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2008年8月 7日 (木)

ダニエル・ハーディング

ダニエル・ハーディング指揮ウィーンフィルによる
マーラーの交響曲第10番(デリック・クックによる全曲版)
2007年10月23-27日、ウィーン楽友協会での録音。
ハーディングは2004年12月、ウィーンフィル定期にデビューして、
その際に取り上げたのが、マーラーの交響曲第10番だった。
そして昨年秋に今度はDGへの最初の録音として、
同じウィーンフィルとやはりこの交響曲に取り組んだのである。
2004年の定期演奏会(生中継)も録音してあるし、
それよりも前にフランクフルト放送交響楽団でも演奏していて、
その録音も持っているので、これを機にハーディングの第10番を
しっかり聞いてみようかなと思いはじめている。
ライブだと少し印象も変わってきそうな気がしているけれど、
このDG盤では、ウィーンフィルのしなやかな音色を駆使して、
非常に精妙に細部にまでデリケートな表情を追及している。
そして楽章が進むにつれて、しだいに色彩も増し、
温度感も高まってきて、特に後半の楽章は感動的である。
しかしそれにしても演奏の完成度というか、貫録、説得力、
あのウィーンフィルをここまで自在に操って、主張を明確に
ハーディングの解釈にオーケストラは絶対の信頼を寄せているのか、
とても若い指揮者の演奏とは思えない、成熟したマーラーだ。

DG CDR480

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