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2008年10月17日 (金)

メトロポリタン歌劇場2007/2008

BShiで放送されたメトロポリタン歌劇場の最新ライブから
フンパーディンクの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」
指揮はウラディーミル・ユロフスキ
(2008年 1月1日 ニューヨーク メトロポリタン歌劇場)
フンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」は
序曲ぐらいは知っていたが、きちんと全曲を聞くのははじめて。
これが素晴らしい!何て楽しい作品だ。
バイロイトでワーグナーのそばにいて活躍していたそうだが、
ワーグナーの影響による作風も私が好きな理由。
森の中を冒険する物語は楽劇「ジークフリート」を思わせる。
ふたりを導く森の妖精は「ジークフリート」の小鳥と重なるし、
フィリップ・ラングリッジが歌っている魔女などは、
料理のシーンなどもあるし、まるでミーメではないか!
でも一方で食に飢えている子供たち(ヘンゼルとグレーテル)の苦しみ、
貧しい家族の姿はまさに格差社会を浮き彫りにして、
喜歌劇ではあるけれど、その背後に見え隠れする問題意識というか、
演出を通じて、いろいろなメッセージも伝わってくる。
そして神様の存在が必ず子供たちを救ってくれるという宗教性も特徴。
クリスティーネ・シェーファーがグレーテルの少女姿でかわいらしい。
まさにズボン役(ヘンゼル)のアリス・クーテと子供姿のふたりが大活躍。
そして何といってもフィリップ・ラングリッジの魔女が最高だ!
この公演は英語での上演で、ミュージカルのような印象である。

DVDR032

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