カラヤンの1970年代 10
カラヤン指揮ベルリンフィルによる
チャイコフスキーの「悲愴」とブラームスの交響曲第1番。
BShiで放送された映像でチャイコフスキーが1973年12月、
ブラームスが1973年5月の演奏である。
拍手が収録されていて、ライブなのではないかと。
映像としてはカラヤン独特の仕上がりで
普通の演奏会ライブという印象ではないが…
感動的な演奏である。さすがに絶頂期のカラヤン。
最も得意として繰り返し取り上げていた作品でもあり、
しかしそれにしてもものすごい勢いと圧倒される迫力。
今回ばかりは余計なことを書くのはよそう。
あまりの完璧さにただただ全力で受け止めるのみ。
こちらがああだこうだと指摘するような隙は一切存在しないのである。
録音も素晴らしく、カラヤンの指揮姿も相変わらずカッコいい。
しかしどうも映像で観ているとカラヤンの目をつぶっての指揮って
オーケストラとのコミュニケーションを拒否しているような
今日の感覚からすると何か不自然でやはりカラヤンは特別である。
DVDR029
「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/
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