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2008年10月25日 (土)

第1626回N響定期公演

9月のN響定期公演から
ペーテル・エトヴェシュの指揮による演奏会。
9月19日にNHKホールで収録されたものを
BS2で録画して映像付きで聞いている。
バッハ作曲、ウェーベルン編曲によるリチェルカータ。
エトヴェシュの作品で「セブン」、独奏は諏訪内晶子。
そして後半がバルトークの管弦楽のための協奏曲。
ウェーベルンはかなり色彩豊かな音色で
思った以上によく鳴り、音が聞こえてくる。
でも一方で室内楽的な明瞭さは魅力的だ。
そしてエトヴェシュ自身の作品で「セブン」
事故で亡くなったコロンビア宇宙飛行士の追悼曲。
音楽としては、私は好きである。素晴らしい作品。
でもコロンビア宇宙飛行士との音楽的関連性については、
資料もないし、よくわからない。想像できない。
7人の飛行士のためのカデンツァが存在して、
独奏の諏訪内晶子と篠崎さんや山口さんなど
N響のヴァイオリン奏者が加わった計7人が
会場を取り囲む形で演奏している。
バルトークの管弦楽のための協奏曲も
ウェーベルンと同様、非常によく鳴っている。
部分で見ると民族色を色濃く出しているのかと。
しかしやはり全体の構成、バランスは見事であり、
エトヴェシュは作曲家の目から作品を分析し、
作曲家の耳で音を聞いて、クリアだし、実に緻密だ。
指揮者であり実は作曲家というと、エトヴェシュは
ブーレーズのイメージと重なるのだけど、
エトヴェシュの音色というのはもっと色彩的で
たっぷりと鳴って、聞いているこちらとしては楽しさもある。
ぜひ定期的にN響の指揮台に登場してくれるといいのに。

DVDR035

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