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2008年7月 1日 (火)

横浜の風景から 15

20080701

関内駅の市役所の反対側に出ると
ちょうど根岸線と垂直の位置関係で「大通り公園」がある。
関内から伊勢佐木長者町、阪東橋に至る長い公園である。
つまりこの下に市営地下鉄が走っているのだ。

今日何でここに行ったかというと、
神奈川県建築士事務所協会のすぐそばなのである。
この秋の管理建築士講習会の申し込みが今日からスタート。
今年の建築士法改正で管理建築士が資格化、登録制となった。
管理建築士とは、一級建築士事務所を開設する際に
事務所の運営を管理する一級建築士を届け出るのである。
つまり私の場合、設計事務所の代表であり、
同時に「管理建築士」でもある。
今後は管理建築士になるためには、講習を受け、
修了考査に合格して、登録されなければならない。
そしてこれまで管理建築士を務めてきた建築士にとっても
同じく今後三年間で講習を修めなければならないのである。

9時30分から申し込みがはじまって、
私は10時頃に行ったのだけど、着くと大行列。
4階でエレベーターを降りて、そのまま階段で下の階まで降りた。
列がいっこうに進まない。1時間以上待たされた。
書類をすべてチェックするので、時間がかかる。
法律の改正は受講する建築士も動揺を隠せず、
そして受付する側もまた混乱して、うまく機能していない。
というのも制度を作っている国土交通省が準備不足なのだろう。
昨年の確認申請・検査方法の改革でも建設業界は大混乱したのだが、
今年も来年もこの状況は当分続きそうである。

管理建築士は、一般的に事務所の代表者がなっていることが多く、
申し込み会場に行くと思っていたほどではなかったが、
基本的に極めて年齢が高い。30代や40代は少なくて、
50代以上、上は70代後半ぐらいの方まで、
自分よりも若そうに見える人を見つけるのは無理だった。
私などは事務所開設から8年を過ぎたところなので、
法改正であるならば、仕方ない…って、まだそう思うけれど、
30年40年と長年、設計事務所を続けているような人が
なぜ今さら改めて講習を受けないといけないのか?
これまでの時間はどうなるの?という疑問。
そもそも考えてみるとなぜ建築士を締め付けるのか?
いうまでもなく、これらの改正は耐震偽装問題にはじまっている。
一部の建築士に道を誤らせたのは、上からのプレッシャー。
利益追求の開発業者、不動産会社による圧力である。
宅建法のことはよく知らないが、国が徹底的に管理すべきは、
そうした住宅やマンションの販売を行っている不動産業者。
ホテルの強度不足もかなり発覚したが、
仲介して計画をプロデュースしている会社など。
そういうところはなぜ取り締まられない?
家を売るにも部屋を売るにも資格制にして、
何棟建てたか?何棟売ったか、きっちり報告させて、
それを国が把握すべきでないの?おかしくない?
講習会をして、多くの建築士が正しい知識を共有することには賛成だが、
しかし社会全般で見たときには、何か矛盾を抱えて、
結局は何も解決していないようにも思えてくる。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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