクNDR交響楽団の1999/2000シーズンから
ギュンター・ヴァントの指揮による演奏会で
昨日に続いて、プログラム後半のシューベルトの「グレイト」
(2000年1月30日 ハンブルク・ムジークハレ大ホール)
引き締まって、隅々にまで非常に丁寧に音楽を扱っていると
ギュンター・ヴァントならではの厳格な姿勢を感じるのだが、
昨日のト短調に比べ、こちらは明快なハ長調であり、
ずっと豊かに広がりある響き、柔和な表情も聞こえてくる。
ここでもやはり何か特別なことって何も起きないのだけど、
シューベルトの交響曲が普通に淡々と進み、
しかしヴァントと北ドイツ放送交響楽団(当時の名称で)は
渋い中にも圧倒的な存在感を示していた。
そういえば、ギュンター・ヴァントの最後のコンサートで
シューベルトの第5番の交響曲が演奏されているし、
この年の秋、最後の来日を果たしたが、
そこでは「未完成」が取り上げられていた。
晩年のヴァントはシューベルトをよく指揮していたのだ。
感動的な名演である。まさに宝物のような録音。

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「ギュンター・ヴァント」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月 8日 (木)

NDR交響楽団1999/2000

ハンブルクNDR交響楽団の1999/2000シーズンから
ヘルベルト・ブロムシュテットの指揮によるニールセンの「不滅」。
(2000年1月17日 ハンブルク・ムジークハレ大ホール)
そしてギュンター・ヴァントの指揮による演奏会で
モーツァルトの交響曲第40番とシューベルトの「グレイト」
(2000年1月30日 ハンブルク・ムジークハレ大ホール)
今日はニールセンとヴァントの演奏会の前半プログラムで
モーツァルトの交響曲ト短調を聞いている。

まずはブロムシュテットのニールセンだが、
私はニールセンの交響曲が大好きである。
それもブロムシュテットが様々なオーケストラで
昔からニールセンを積極的に取り上げ、
聞く機会を与えてくれているからだ。
とはいいながら、第1番の交響曲はまだ聞いたことがない。
あと第3番もあまり詳しくない。演奏も少ないのでは?
平凡になってしまうけど、この第4番と第5番がやはり親しみある。

そしてギュンター・ヴァントのモーツァルト。
この録音は今となっては宝である。
厳しい。音も渋いし、少しも華麗な響きは求めずに
ヴァントは特別なことは何もしないで
ただひたすらスコアを厳格に再現していく。
個性的な表現なんて存在しないし、
表面的な部分で判断すれば、限りなく普通に進む。
しかしそこからにじみ出てくる深みのある表現。
何て素晴らしいのだろう。感動的である。
軽やかな微笑みのモーツァルトではなく、
ある程度の重みが感じられて、荘厳な造形が立ち上る。
こういう演奏って、最近ではすっかり聞けなくなった気がする。
その点では、懐かしさみたいなものもあるし、
ギュンター・ヴァントが健在だったころ、
ひとつひとつの録音に接する毎回のあの興奮、
音とともにいろいろなことが蘇ってくる。

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「ギュンター・ヴァント」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月 7日 (水)

第1614回N響定期公演

昨日に続いて、今年2月のN響定期公演から
今日は2月15日NHKホールにおける演奏会。
同じくチョン・ミョンフンの指揮である。
メシアンの「忘れられた捧げもの」にはじまり、
休憩後にマーラーの交響曲第9番ニ長調。
昨日のブルックナーよりも、私にとっては
チョン・ミョンフンはやはりマーラーだな!って
ブルックナーでもそうだが、すごく美しい音を引き出している。
このマーラー第9は名演だと思う。大切にしよう!

ということで…この演奏なのだが、
BS2で放送されたものを録画して、映像付きである。
テレビの前でずっと見ているわけにはいかないので、
チョン・ミョンフンの指揮姿は魅力的なのだが、
今は音を中心にオーディオで鑑賞している。
でもどうも音がいまひとつ…物足りない。
FM放送の生中継も録音してある。
「スカパー!光」経由でBS2を受信しているのだが、
有線からの音源なので完璧か!って期待したけれど、
これではFM放送の方が上質かもしれない。
BS2でもアナログである。やはりそこが問題?
というのは、デジタル放送で録画しても
「コピー・ワンス」でHDに1回限りの記録である。
(DVDに移動することは可能だが…)
それでBSアナログで録画せざるを得ない…
映像としてはすごくいいので、こちらも重要な記録ではあるが、
今回のこのマーラー第9は、いずれ改めて
FM放送からの音源をCD化しようかと…

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「チョン・ミョンフン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月 6日 (火)

第1613回N響定期公演

今年2月のN響定期公演から
2月9日NHKホールにおける
チョン・ミョンフンの指揮による演奏会。
ブルックナーの交響曲第7番(ノヴァーク版)
輝きのサウンドで非常に前向きな演奏。
明朗にゆったりたっぷり鳴り響き、
すべての角はとれて、悩みや心配ごとは一切ない印象。
よく歌いこまれている。聞きやすい。
チョン・ミョンフンのブルックナーはこうなのかもしれない。
フランス国立放送フィルとの第4番も録音してあったと思うのだが、
そういえば、やはり同じ方向性の演奏だったような気がする。
前半のメシアンはまた別の機会に。

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「チョン・ミョンフン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月 5日 (月)

カラヤンの1980年代 20

「TOKYO MX」のカラヤン生誕100年特別番組から
4月に放送されたウィーンフィルとのドヴォルザーク。
交響曲第8番と第9番「新世界から」
1985年収録の映像でどうも聞いていると
ライブではないのではないかと…
とするとDGのCDと同一音源かもしれない。
これがとんでもなく音が悪いのである。
カラヤンの映像はたいへんに美しいのだが…
早くデジタル放送のコピー制限を解放してくれないだろうか。
「ダビング10」は6月からだと思うけど、
こうした音楽番組の録画とDVD化は可能になるのだろうか?
1985年のカラヤンのドヴォルザークの素晴らしさは
改めていうまでもなく、私の大好きな演奏だけど、
音楽を聞きたいのなら、CDで聞いた方がいい。
カラヤンの指揮姿を見たいということでDVDに記録した。
これだけ音が悪いと考えてしまう。
今月はウィーンフィルとのチャイコフスキーなのだが。
これらはSONYから出ているDVDと同一だと思うので
正規盤を手に入れることも可能である。

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「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
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2008年5月 4日 (日)

ベルリンフィル2006/2007

ベルリンフィルのワルトビューネ・コンサート2007
先日BS2で放送されて、FMでも以前に録音してあるのだが、
ワルトビューネはやはり映像が魅力的なので、編集してDVD化。
今回のテーマは「ラプソディ」である。
シャブリエの狂詩曲「スペイン」にはじまり、
ディーリアスの「ブリッグの定期市(イギリス狂詩曲)」
そしてスティーブン・ハフが登場して
ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲
アンコールにモンポウの「こどもの情景」から「庭の乙女たち」
後半はドヴォルザークのスラブ狂詩曲 作品45-1
ベルリンフィルの首席奏者ウェンゼル・フックの独奏で
ドビュッシーのクラリネットのための第1狂詩曲
そしてエネスコのルーマニア狂詩曲というプログラム。
アンコールにプロコフィエフの組曲「3つのオレンジへの恋」から
「王子と王女」と「行進曲」の2曲
最後はいつものパウル・リンケの「ベルリンの風」
(2007年6月17日 ベルリン ワルトビューネ野外劇場)
深く考えずに楽しければいいのではないかと。
会場の空気を感じて、一緒に盛り上がろう!
でもスティーブン・ハフのラフマニノフなどは、
さすがに鮮やかで真剣に聞きこんでしまう。

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「サイモン・ラトル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月 3日 (土)

ベルリンフィル1997/1998

最初に昨日聞いたベルナルト・ハイティンクの指揮による
1999/2000シーズンの演奏会から前半プログラム。
ブリテンのヴァイオリンとヴィオラのための二重協奏曲。
(2000年1月13日 ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
この曲はクレーメルが初演を行ったそうだけど、
私はこの演奏以外に聞いたことがなくて、
そう頻繁に演奏される作品でもないと思うのだが、
しかし聞くと魅力的な音と心地よいテンポ感で
もっともっとたくさん接する機会があってもいいのではないか
という、ブリテンならではのセンスあふれる音楽である。
ここではベルリンフィルの首席奏者で
ライナー・ゾンネとナイトハルト・レーザが独奏を務めている。

そして1997/1998シーズンからケント・ナガノの指揮による演奏会。
ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」
(1998年5月30日 ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
ちょうど10年前になるのだが、当時のケント・ナガノは
ベルリンフィルの指揮台にもずいぶん立っていて、
今ではあまりもの多忙ゆえにベルリンフィルと縁が切れてしまって、
私はそれが残念でならない(たまには指揮してるの?)。
響きに対する緻密さとバランス感覚は今も昔も変わらないが、
この10年前の演奏では、音響はより解放されている気もするし、
スピード感覚にもっと加速する運動性を追及して、
現在ならば、精妙さはさらに深まり、透明性も高まり、
巨大なエネルギー放出よりも
静寂や神秘性を中心とした音響構築に変わっているかも?
なんてことを少し想像してみたのだが、どうなのだろう?
細部まで丁寧にコントロールが行き届いているが、
やはりそれよりも若々しさがみなぎっている。
現在の巨匠の域に達したケント・ナガノとは少し違って、
かえって新鮮な気持ちで聞けたこの「春の祭典」は興味深い。

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「ケント・ナガノ」に関する記述はホームページにもございます
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2008年5月 2日 (金)

ベルリンフィル1999/2000

ベルリンフィルの1999/2000シーズンから
ベルナルト・ハイティンクが指揮した演奏会。
(2000年1月13日 ベルリン・フィルハーモニー大ホール)
ショスタコーヴィチの交響曲第8番を聞いている。
この日の前半に演奏されたブリテンの協奏曲は改めて。
ショスタコーヴィチでもロシア系のあおるタイプではなくて
いかにもベルリンフィルという重厚で締まった演奏である。
ハイティンクの指揮がまた堅い。
重心を低く、どっしりとした構えで。
でもこれがいいわけで、さすがなわけで
ハイティンクが引き出す深みのある響き、
ベルリンフィルの圧倒的な完成度、説得力を感じる。
ショスタコーヴィチの作品はすごく興味あるが、
でも本来はあまりこういう窮屈な音楽は好まないのだけど、
しかしこの第8番の交響曲は、私は大好きである。
静寂の中からあふれ出てくる魂の叫びにも心動かされるし、
第2楽章、第3楽章の勢いで突っ走る迫力の快感、
特にベルリンフィルがまるで巨大な機械のごとく、
完璧な統制の元、精密なコントロールで動き出すような
その壮絶さ、緊迫感は圧巻である。

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「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年5月 1日 (木)

ベルリンフィル1999/2000

このところウィーンフィルのライブを続けて聞いたので、
今日から5月ということで気分を変えてベルリンフィル。
1999/2000のシーズンからハイティンク指揮の演奏会。
私の大好きなショスタコーヴィチの交響曲第8番である。
ただ今パソコンに取り込み編集中。
ハイティンクはこの第8番の交響曲をその後もよく取り上げている。
シュターツカペレ・ドレスデンの定期演奏会や
プロムスでのロンドン交響楽団とのライブなども録音してある。
もうひとつ面白いのが、ベルリンフィルは
この翌年もパーヴォ・ベルグルンドの指揮で
第8番を演奏していて、その聞き比べも興味深い。
ショスタコーヴィチは続けてはきついので、
少しずつ順番にいずれぜひ聞いてみたいと思う。

「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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