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2008年9月11日 (木)

カラヤンの1960年代 9

カラヤン指揮ベルリンフィルによるシューベルトの交響曲。
交響曲第8番「未完成」(1964年10月27日)
交響曲第9番「グレイト」(1968年9月24,26,30日)
カラヤンは1978年に交響曲全集を完成させているが、
こちらは1960年代の録音であり、
この時期に取り上げたシューベルトの交響曲は
これですべてであろうと思われる。
カラヤンの「未完成」は非常に素晴らしい。
引き締まった響きが格調高く、緊張感ある音楽が美しい。
「グレイト」では、カラヤン・スタイルの流麗な表現が
しだいに姿を現しはじめているが、
まだたっぷりと重厚な音色を聞かせて
その点では少し中途半端に終わっている印象もあるか。
シューベルト独特の旋律を感情込めて歌うわけでもないし、
勢いがあって、駆け足で通り過ぎていくようなところは、
今日の感覚からするとちょっと粗雑で乱暴な気もする。
カラヤンはあまりシューベルトには思い入れないのか?
なんて思ってしまうのだが、活気あふれる発散傾向のシューベルト。
「グレイト」は演奏によっては、とにかく長大になることもあるのだが、
カラヤンは凡庸な仕上がりにならないよう(繰り返しは省略)
ひたすらコンパクトにまとめ上げているので
これも一つの方向性であり、結論は示されているとは思う。
でもベルリンフィルの音色はすごく魅力的でやっぱりいいかも。

DG WEB SHOP CDR497

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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