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2008年8月29日 (金)

落語のCD化

志ん生さんの録音が集まったのでCD化。
「二階ぞめき」「巌流島」「もう半分」の三題。
志ん生さんならではのすごくいい録音がそろってうれしい。
店の二階を吉原に改築して、冷やかしてまわる「二階ぞめき」。
道楽者の若旦那が一人芝居でそのおかしさといったら…
渡し船の中での武士と町人のやり取りが面白い「巌流島」。
いろんな登場人物が出てくるが、その描きわけの見事さ、
まさに情景が目に浮かぶ究極の名人芸である。
そして夏といえば怪談だが「もう半分」。
私がこの噺をはじめて聞いたのは五代目今輔さんだった。
ゾッとするような展開でその迫力にびっくりしてしまい、
怪談で暑さを忘れるというのはこういうものかと。
志ん生さんのはもう少し柔らかい印象で独特な味わい。
今回聞いているのは晩年の高座のようで、ゆったりしたテンポ。
方向としては、志ん生さんが語る人情噺に近いけれど、
「もう半分」はそうはならない気持ち悪い物語なのであり、
でも最後に赤ん坊が「もう半分ください」というところは、
志ん生さんは軽やかに悪意はなくて、ちょっとは救われるか?
十代目馬生さんの録音も聞いているが、そちらも魅力的で
それぞれ独自の世界を描き出しているなと実に感動的である。
志ん朝さんのも有名だけど、残念ながら聞いたことがない。

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