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2008年9月16日 (火)

ベルリンフィル2006/2007

先日BS2で放送されたベルリンフィルの
昨年のヨーロッパ・コンサート。指揮はサイモン・ラトル。
いろいろな都市を巡ってきたが、2007年はベルリンに戻ってきて、
オーバーシュプレー・ケーブル工場という特設の会場である。
ワーグナーの「パルジファル」前奏曲にはじまり、
ブラームスの二重協奏曲と交響曲第4番。
二重協奏曲ではリサ・バティアシヴィリとトルルス・モルクが出演。
音響的には厳しそうな会場だが、しかし印象は非常に素晴らしく、
プログラムも本格的で渋いし、ラトルを聞ける貴重な音源だ。
「パルジファル」は明るい響きで、柔らかさと繊細さを丁寧に表現し、
ラトルの「パルジファル」はこういう仕上がりなのだろう。
ブラームスもすごくいい。心のこもったラトルの想いが伝わる演奏で
やはり細やかな表現にまで、じっくり描き込まれているし、
これは感動的である。濃厚な表情付けがなされているのだが、
ラトルは響きのバランスに極めて慎重な姿勢をとり
音楽としては豊かなのだが、スッキリ見通しよく聞こえてくるという
これはラトル独特のスタイルで、私は好きである。
近くブラームスの交響曲全集が完成すると思うので、
楽しみに待っているのだが、引き続き、このスタイルでいくのか?
ラトルはさらに新しい結論を導き出すのか?
でも何となく、ラトルは少し落ち着いてきているような印象もあり、
最近はますます広がりと深まりが表れてきているのではないだろうか。
バーミンガムの終わりの頃やベルリンとの最初の時期には、
明らかに面白い表面的効果をアイデア満載で形にしていたが、
今ではそういう段階は通りこして、より成熟の時代に入っているようである。

DVDR021

「サイモン・ラトル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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