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2008年7月25日 (金)

第1411回N響定期公演

2000年6月のN響定期公演から
6月23日NHKホールにおける
シャルル・デュトワの指揮による演奏会。
これは素晴らしいコンサートで大切にしている録音である。
前半は武満徹の「ノヴェンバーステップス」、
尺八の柿堺香と琵琶の中村鶴城が出演。
そしてバルトークのピアノ協奏曲第3番。
独奏はアンドレアス・ヘフリガー。
後半でシーズン最後を飾った作品が、
ベートーヴェンの交響曲第7番だった。
「ノヴェンバーステップス」は「ノヴェンバー」なのだが、
この時期に聞くとすごくいい。
というのは、尺八と琵琶の音色が怪談のイメージ、
なんて、あまりにも幼稚な発想なんだけど、
その迫力と緊張感、本当に素晴らしい作品である。
そしてオーケストラの響きも驚くほど美しく、
武満徹の作品に対するデュトワのイメージには賛成であり、
デュトワがN響で「ノヴェンバーステップス」を取り上げてくれたのは、
本当に貴重なことであったと思うのである。
バルトークも名演。特に第2楽章が感動的で
N響もこんなにきれいな音を出せちゃうんだ!って、
やはりデュトワの響きに対する感覚、
オーケストラのコントロールは最高である。
そして後半のベートーヴェン。これがまたよくって!
軽いし、隅々までスッキリと響かせて、
音楽の重みという点では物足りなく感じる人もいるだろう。
でもいきいきと躍動し、勢いのある音楽、
そして緻密にその構造が解き明かされていく面白さ、
デュトワならではのベートーヴェン解釈に私ははまる。
第2楽章の変奏曲、フーガの構造は圧倒的明瞭さに聞きほれる。
そして終楽章のスピード感覚、とにかくカッコいい!

CDR475/476

「シャルル・デュトワ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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