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2008年6月27日 (金)

カラヤンの1970年代 9

カラヤン指揮ベルリンフィルによる
1975年のモーツァルトの戴冠式ミサとレクイエム。
9月26日から28日にかけて一気に録音されたようだ。
歌手はアンナ・トモワ・シントウやアグネス・バルツァ、…
合唱はウィーン楽友協会合唱団といういつもの顔ぶれである。
緊張感のみなぎった演奏で、独特の厳しさに貫かれ、
極めてシンフォニックにまとめられているところ、
まるでベートーヴェンの交響曲を聞いているようだが、
モーツァルトの音楽にこういう響きがふさわしいのか?
という問題は別にして、隅々までカラヤン流である。
しかしその充実度、集中力の見事さに聞きほれてしまう。
特にレクイエムは感動的だ。隙がない。
晩年にウィーンフィルと再録音されているが、
圧倒的魅力ながら、この1975年の完成度からすると
晩年のカラヤンはやはり集中力でも音楽に対する思い入れでも
ムラがあったのは事実であり、1970年代の緻密さは格別である。
引き締まって、力強い音楽からはカラヤンの気迫が伝わってくるが、
スピード感覚においても快調な流れだし、重くないのがいいと思う。

DG WEB SHOP CDR465

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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