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2008年9月15日 (月)

ホルスト・シュタイン

7月27日に80歳で亡くなったホルスト・シュタイン。
追悼番組からN響を指揮した1980年代の演奏。
ワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
そして第3幕から水夫の合唱「見張りをやめろ、かじ取りよ」
歌劇「タンホイザー」から序曲とバッカナール
(1983年3月9日 NHKホール)
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
(1980年2月20日 NHKホール)
ドヴォルザークの交響曲第8番ト長調作品88
(1987年11月18日 NHKホール)
角がとれて、穏やかな響きが心地よいのだけど、
改めて聞くとホルスト・シュタインの音って、すごくきれいである。
特に感動的なのが「マイスタージンガー」前奏曲。
コンサートで管弦楽作品として仕上がっていることも多いのだが、
シュタインの指揮で聞くとこの後に来る楽劇の情景が浮かぶようで
それは前奏曲の中に集約されているあらゆる主導動機が
いきいきと物語を語っているのであり、さすがとしかいいようがない。
「マイスタージンガー」の舞台を知って指揮しているのと
コンサートの序曲として指揮しているのでは、こうまで違うものかと。
「タンホイザー」序曲も細部を入念に描き出しているところ
ワーグナーを知り尽くしているホルスト・シュタインならではの充実感。
ドヴォルザークも最高だ。シュタインは職人派といわれるけれど、
暖かみのある音色で美しい音楽を丁寧に創り上げていき、
魅力いっぱいに歌い込まれて、これは名演である。

DVD020

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