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2008年6月21日 (土)

バイロイト音楽祭2007

20080621

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ラインの黄金」第1場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2007年のバイロイト音楽祭から楽劇「ラインの黄金」。
まずは一回、全体を通して聞いてみた。
クリスティアン・ティーレマンの指揮
タンクレッド・ドルストの演出による7月27日の上演。
2007年の「ニーベルングの指環」を順番に聞いていく。
これからじっくり聞きこむと感想も変わってくるかもしれないが、
最初の印象として、ティーレマンの指揮にすごく余裕が感じられる。
力技で豪快に押し切っていくような
迫力に満ちた響きはもちろんティーレマンの最大の魅力なのだが、
初年度(2006年)に比べて、何となく肩の力が抜けて、
より自由度が増しているような。響きも明るくなって。
手を抜いているというのではない。すべては良い方に作用し、
力みがとれて、自在に動ける、何事にも対応できるだけの安定感。
詳しくは、これからさらに聞いていくとわかってくることもあるだろう。

第1場の写真でライン河の河底だが、
2007年の舞台で公開されているものには、
誰かが河の様子を覗きこんでいるところが写っている。
2006年の写真ではこの視線の存在は知らなかった。
これから指環にまつわる物語をまさに覗きこんでいく
「我々」と解釈してもいいのだろうか?
もう少し深読みするならば、ここで描かれる多神教世界、
つまり天上の神々、地上の巨人族、地下のニーベルング族の争い、
この指環物語そのものが虚構のものなのであり、
それを知り、さらに上の世界から覗き込んでいる存在、
その存在こそが真実の神である。というのは、創りすぎか?
多神教に対する一神教の神である。
そこまででなくても、物語をそのまま読むのなら、
黄金をラインの乙女たちからアルベリヒが強奪した
という話をウォータンに聞かせるのはローゲなのであり、
ならば、旅をしているローゲが見ているということもいえるのか。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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