GMユーゲントオーケストラ2004
BS2で放送されたグスタフ・マーラー・ユーゲントオーケストラの演奏会。
クラウディオ・アバドの指揮によるマーラーの交響曲第9番ニ長調。
2004年4月14日 サンタ・チェチーリア音楽院大ホール(ローマ)
音があまりきれいでないのが残念だが、しかしそれにも増して
熱演の様子がストレートに伝わってきて、これは感動的である。
アバドのマーラー第9はやはり非常に流麗で、テンポも速い。
第2楽章、第3楽章とさらに加速し、同時に集中力も増して、
この緊張感の高まりはさすがである。鋭く無駄のない表現。
そしてマーラー独特の舞曲的な表現は表情豊かに。
細部まで徹底されている。オーケストラの性格上、
響きが荒削りなのは仕方ないとして、しかしこの若々しさを
アバドは見事に燃焼させて、素晴らしい名演だ。
DVDR028
「クラウディオ・アバド」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/
| 固定リンク
コメント