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2008年10月22日 (水)

チューリッヒ歌劇場2006/2007

BShiで放送されたチューリッヒ歌劇場における公演で
R.シュトラウスの歌劇「アラベラ」。今日はその第1幕。
指揮はフランツ・ウェルザー・メスト
演出はゲッツ・フリードリヒである。
(2007年 6月19日 チューリッヒ歌劇場)
第1幕は白を基調としたシンプルでモダンな舞台であり、
青いドレスのアラベラ(ルネ・フレミング)が鮮やかである。
それに対して男装をしている妹のズデンカ(ユリア・クライター)は
対称的な影の存在として、しかし非常に美しく描かれており、
第1幕前半の山場でその二人による二重唱は感動的だ。
アラベラは自分勝手で我がままではあるけれど、
表面的にはちやほやされる存在でありながら、
内面では決して満たされない悲しい一面を
フレミングは絶妙に演じていて、こういうところはさすがである。
一方でその後の父ワルトナー(アルフレート・ムフ)と
母アデライーデ(コルネリア・カリッシュ)の二重唱、
内容は金、賭け、生活の話など…だけど、迫力がある。
そこにマンドリカ (モアテン・フランク・ラーセン)が登場。
面白くなってきた。素晴らしい!喜劇である。
マンドリカはアラベラを愛し、父は彼の持つ財産に目がくらみ、
しかし両者の利害は見事に一致している!
それにしてもやはりフレミングの存在感はすごい。
歌劇「アラベラ」は舞台付きで観ると魅力も伝わってくるけれど
音楽だけではちょっと特徴に欠けるようであり、
でもメストは非常に繊細にしなやかに描き出しており、
第2幕以降も楽しみだ。続きはまた明日。

DVDR033/034

「フランツ・ウェルザー・メスト」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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