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2008年7月 7日 (月)

カラヤンの1960年代 8

カラヤン指揮ベルリンフィルによる
1961年から1962年にかけて録音された
ベートーヴェンの交響曲全集。
一日こもって仕事していたので、
全9曲の交響曲を一気に聞いてしまった。
たまにやるのである。交響曲全集を一日で聞くという。
普通の人には飽きないの?とかいわれそうだが、
ベートーヴェンは大好きなので、元気の源である。
暑苦しい印象もあるけれど、夏こそベートーヴェン!
という考えもある。力が湧いてくるのだ。
もちろん爽やかに北欧の音楽というのも最高。

1960年代のカラヤンは、まだそんなに
カラヤン・スタイルを強く押してくるようなことはなくて、
ここでも明るく、暖かみのある音色でいきいきと躍動し、
ゆったりと大きく鳴り響くところ、朗らかに穏やかに
非常に健康的で澄み切った青空のような演奏だ。
第7、第9は特に名演だと思う。
気合いの入った第9の高揚感は最高の感動。
第7も素晴らしく、でも現在の感覚からすると
スケルツォの楽章をゆったり聞かせるところ、
これはハイドンでもモーツァルトでもカラヤンは共通だが、
それに比べて、終楽章の一気に加速する緊張感、
あまり自然な流れではないように感じられるのだけど、
この辺どうだろうか?こういうところが古い気がして。
でもその終楽章の盛り上がりはすごい。
第5も同様で終楽章は圧倒的である。
あとカラヤンの「田園」も独特の仕上がりは有名だが、
スピード感に関しては、クライバーの演奏が話題になるけれど、
その20年も昔に颯爽と駆け抜ける快適な演奏を成し遂げていたわけで、
当時としてはカラヤンという人は、やはり特別な存在であったと思う。

DG 463 088-2

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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