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2008年6月14日 (土)

カラヤンの1980年代 22

カラヤン指揮ベルリンフィルによる1981年の録音。
グリーグのピアノ協奏曲(1981.9.27,28)と
ニールセンの交響曲第4番「不滅」(1981.2.21-23)。
ピアノ協奏曲の独奏はクリスティアン・ツィメルマンである。
グリーグが絶品だ。この演奏はどこかで聞いているけれど、
きちんと聞くのははじめてで、思っていた以上の感動。
透明な音色とデリケートの極致のような表現。
若き日のツィメルマンがすでにこの当時に
こうした響きをさせていたとは正直驚きだ。
現在の徹底したコントロールとこだわりに満ちた演奏に通じるし、
それをカラヤン相手に堂々と雄大なスケールで
カラヤンがこう弾かせているのではなく、
ツィメルマンの音楽は圧倒的な完成度でしっかりと鳴っている。
カラヤンの指揮ももっとドイツ的な重厚な音なのではないかと
何となく思い描いていたのだが、クリスタルな輝きが魅力的。
ニールセンも素晴らしい。でもこちらはちょっとカラヤン色が強いか。
交響曲「不滅」はニールセンの代表作だとしても
そんなにたくさんの演奏を知っているわけではないし、
私の基準となっているのは、実際ブロムシュテットなのだけど、
カラヤンの解釈がはっきり打ち出されている部分も多々発見される。
グリーグと同様、北欧の音楽を扱う際のカラヤンは、
明るい輝きが清々しい印象を創り出して、私はいいと思う。
ニールセンの音楽はもう少しコンパクトに聞こえてくることが多いのだが、
カラヤンは雄大に高らかに歌い上げている。

DG WEB SHOP CDR455

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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