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2008年11月12日 (水)

フランス国立管弦楽団2006/2007

パリのシャンゼリゼ劇場で上演された
ドビュッシーの歌劇「ペレアスとメリザンド」
ベルナルト・ハイティンク指揮フランス国立管弦楽団
2007年6月12/18/20日に収録された映像をBS2で録画。
今日は前半部分で第1幕から第3幕を聞いている。
以前にやはりハイティンクの指揮、フランス国立管弦楽団の演奏で
「ペレアスとメリザンド」をコンサート形式で取り上げ、
それはCDにもなっているのだが、その時点で
ぜひ次は舞台付きでという案がもち上がったそうである。
メリザンドを歌っているのが、CDではオッターだったと記憶しているが、
今回はマグダレナ・コジェナーが出演していて、それだけでも話題性は十分。
ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」はたいへん美しく繊細な音楽である。
しかしながら音楽だけで聞いていると、とらえどころがないような印象もあり、
ドビュッシーが大好きな私でもちょっと身構えてしまうところがあるのだが、
今回は映像があるので、物語も入ってきやすいし、ずっと理解が深まる。
ハイティンクがまた極めて精妙な音楽作りで、
細部まできっちりと聞かせてくれるのがうれしいが、
独特の柔らかい音色をしなやかに響かせて、
色彩も抑えつつ、淡い輝き、微妙な光の移ろいを見事に再現してくれて、
これぞドビュッシーの音響世界であると感動的である。
つまりかつてのような楷書体の演奏からは、
はるかに自在な表現を可能にして、これはさすがに巨匠の芸だ。
ハイティンクの音楽への深い理解、緻密な分析と
フランス国立管弦楽団の極上の音色とがひとつになっているのである。

DVDR040/041

「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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