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2008年11月21日 (金)

ザルツブルク音楽祭2006

20081121

ザルツブルク音楽祭のホームページより
歌劇「魔笛」第2幕の舞台写真である。
夜の女王のアリアを歌うディアナ・ダムラウ。
http://www.salzburgerfestspiele.at/

モーツァルト・イヤーの2006年に
ザルツブルク音楽祭で上演された歌劇「魔笛」
リッカルド・ムーティ指揮ウィーンフィルによる演奏で
演出はピエール・オーディ。今日は第2幕。
派手な色彩と強烈なオブジェで構成された舞台である。
子供が作った粘土のおもちゃを並べたみたいな…
でも「魔笛」の楽しさをストレートに表現しているようで
見た目の面白さもあるし、いいと思う。
第2幕ではザラストロが活躍するが、ポップな情景の中にあって、
極めて厳粛な佇まいの高僧であるザラストロ、
ルネ・パーペが圧倒的な存在感。しかしメイクはパンダ。
そして夜の女王のディアナ・ダムラウ。
自分の娘であるパミーナを激しく叱りつけ、
有名な夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
超絶技巧の恐ろしく高い声で歌うのだが、凄すぎる!
横にいるゲニア・キューマイアもかなりビビっている。
というのはもちろん母の迫力に押されるそういう演技なのだが、
しかしここでのディアナ・ダムラウにはまいった。
そのパミーナのゲニア・キューマイアも素晴らしい!
すごくかわいらしい印象でいいんだけど、
でもちょっと大柄なイメージがあり、タミーノを圧倒している?
私の大好きなクリスティアン・ゲルハーヘルはパパゲーノ。
ここでのパパゲーノが「歌はいいけど、演技が面白くない」
というような批評があるのだが、でもこうして映像でじっくり鑑賞していると
たしかにゲルハーヘルの表情が常に演技に対して真剣で
パパゲーノにしては暗すぎる…とは思うのだけど、
しかしすごく細やかに表情豊かでもあり、私はいいと思うのである。
パパゲーナのイレーナ・ベスパロヴァイテは楽しそう。
パパパパパパパパパパパゲーノ!って。
魅力的な脇役であるモノスタトスのブルクハルト・ウルリヒも大活躍!
最後は夜と太陽が和解!しかし祝福の合唱団はみんなパンダ!
ムーティの「魔笛」だから質は保証されているのだろうけど、
それにしても素晴らしい舞台である。楽しませてもらった。

DVDR044/045

「リッカルド・ムーティ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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