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2008年9月 4日 (木)

第1408回N響定期公演

朝比奈隆の指揮による2000年5月のN響定期公演から
5月25日NHKホールにおける演奏会。
ブルックナーの交響曲第9番(ハース版)である。
今日聞いているのは、FM生中継を録音したもの。
この演奏も朝比奈隆の晩年のものだが、
その後さらに本当に最晩年の演奏では、
もう少しシンプルになって、より無駄を排除して
テンポも速かったという印象が私の中ではあるのだが、
この2000年5月の演奏では、かなりゆったりとした歩みで
指揮者の解釈はもちろんのこと、演奏者のひとりひとりにまで
とにかく音楽を丁寧に大切に扱っているということを強く感じさせられる。
チェリビダッケのような幽玄の世界ではないが、
細部をじっくりと豊かに歌い上げていくところでは、
ジュリーニの演奏を思い浮かべてしまう。
朝比奈隆の解釈はいつも厳格な姿勢を守っているので
ジュリーニのブルックナーとは方向性が違っていると思うのだが、
でもこの頃の演奏では、暖かみのある歌心にあふれて、
各奏者もたっぷり表情付けをほどこし、独特の印象である。
この後11月には、朝比奈隆は第4番の交響曲を指揮しているので
近くそちらも聞いてみたいと思っている。

CDR490

「朝比奈隆」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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