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2008年9月 7日 (日)

カラヤンの1980年代 28

カラヤン指揮ベルリンフィルによるブラームスで
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(1983年2月)
そして交響曲第2番(1986年6月)
二重協奏曲ではムターとアントニオ・メネゼスという
カラヤンお気に入りの若手が登場しているが、
巨匠風な響きを聞かせるオーケストラで
全体に落ち着きと貫録で満たされている。
ゆったりと聞かせるところなど、少し年寄りくさい印象か…
交響曲第2番も第1番の名演に比べると
緊張感はそれほどでもなく、1970年代の集中力を思っても
ここでは明らかに穏やかでリラックスした空気に満たされている。
カラヤンも歳にはかなわなかったのかって…
しかし悠然とした広がりがひたすら感動を呼ぶのは間違いなく、
演奏としてはもちろん名演であることは疑いないし、
晩年のカラヤンだからこその豊かな表現も魅力的なのである。
でもブラームスも最近では、ずいぶんしなやかな音色で聞けることが多く、
やはりカラヤンの演奏は、基本は重厚な音作りであり、
特に晩年の演奏では、流麗さが後退している部分で腰が低く、
より低音が強調されて聞こえてくる傾向もあるといえるか。

DG WEB SHOP CDR493

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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