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2008年11月30日 (日)

黒門亭で小満ん・馬桜

今日は黒門亭に「長講特集」ということで
菊之丞さんと小満ん師匠の「長講一席」を聞きに出掛けた。
いや、ウソ。それだけではなく、お目当ては林家ぼたんさん。
先日の「鈴本早朝寄席」以来、すっかり私はぼたんファン。

菊之丞さん出演でやっぱり人気なのか、
開場からわずかの11時半の段階で満員。
自転車で現れたまめ平くんが朝から大活躍していたので、
今日の前座は決まりだなと。
あと会場設営は三遊亭金兵衛さんだった。
お疲れさまでした。

第1部
林家まめ平:みそ豆
林家ぼたん:崇徳院
古今亭菊之丞:湯屋番
柳家小満ん:長崎の強飯


ぼたんさんがいつもの元気よく「いらっしゃいませ!」で登場。
まず、これがいいです!すごく元気もらえるみたいな。
道後温泉のマクラ聞きました。今日は長めにたっぷりと。
後に控えている両師匠方に長講ということでネタを相談したそうだけど、
特に決めてないから…ということで若旦那登場の「崇徳院」
明るくいきいきとかわいらしい「瀬をはやみ…」
ぼたんさん、いいなあ。本当にすごくいいです。
そして菊之丞さんが、何と再び若旦那登場!
道楽の若旦那…唐茄子屋政談?…居候…船徳?…
だんだん絞られていき、この展開だと湯屋番か紙くず屋になっちゃう…
ということで「湯屋番」でした。長講ということだったので何か意外な展開?
でも菊之丞さんの若旦那っぷりは絶品です。さすが!
仲入り後の小満ん師匠、さらにさらに若旦那登場。
今度は勘当から早三年が経過して、…、知らない噺だった。
小満ん師匠のじっくり聞かせる素晴らしい人情噺。感動。
「長崎の強飯」というお噺だった。すごくよかった。
結果的に第1部は若旦那シリーズ!

20081130a

第1部終演後、廊下でお見送りのぼたんさんにご挨拶。
私のこと、覚えていて下さった。うれしい!
「今日もよかったです。また聞きに行きます。」と次回を宣言!
小満ん師匠も送って下さった。すごくいい噺だったので
私も丁寧にお礼を申し上げた。

ということで私は今日も通し券なので、再び黒門亭に復活!
最初はガラガラだったけど、時間になったら、ほぼいっぱい。
ゆっくりのんびりは聞けません…

第2部
林家まめ平:子ほめ
柳亭左龍:甲府い
鈴々舎馬桜:禁酒番屋
柳家せん八:妾馬

左龍さんは何度か聞いているが、今日は「甲府い」。
最初に聞いたときが「鹿政談」だったのだけど、
あの味わい深い人物のやり取りが「甲府い」でも聞けた。
そして馬桜師匠の「禁酒番屋」。こちらはネタ出し。
すごくよかった。笑いました。役人が酒にニヤッと笑い。
仲入り後はせん八師匠の「妾馬」でたっぷり。
細かい仕掛けみたいなことは一切なく、
しかし自然と聞く人を噺の中に引き込んでいって
これぞ芸ですね。楽しんだ。
どうやら第2部後半は侍シリーズの展開。

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11月はずいぶん聞いてしまった。
明日からはもう12月だけど、焦る…
年末にさん弥さんの会が控えているので
それを楽しみにしばらくは充電!

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2008年11月29日 (土)

落語につぶやき 3

くだらない話。ものすごくくだらないのですが…
かなり昔、十代目金原亭馬生さんを聞きはじめて、
十代目は志ん生さんのご長男で、すごくいいなあ~って、
そんなことを感じていたのですが、ある日たまたま
「金原」という表札の家の前を通って、
そうしたら頭に浮かんだのが、この家「キンゲンテイ」!
普通どう考えても常識的に、住んでいる人は「カネハラ」さん。
この頃から落語頭脳に切り換わりはじめたのか?

最近、週に一度か二度、現場(工事中の住宅)に行くときに
環状2号線という道を通っていくのだが、
東戸塚を過ぎて、上永谷の手前に「柳橋」という交差点があって、
その標識を見るたびに私の中では「リュウキョウ」!
誰がどう考えても「ヤナギバシ」です。

そして今日、「柳橋」さんという家を見つけた。
その表札を見て、「リュウキョウ」と私はつぶやく。

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横浜の風景から 17

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横浜市瀬谷区阿久和東にあるごく普通の高圧送電線の鉄塔。
別にどこにでもある、どうってことのないものなのだけど、
すぐそばを通って、真下から見上げるとなかなかの迫力!
私は以前からこうした鉄塔が好きで、不思議と興味あるのだが、
細かい鉄骨部材を組み上げて、巨大な構造物を形成していき、
その高さといったら、人間のスケール感ではとても計り知れない…
高所恐怖症ではないが、別に高いところが好きということでもなく、
上りたいのではなくて、構造物として面白いのである。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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横浜の風景から 16

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横浜市瀬谷区宮沢3丁目を歩いていて
ふと見つけて気になった火の見櫓。
ここは別にはじめて通ったという訳ではないのだけれど、
でも何となく今日は気に入ってしまって…
天気がよくって、少し冬っぽくなった田園風景、
まわりとのバランスで違って見えてくる。
夏だったら、とても上なんて見ないから…

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ベルナルト・ハイティンク 4

ベルナルト・ハイティンク指揮バイエルン放送交響楽団による
ワーグナーの「ニーベルングの指環」より楽劇「神々の黄昏」
1991年11月 ミュンヘンのヘルクレスザールで収録

「指環」の全体を通してそうだったのだが、
やはり非常に引き締まった演奏で、シンフォニック!
舞台があって、歌手たちが演じて、そこから生まれる奥行き、
そうした臨場感、演劇性とは違う次元で
この完成度、密度の高さというのは、独特であると思う。
響きのバランスが徹底的にコントロールされており、
見事な調和、一貫性が創造されている。
細部へのこだわりや細かい表情付けにまで
「神々の黄昏」はこれまででも特に充実している。
序幕から第1幕へと長大な空間が展開されるが、やっぱり精妙だ。
もう何というか、完璧だと思う。思えばちょっと忘れていた感覚。
というのは、ずっとバイロイトのライブ音源ばかり聞いているので、
動きのある物語性、劇場の迫力にすっかり慣れてしまい、
こうした完成度による緻密で透明な「指環」は久しぶりだ。
でもレヴァインは根っからの劇場型だし、バレンボイムはバイロイト録音だし、
ドホナーニ盤が出ていればこだわりに満ちていたかもしれないが、
ハイティンクの演奏はある意味、非常に貴重な存在といえるのかもしれない。

第2幕第1場のアルベリヒ(テオ・アダム)が
ハーゲン(ジョン・トムリンソン)に夢の中で語りかける場面、
私はここが大好きなのだが、やっぱり今回も素晴らしい。
そしてその後の合唱団が登場して盛り上がるところ、圧巻である!
面白いのが、グンターをトマス・ハンプソンが歌っていて、
これもイメージ的にどうなのかな?とは思うのだが、
もちろん歌としては聞き応えあって、注目である。
でも今ならば、悪に徹して、ハーゲンを聞いてみたいような。
序幕に戻るのだが、3人のノルンの配役について
第1のノルンがヤルト・ファン・ネス、
第2のノルンがアンネ・ゾフィー・フォン・オッター
第3のノルンがジェーン・イーグレンでなんと豪華な顔ぶれ。
当時はまだ新鋭の扱いだったのかもしれないけれど、
その後のスターぶりは周知の通りでこれもまた話題性。

第3幕ももはやこの感動には言葉は用をなさない。
ハイティンクの「指環」はその魅力はなんとなく想像はしていたので、
これまで大切にとってあったのだが、しかしここまでの名演だとは。
年末にバイロイトの放送で「指環」をもう一度聞くとは思うのだが、
その前に充実の演奏で楽しませてもらった。感謝である。

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「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年11月28日 (金)

ベルナルト・ハイティンク 3

ベルナルト・ハイティンク指揮バイエルン放送交響楽団による
ワーグナーの「ニーベルングの指環」より楽劇「ジークフリート」
1990年11月 ミュンヘンのヘルクレスザールで収録

ますます精妙に細部にまで鮮やかな表現が冴えわたり、
「ジークフリート」に独特な透明感が素晴らしい。
理想的ともいえる研き抜かれた機能性を駆使して、
第1幕から快調に難なく突き進んでいくのだが、
贅沢なことをいうようだけど、そういうところが
何となく単調な印象を作り出しているような気もして
バイエルン放送交響楽団が巧すぎるのだ!
ハイティンクの要求している音も少し明るさが増してきているようで。
第2幕もハイティンクにしてはかなりきびきびと動き回る様子で
この澱みなく流れるような仕上がりは少し意外な感じ。
第1場のアルベリヒとウォータンのやり取りのシーンはカッコいい!
テオ・アダムはアルベリヒのイメージではない…という意見もあるのだが、
しかし歌としては、さすがに貫録があって、私は聞きこんだ。
「森のささやき」で夜明けの情景も美しい響きだし、
鋭い切れ味が第3場でのミーメの錯乱ぶりを鮮やかに描き出す。
第3幕はそこに雄大さが加わり、「指環」の後半へと
感情の高ぶりを抑えられないのである。素晴らしい!

ジークフリートはジークフリート・イエルザレム。
やはり時期は重なるが、バイロイトでバレンボイムの指揮で
この役を歌っていたときであり、万全の状態である。
さすらい人(ウォータン)はジェームズ・モリス、
アルベリヒ、ミーメ、ファフナーと配役に変更はなく、
第3幕ではブリュンヒルデのエヴァ・マルトンが再び登場。
面白いのが第2幕の森の小鳥でキリ・テ・カナワが出演している。

EMI 5 19479 2

「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年11月27日 (木)

ベルナルト・ハイティンク 2

ベルナルト・ハイティンク指揮バイエルン放送交響楽団による
ワーグナーの「ニーベルングの指環」より楽劇「ワルキューレ」
1988年2,3月 ミュンヘンのヘルクレスザールで収録

第1幕冒頭の嵐の場面から圧倒的緊張感による
引き締まった音楽にすぐに引き込まれ、夢中になってしまった。
緊迫の場面とそれを解放していく緩急自在が素晴らしい。
この完成度の高さは、最大の魅力であろう。
聞いている人にとって、こんなにも心地よいことはない。
でもこれは、劇場的臨場感というよりは、
演奏会形式によるコンサートに立ち会っているようで
その辺は好みの分かれるところでもあるかもしれない。
しかしオーケストラがバイエルン放送交響楽団なので、
そうしたシンフォニックな展開をみせるのは当然のことであり、
私はハイティンクのこの厳格にして精妙な音楽作りにはまっている。

ジークムントを歌っているのが、ライナー・ゴルドベルクで
この人はレヴァイン盤ではジークフリートを歌っている。
ジークリンデがチェリル・ステューダー。
フンディングはマッティ・サルミネンで太い歌声にしびれた。
第2幕になるとジェームズ・モリスのウォータンが再び登場し、
そしてブリュンヒルデをエヴァ・マルトンが歌っている。
面白いのがフリッカでなんとワルトラウト・マイアーだ。
この10年後にはジークリンデを歌っているので興味深い。
「ワルキューレ」ではウォータンをじっくり聞けるが、
第2幕のブリュンヒルデに過去を語り聞かせるシーンで
声を落として、噛みしめるように言葉を紡いでいくところ、
しかしここでもマイクはしっかり声を拾っていて、感動的である。
第3幕も恐るべき集中力で一気に聞かされた。
ウォータンの告別から魔の炎の音楽へと
ハイティンクの音作りもバイエルン放送交響楽団の音色も
絵画的ではないし、意識的に色彩豊かな情景は避けているような
しかしこの黒光りする渋い響きが強い光を発するフィナーレ、
私はこういう演奏こそが大好きで、やっぱりハイティンクはいい。

EMI 5 19479 2

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2008年11月26日 (水)

ベルナルト・ハイティンク 1

ベルナルト・ハイティンク指揮バイエルン放送交響楽団による
ワーグナーの「ニーベルングの指環」より楽劇「ラインの黄金」
1988年11月 ミュンヘンのヘルクレスザールで収録

私が高校生だった頃だと思うのだけど、
DGがレヴァイン指揮メトロポリタン歌劇場で
EMIがハイティンク指揮バイエルン放送交響楽団で
「ニーベルングの指環」が同時にふたつも進行していたのだ。
DECCAもドホナーニ指揮クリーブランド管弦楽団で着手するという
当時はレコード業界も盛大で華やかだった。
残念ながらDECCAのドホナーニ盤は途中で挫折。
「ジークフリート」と「神々の黄昏」は発売されなかったけれど
収録はすべて終わっているんじゃないかって思うのだが
どうなのだろう…DECCAの「お蔵」にテープがないのかな?
でも当時はCDも高かったので、とてもとてもいくつも買えなかった。
それでこのハイティンク盤の復活をずっと待っていたのである。
今年やっとボックスセットで再発売された。
ついに聞きはじめた。私にとっては念願の「指環」である。

同時期だから仕方ないのかもしれないけれど
ウォータンのジェームズ・モリスはレヴァイン盤でも同じ役を歌っている。
細かく見ていくと面白そうだが、同じ歌手が違う役で両方に出演している人も多く
80年代後半から90年代初頭ということで配役がかなり興味深い。
「ラインの黄金」においては、フリッカがマリアナ・リポヴシェク、
アルベリヒにテオ・アダム、ファフナーにクルト・リドルが出演して、
ドンナーがアンドレアス・シュミット、フローがペーター・ザイフェルトというふうに
この二人などは、10年後にはバイロイトの中心的なメンバーとなっているわけで
ハイティンク盤の「指環」は聞きどころも多いのである。

そしてハイティンクの指揮だが、とにかく感動的だ。
どっしりと安定感のある音楽進行は独特のものだけど
「ラインの黄金」のしなやかで美しい輝きの響きを見事に表現している。
力強く引き締まった演奏には渋い貫録も漂っているし、
あまりオペラ的な感覚ではないのかもしれない。
まさに交響曲のような音作りである。でもそれがいいのであり、
私の心に鋭く訴えかけてくる「指環」、これから堪能していきたい。

EMI 5 19479 2

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落語につぶやき 2

喬太郎さんがマクラの中でいろんな噺家の名前を紹介してくれる。
大師匠の方々、同世代の仲間たち、そして最近流行りの若手まで。
喬太郎さんを聞きに行って、リレー落語のような展開を作り出した
橘家文左衛門さんにはまった。「千早振る」にて。
そして喬太郎さんの口からよく出る同期の入船亭扇辰さん。
勧められるのでラジオデイズでダウンロードしてみた。
やっぱりはまった。最高です。「ねずみ」にて。
私は柳家さん弥さんが大好きで応援しているのだけど
喬太郎さんのCDで同じくマクラの中で
その日の前座の「さん角」さんが紹介されて、
「さん角」って誰?ということで
さん弥さんのことは前から知っていた。
それで本物を聞くとすでに喬太郎さんから
いろいろな先入観を植え付けられているので
自然な成り行きではまってしまうのである。

マクラでいろいろな名前が出てきても
知らないと笑えない。でも少しでも知ると広がる。
面白くって面白くって、爆笑になるのである。

喬太郎さんが「初音の鼓」で「お宝」に関するマクラで
圓丈師匠に六代目圓生さんの生原稿を見せてもらいに行ったところ
「俺の宝は九台目のパソコンだよ」って、六代目が九台目に負けた!
その話、私は異常にツボにはまってしまった。
圓丈さんを聞きまくっているわけではないのだけれど、
圓丈ワールドは好きなので、師匠のパソコン好きは知っていた。
少しだけその人に興味をもって、知りたいと思うと
笑いの幅はぐっと広がり、大爆笑になるのである!

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2008年11月25日 (火)

ピエール・ブーレーズ

先日のバルトークに続いて、今日は13管楽器のための作品集。
モーツァルトの13管楽器のためのグラン・パルティータ(1781)
そしてベルクの室内協奏曲(1923/25)
100年以上の時を経て、同じ編成によって書かれたこれらの作品。
面白い企画である。素晴らしいと思う。実に興味深い。
演奏はアンサンブル・アンテルコンタンポラン
ベルクの室内協奏曲では、13管楽器に加えて、
内田光子のピアノとクリスティアン・テツラフのヴァイオリンが共演。
モーツァルトのグラン・パルティータは聞いているけれど、
正直なところブーレーズだからこうなんだという
そこまでは理解が深くない。あまりよくわからない。
でもベルクはいいと思う。感動的である。
1995年のブーレーズ・フェスティバルで取り上げていたが、
ブーレーズの演奏にふれるのはそれ以来のことで
でもその後も時々演奏していたのか?どうなのだろう。
そのときはクレーメルとバレンボイムだったのだから豪華!
さらに遡れば、ズッカーマンとバレンボイムの演奏によるDG盤もある。
いずれもブーレーズのベルクは格別の素晴らしさである。

DECCA 478 0316

「ピエール・ブーレーズ」に関する記述はホームページにもございます
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落語につぶやき 1

実は少し前まで落語は昔の名人の録音で聞いていた。
志ん生の「火焔太鼓」、圓生の「茶の湯」、
三木助の「芝浜」、可楽の「らくだ」、金馬の「薮入り」、…
正蔵の「中村仲蔵」、正蔵といっても彦六の正蔵師匠です。
そういう中、現役の噺家でずっと好きなのが柳家喬太郎さん。
喬太郎さんが出る落語会には出かけていた。
するとそこには、いろんな魅力的な噺家さんがいる。
目の前に人がいるのだから、好みもあって、
好き嫌いはあるけれど(嫌いな落語家っていませんが)、
知れば知るほど、興味は広がり、
近頃、急速に寄席通いにはまってしまった。
落語って、純粋に噺を楽しんでいる人も多いと思うので、
噺家を聞いて喜んでいるのは違うって
いわれてしまうかもしれないけれど、
人の口から噺が語られるので
その人に興味をもってしまうことは、
私には止められない。

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2008年11月24日 (月)

第1630回N響定期公演

10月のN響定期公演から
ジャナンドレア・ノセダの指揮による演奏会。
10月29日にサントリーホールで収録されたものを
BS2で録画して映像付きで聞いている。
レイフ・オヴェ・アンスネスが出演!
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番である。
アンスネスの演奏に夢中になってしまう。
透明な音色で清潔なラフマニノフだ。
もっと甘ったるい演奏を期待している人もいるかもしれないけど
アンスネスのピアノはここがいいのである。私には最高!
オーケストラも合わせて、冷たい響きが美しく、名演だと思う。
最初の発表では第3番が演奏される予定だったのだが、
アンスネスの第3番を聞きたかった。ぜひまた今度!
第1番と第2番はベルリンフィルとの新しい録音があるが、
第3番はパーヴォ・ベルグルンド指揮の以前の録音しかなく、
たしかオスロフィルだったような気がするのだけど、
まもなく第3番、第4番と新しい録音で
全集を完成させてくれるのではないかと期待しているのだが、
どうだろう?楽しみである!
後半はレスピーギの珍しい作品で「ブルレスカ」
そしてレスピーギの編曲によるラフマニノフの練習曲「音の絵」。
これがまた素晴らしい!お馴染みの練習曲「音の絵」だけど
こうして聞くと本当にラフマニノフがオーケストレーションした作品のようで
貴重な機会に恵まれてという作品への関心もあるけれど、
しかし私にとっては、この編曲版が大好きになってしまった。
それぞれ表題がついていて、これらは作曲者によるイメージに基づくようだが、
まさに絵画的な広がりが、管弦楽によって増幅されていて、
それも想像を膨らませる大いに魅力であると思う。
ピアノの原曲で聞いているときには、あまり意識していなかった。
ノセダはいい作品を紹介してくれたと思う。感謝!

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2008年11月23日 (日)

柳家喬太郎 横浜勉強会

今日は「第三回 柳家喬太郎 横浜勉強会」を聞きに
横浜にぎわい座にある「のげシャーレ」に行ってきた。
チケットはあるけれど、自由席ということで
喬太郎さんのときは早く行かなければならない
という習慣ができていて、今日も12時10分に到着。
開場を早めてくれて13時15分。開演は14時。
結果的にそんなに早く行く必要もなかったようで、
しかし着くとすでに客の列ができていた。

柳家さん弥:道具屋
柳家喬太郎:花筏
柳家喬太郎:文七元結

驚いた。さん弥さんが来ていた!
さん喬一門から若手を連れてきてくれるということは知っていたけれど、
本当に私の行く先、さん弥さんが現れるのである。
今回は全くの偶然なので、真剣にビックリした。
さん弥さんを応援する追っかけ隊のみなさんと
来月は黒門亭や番外地にさん弥さん目当てで行くので
楽しみにしていたのだけど、まさか今日も会えるなんて!

ということでさん弥さんの演目は「道具屋」
「何か抜けるものはないのか?」「お雛様の首が抜けます」
という「道具屋」のオチに対して、喬太郎さんが出てきたら
「お前が抜けてるんだよ~」って、すぐにネタにされ、爆笑。
枕が面白い!それはいつもながら。そして「花筏」へ。
今日は大相撲の千秋楽だから、鋭いネタ選びだ!
仲入り後に少し枕で告知をした後、「おい!さん弥~」って呼び出して、
「着替えしてんのか~いいよ~」って、着替えの途中のさん弥さんが
舞台に飛び込んできて、面白いの何のって!会場爆笑。
でも少しでもお客さんに覚えて帰ってもらおうって
喬太郎さんの弟想いの優しさにふれて、こういうのっていいですよね~
それからさん弥さんの奥さんと9ヶ月になるお子さんの話題にふれて
親子の絆に関する枕から「今帰ったよ~、何だ、いねえのか?」
暗いのに灯もついていなくて…え!まさか「文七元結…」呟いてしまった。
冬らしくなってきたし、もうすぐ12月だし、年末もそろそろ見えてきて…
この季節、冬のネタが来るのはわかっていたけれど
その噺の主が壁を塗る(左官屋さん)。
なら「文七元結」しかないでしょう…大ネタだ。
それからの50分ぐらいでしょうか。感動。涙なくしては聞けない。
素晴らしい。喬太郎さんの人情噺ははじめて聞いたのだけど、
やっぱり独特の語り口、情景描写、心にしみる…
「文七元結」は本当にいい噺。よく知っているのだけど、
喬太郎さんの実演で「文七元結」が聞けるなんて、感謝。
今日は勉強会ということで喬太郎バージョン。
50両を借りてきて、正月早々借金を返し、
1年間、長兵衛さんは一心不乱に働く。
それでやっと出来た50両を持って、大晦日、お久を迎えに行くのである。
そこで文七の身投げに遭遇するという展開。
つまり50両を文七に与えてしまったら、
翌日からお久は店に出て、女郎に身を落とすという…
考えてみれば、この方がずっと劇的で追い詰められる真剣さが全く違い、
ちょっとビックリしたんだけど、説得力ある!さすが喬太郎師匠。
もちろんなくなった50両は見つかっているので
12月31日のギリギリにお久は身受けをされて、
翌日には無事に帰ってくるというハッピーエンドなのだが、
これで心から「あけましておめでとうございます」という
本当に素晴らしい「文七元結」だった。
喬太郎師匠、ありがとうございました。

20081123

終わった後、さん弥さんにちょっとだけご挨拶に行って、
喬太郎さんの着物脱ぐ手伝いをして、急いできてくれたのだけど、
「いい噺を聞かせていただいて、喬太郎師匠によろしくお伝えくださいね」って
心からお願いした。すごく充実した気持ちで帰宅。

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2008年11月22日 (土)

ピエール・ブーレーズ

ピエール・ブーレーズの指揮によるバルトーク。
2台のピアノと打楽器のための協奏曲
エマールが参加していて、こちらの演奏はロンドン交響楽団。
ヴァイオリン協奏曲第1番(ギドン・クレーメル)
ヴィオラ協奏曲(ユーリ・バシュメット)
ヴァイオリン協奏曲とヴィオラ協奏曲はベルリンフィル。
このディスクは素晴らしい!最高だ。
特にヴァイオリン協奏曲のクレーメルには驚嘆した。
こんなに楽しい演奏を聞くのははじめて。
もちろんクレーメルの響きはこの上なく美しく、鮮やかに。
ヴィオラ協奏曲もそうだけど、ベルリンフィルがいきいきと奏でている。
やはりブーレーズの指揮だと音楽が入ってくる。なぜだろう?
いままで聞こえなかった音楽が、しっかり、はっきりと見えてきて、
そして心に届いてくる。本当に楽しいバルトークの音楽。
今まで何を聞いていたのだろう…ブーレーズだからこそ、
作曲者の意図を確実に表現できているということ?
そういうわけではなく、ブーレーズだけでもないのだろうけれど、
しかしそれにしてもブーレーズのバルトークは特別である。

DG 00289 477 7440

「ピエール・ブーレーズ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年11月21日 (金)

ザルツブルク音楽祭2006

20081121

ザルツブルク音楽祭のホームページより
歌劇「魔笛」第2幕の舞台写真である。
夜の女王のアリアを歌うディアナ・ダムラウ。
http://www.salzburgerfestspiele.at/

モーツァルト・イヤーの2006年に
ザルツブルク音楽祭で上演された歌劇「魔笛」
リッカルド・ムーティ指揮ウィーンフィルによる演奏で
演出はピエール・オーディ。今日は第2幕。
派手な色彩と強烈なオブジェで構成された舞台である。
子供が作った粘土のおもちゃを並べたみたいな…
でも「魔笛」の楽しさをストレートに表現しているようで
見た目の面白さもあるし、いいと思う。
第2幕ではザラストロが活躍するが、ポップな情景の中にあって、
極めて厳粛な佇まいの高僧であるザラストロ、
ルネ・パーペが圧倒的な存在感。しかしメイクはパンダ。
そして夜の女王のディアナ・ダムラウ。
自分の娘であるパミーナを激しく叱りつけ、
有名な夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
超絶技巧の恐ろしく高い声で歌うのだが、凄すぎる!
横にいるゲニア・キューマイアもかなりビビっている。
というのはもちろん母の迫力に押されるそういう演技なのだが、
しかしここでのディアナ・ダムラウにはまいった。
そのパミーナのゲニア・キューマイアも素晴らしい!
すごくかわいらしい印象でいいんだけど、
でもちょっと大柄なイメージがあり、タミーノを圧倒している?
私の大好きなクリスティアン・ゲルハーヘルはパパゲーノ。
ここでのパパゲーノが「歌はいいけど、演技が面白くない」
というような批評があるのだが、でもこうして映像でじっくり鑑賞していると
たしかにゲルハーヘルの表情が常に演技に対して真剣で
パパゲーノにしては暗すぎる…とは思うのだけど、
しかしすごく細やかに表情豊かでもあり、私はいいと思うのである。
パパゲーナのイレーナ・ベスパロヴァイテは楽しそう。
パパパパパパパパパパパゲーノ!って。
魅力的な脇役であるモノスタトスのブルクハルト・ウルリヒも大活躍!
最後は夜と太陽が和解!しかし祝福の合唱団はみんなパンダ!
ムーティの「魔笛」だから質は保証されているのだろうけど、
それにしても素晴らしい舞台である。楽しませてもらった。

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「リッカルド・ムーティ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年11月20日 (木)

ザルツブルク音楽祭2006

20081120_2

ザルツブルク音楽祭のホームページより
歌劇「魔笛」第1幕の舞台写真である。
パパゲーノが登場の場面。
http://www.salzburgerfestspiele.at/

モーツァルト・イヤーの2006年に
ザルツブルク音楽祭で上演された歌劇「魔笛」
リッカルド・ムーティ指揮ウィーンフィルによる演奏で
演出はピエール・オーディ。今日は第1幕。
歌手も最強の顔ぶれとしかいいようがなく、
ザラストロのルネ・パーペ、夜の女王はディアナ・ダムラウ。
タミーノのポール・グローヴズ、パミーナがゲニア・キューマイア。
そしてパパゲーノがクリスティアン・ゲルハーヘルというふうに。
やはり何といってもムーティ指揮のウィーンフィルが最大の魅力だ。
鋭くきびきびと圧倒的鮮やかさでこれぞムーティのモーツァルト。
曖昧さはなく、きっぱりと言い切る独特のスタイルであり、
最初のうちはムーティも少々勢い余ったのか、
歌手が付いて行けてないような印象もあるのだけど、
舞台が進むにつれて、全体にひとつの調和が生まれてきて、
もちろんそれは強烈なムーティの世界なのだが、
しかしそこに違和感はなく、極めて自然な流れを生み出して
躍動感あふれるモーツァルトに喜びを感じるのである。

DVDR044/045

「リッカルド・ムーティ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年11月19日 (水)

白酒・雲助・さん喬

録りためていた落語をDVDに保存。
TBS「落語研究会」で放送された三席。

桃月庵白酒:徳ちゃん
五街道雲助:汲みたて
柳家さん喬:鰍沢


男たちが女に苦労する三席を集めてみたのだけど、
白酒さんの「徳ちゃん」なんてかわいいもので
雲助師匠の「汲みたて」では稽古屋の師匠登場でちょっと艶っぽくなり、
そしてさん喬師匠の「鰍沢」だと、それはそれは恐ろしい内容である。
「鰍沢」は本当にすごい噺でさん喬師匠の迫真の一席にこれまた感動だ。
絵画的な噺ではあるけれど、まるで映画を見ているような。
「長短」や「真田小僧」のさん喬師匠とは違って、
一切の笑いは抜きのひたすら真剣に聞かせていただく一席である。
さん喬師匠の静かだけど、あまりにも迫力のある語りに
正直ちょっと恐ろしく、まさに凍り付くような展開で
「真田小僧」の軽快な笑いに逃げ出したくなってしまう。
この「鰍沢」は宝物だ。これから大切にしていこう。

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2008年11月18日 (火)

菊之丞・正朝・さん喬

録りためていた落語をDVDに保存。
TBS「落語研究会」で放送された三席。

古今亭菊之丞:四段目
春風亭正朝:黄金餅
柳家さん喬:真田小僧

菊之丞さんの小僧もの。そしてさん喬師匠の小僧もの。
「黄金餅」は人間の裏側、悪、欲の恐ろしさがにじみ出てくる作品で
それを「真田小僧」のかわいらしい意地悪が薄めてくれる。
「黄金餅」は力強い迫力に満ちた噺で
志ん生さんの名演を聞いて、大好きになったのだけど、
正朝さんも勢いのあるいい意味での荒っぽさに引き込まれる。
そしてさん喬師匠の「真田小僧」が何ともいいのだ。
子供の悪知恵ですごく憎々しい、しかしそれがまた
何ともかわいらしくて、さん喬師匠が少年に見えてくるような
素晴らしい「真田小僧」に感動した。

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2008年11月17日 (月)

春風亭正朝・柳家さん喬

20081117

DeAGOSTINIの「落語百選」第3号!
先日第2号を絶賛したけれど、この第3号も絶品でした。
正朝さんの「代り目」とさん喬師匠の「長短」。
「代り目」はいい噺。正朝さんの酔っ払い描写も最高で
よく多いのは、おかみさんを褒めて、
実はまだ出掛けていなかったおかみさんに気付いて、
途中で盛り上がったところで終わっちゃうんだけど、
ここでは後半のうどん屋さんが登場してくるところも
最後のオチまで全部聞かせてくれて、すごく貴重。
噺をきちんと聞かせるという、それがここでの趣旨なんだろうけど
改めてやっぱりいい企画だなとありがたいです。
そして後半のさん喬師匠に感動!
「長短」は知っています。今さら「長短」なんて~
そんなことを少しでも思っていたのだから、反省だ!
さん喬師匠の芸の素晴らしさに圧倒されてしまい、
長さんのゆっくり饅頭を食べるシーン、煙草に火を付けるシーン、
夢中になってしまって、噺の中に引き込まれた。
引きずり込まれて、やはりさん喬師匠は尊敬ですね。
「落語百選」今後も期待しています。

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2008年11月16日 (日)

第1629回N響定期公演

10月のN響定期公演から
ジャナンドレア・ノセダの指揮による演奏会。
10月17日にNHKホールで収録されたものを
BS2で録画して映像付きで聞いている。
先日聞いたNHK音楽祭2008の公演に続いて
ジャナンドレア・ノセダとN響の共演である。
スメタナの交響詩「ハーコン・ヤール」
ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番
チェロ独奏はエンリーコ・ディンド。
そして後半がメンデルスゾーンの交響曲第3番。
スメタナの「ハーコン・ヤール」は珍しい作品。
私はクーベリックのCDを持っているのだけど、
それでしか聞いたことがなく、買ったときから
その後は全く出会ったことがないので、
今回はじめてのように新鮮な気持ちで接した。
改めてちゃんと聞くと面白い作品である。
そしてショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番は
こちらはいうまでもなく名曲の中の名曲である。
この演奏を聞いていたらノセダのショスタコーヴィチ
交響曲も聞いてみたくなってしまった。それも大曲がいい。
今後もきっとN響定期に出演してくれると
期待しているのだけど、ぜひそのうちショスタコーヴィチを!
メンデルスゾーンの「スコットランド」もエネルギッシュな名演である。
ジャナンドレア・ノセダは背が高くって、カッコいい!
しかしその指揮姿、ちょっと激しすぎる…
無駄も多そうな気がしてしまい、汗だくになって、
せっかくの服が汗まみれになっているのは、
見ていて、心配になってしまうのだけれど…

DVDR042

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2008年11月15日 (土)

さん弥・喬之進・左龍

ニフ亭で配信されている録音から
柳家さん弥:寝床
柳家喬之進:ちりとてちん
柳亭左龍:鹿政談
この三人の噺家さん、さん喬一門である。
集めてみた。実力者揃いで素晴らしいのです。

まずはさん弥さんの「寝床」、面白い!
この「寝床」を12月23日の「さん弥番外地」で本物が聞ける!
楽しみで早く聞きたくて聞きたくて…たまらない。
ホントにさん弥さんはいいです~
このニフ亭の録音はかなりのっている気がするんだけど、
「さん弥番外地」では、さらにパワーアップするそうなので期待。
ぜひみなさん、行きましょう!「さん弥番外地」
そして喬之進さんの「ちりとてちん」。
喬之進さんは枕が充実で面白いです。
「ちりとてちん」はすっかりお馴染みになったのだけど、
録音を聞いているとやっぱり寄席で本物を見たくなってしまう。
トリは柳亭左龍さん。この録音は二ツ目の柳家小太郎時代のもので
私は左龍さんの「鹿政談」を実演で聞いたことがあって、うれしい。
「鹿政談」はいい噺なんだけど、おじいさんとおばあさんのやりとり、
左龍さんは独特の味わいがあって、魅力的。
お客さんの緊張をほぐしていくやんわりとした口調、
聞いている人を噺の中に引き込んでいくのが実に上手い!

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2008年11月14日 (金)

柳家喬太郎・五街道雲助

20081114

DeAGOSTINIの「落語百選」第2号!
実は創刊号と一緒に買ってきて、
待ち切れずにすぐにDVDを見てしまったのだが、
今日は改めてじっくり鑑賞している。
喬太郎さんの「時そば」と雲助さんの「芝浜」。
落語ファンの方ならみんなうなずいてくれると思うけど、
この第2号の内容は最高です!
まずは喬太郎さんの「時そば」。いい~!
枕から爆笑。面白すぎる。何でこんなに面白いの。
喬太郎さん大好き!「落語百選」でもこんなにはじけるんだ。
そして「時そば」の噺に進んでいくんだけど、喬太郎さんは
自分では「新作っぽい、古典落語とは思えない」っていっているけれど、
この「時そば」はきっちりしてるって、私は思うんですよね。
もちろん喬太郎流のいろんな要素が盛り込まれているんだけど、
喬太郎さんの古典は基礎になっている骨格は決して崩さずに
伝統や受け継がれてきた芸と喬太郎ワールドが見事に共存して、
だからこそ「時そば」で奇跡が起こるのです。素晴らしい!
そして続いて、雲助さんの「芝浜」を聞く。これが感動だ。
雲助さんの人情噺は味わい深くて、じっくり聞きこむ。
三代目三木助さんの「芝浜」を基本にしていると思うのだが、
前半の芝の浜に下りたって、透明で冷たい空気が感じられるような
この情景描写は芸術の域である。
そして後半のおかみさんとのやり取り、
雲助さんの言葉が深く心に届いてくる。
「芝浜」は本当にいい噺だ。これから季節です。

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2008年11月13日 (木)

フランス国立管弦楽団2006/2007

パリのシャンゼリゼ劇場で上演された
ドビュッシーの歌劇「ペレアスとメリザンド」
ベルナルト・ハイティンク指揮フランス国立管弦楽団
2007年6月12/18/20日に収録された映像をBS2で録画。
今日は後半部分の第4幕と第5幕を聞いている。
幻想的な舞台である。ジャン・ルイ・マルティノーティの演出。
マグダレナ・コジェナーの魅力はもちろんだけど
ローラン・ナウリのゴローに感動した。
第1幕で優しく穏やかにメリザンドに接していたゴローが、
しだいにペレアスとメリザンドの関係を怪しむようになり、
第3幕では、幼い息子のイニョルドにふたりの関係を問いただして、
冷静さを失い、暴力的で狂気の心理である。
そしてついに第4幕ではメリザンドに手を挙げ、
自慢の美しい髪をバッサリ切り落とす。
ペレアスとメリザンドの密会現場に乱入して、
ペレアスを殺し、メリザンドにも怪我を負わせ、
第5幕では、瀕死のメリザンドに不義をしつこく問い詰める。
ローラン・ナウリの恐ろしく緊迫感を伝える演技に圧倒された。
そのゴローの存在が極めて現実的な要素を表現しているのなら、
メリザンドはまさに幻想の中にいる不思議な存在なのであり、
コジェナーが夢の中に漂う、淡くとらえどころのない美しい女性を
見事に演じ切っている。さすがなんだけど、本当に素晴らしい。
よく比較されるけれど、この第4幕から第5幕への流れは、
「トリスタンとイゾルデ」だ。しかしこちらは救済がない。
その代わりに新しい命の誕生にすべてが託され、幕が下りる。

DVDR040/041

「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年11月12日 (水)

フランス国立管弦楽団2006/2007

パリのシャンゼリゼ劇場で上演された
ドビュッシーの歌劇「ペレアスとメリザンド」
ベルナルト・ハイティンク指揮フランス国立管弦楽団
2007年6月12/18/20日に収録された映像をBS2で録画。
今日は前半部分で第1幕から第3幕を聞いている。
以前にやはりハイティンクの指揮、フランス国立管弦楽団の演奏で
「ペレアスとメリザンド」をコンサート形式で取り上げ、
それはCDにもなっているのだが、その時点で
ぜひ次は舞台付きでという案がもち上がったそうである。
メリザンドを歌っているのが、CDではオッターだったと記憶しているが、
今回はマグダレナ・コジェナーが出演していて、それだけでも話題性は十分。
ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」はたいへん美しく繊細な音楽である。
しかしながら音楽だけで聞いていると、とらえどころがないような印象もあり、
ドビュッシーが大好きな私でもちょっと身構えてしまうところがあるのだが、
今回は映像があるので、物語も入ってきやすいし、ずっと理解が深まる。
ハイティンクがまた極めて精妙な音楽作りで、
細部まできっちりと聞かせてくれるのがうれしいが、
独特の柔らかい音色をしなやかに響かせて、
色彩も抑えつつ、淡い輝き、微妙な光の移ろいを見事に再現してくれて、
これぞドビュッシーの音響世界であると感動的である。
つまりかつてのような楷書体の演奏からは、
はるかに自在な表現を可能にして、これはさすがに巨匠の芸だ。
ハイティンクの音楽への深い理解、緻密な分析と
フランス国立管弦楽団の極上の音色とがひとつになっているのである。

DVDR040/041

「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年11月11日 (火)

NHK音楽祭2008

NHK音楽祭2008から開幕公演の
ジャナンドレア・ノセダ指揮NHK交響楽団。
2008年10月22日 NHKホールでの演奏を
BS2で放送された映像付きで聞いている。
今年はヴァイオリン協奏曲を聞くことがテーマで
今回はサラ・チャンの独奏でブルッフの第1番。
前に演奏されたのがラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌ
そして後半がムソルグスキー(ラヴェル編曲)の「展覧会の絵」
アンコールは「くるみ割り人形」からトレパーク
サラ・チャンはスケールの大きい立派なブルッフなのだけど、
音も美しいし、同時に細やかなところまでじっくり聞かせているなど
圧倒的に成熟度が増してきているようである。
やはりブルッフのコンチェルトは感動的な名曲。
そして後半の「展覧会の絵」がすごくいい。
ジャナンドレア・ノセダが速めのテンポで突き進むけれど、
音がしなやかで思った以上に荒々しさは感じられない。
ゲルギエフにそっくりの指揮姿だが、とにかく大袈裟だけど
そのオーバーアクションが音楽に邪魔になることはなくて、
仕上がり具合は意外とスマートにセンスはいいのである。

DVDR039

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2008年11月10日 (月)

ベルリンフィル2007/2008

ラトル指揮ベルリンフィルによるベルリオーズの幻想交響曲。
フィルハーモニーが火事で急遽イエス・キリスト教会で収録されたという
録音の点でも注目を集めているディスクである。
2008年5月30日から6月1日にかけての録音。
今日のラトルはやっぱりそれほど暴れない。
私はそういうラトルもいいと思っているのだけど、
それにしても繊細な響きをとことん追求して、
この精度、機能性を維持しつつ、もうちょっと濃厚で
色があって、破壊力のある幻想って無理なのだろうか?
透明な響きに包まれて、モノトーンというか、白銀というか、
でもベルリンフィルの音色って、こういう方向性なのかな。
その点では後半の「クレオパトラの死」の方が好みかも。
スーザン・グレイアムが歌っている。
正直なところ、カンタータ「クレオパトラの死」は詳しくないのだが、
幻想とのこの組み合わせって、ゲルギエフ盤と同じだったはず。
でもゲルギエフの演奏は残念ながらあまり面白くなかったので、
今回はすごく楽しませてもらっている。
本当はフィルハーモニーで定期演奏会を
ライブ収録するはずだったのだろうか?
もしかしたらライブだと少し違った方向に向かったかも?
それともEMIが表面的に整えすぎで面白みも消えちゃったのか?

EMI 2 16224 0

「サイモン・ラトル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年11月 9日 (日)

午後は黒門亭に

鈴本を後にして、午後は黒門亭に行ってきた。
第2部に圓太郎さんが出演なので今日も通し券を購入。

第1部
林家まめ平:味噌豆
三遊亭窓輝:釜泥
橘家蔵之助:反対俥
柳家さん吉:十徳~町内の若い衆
金原亭世之介:堪忍袋


今日は客の入りは今ひとつで
でもちょうどいい会場にほどよい混み具合ということで
みんなすごくよかったのだ。
蔵之助さんが「練習します」って、「反対俥」
面白かったし、スピード感、切れのよい動きに夢中になってしまった。
そして仲入り後のさん吉さんの味わい深い一席。
いえ!続けて二つもお噺を聞かせて下さった。
そして世之介さんの「堪忍袋」。これがまた素晴らしい!
「堪忍袋」は知っていますけど、きちんと聞くとこんなに長い噺なんだ。
ホントに「堪忍袋」でここまで感動するなんて!
堪忍袋に悪口を叫ぶところで「泰葉」ネタが出てました。

第2部
林家まめ平:子ほめ
柳亭こみち:壺算
橘家圓太郎:化け物使い
柳家禽太夫:蒟蒻問答

第2部もよかったです。
こみちさんと窓輝さんが入れ替わりで
第2部にこみちさん登場!
昨日のぽっぽちゃんから朝のぼたんさん、
そしてこみちさんで今回は女性噺家を続けて聞いたんだけど、
今日のこみちさんはすごくよかったです。「壺算」だった。
何と二日連続で「壺算」聞いちゃった。
噺家の金銭感覚や生活費の枕を聞いて、
「とめさん!」と来たから、まさかとは思ったのだけど、
やっぱり「壺算」だった。でもお金のやり取りや
何でか?納得いかない店主の描写、テンポ感もいいのだけど、
こみちさんの「壺算」はよかったです。
太鼓叩いたり、裏方も大忙しで、お疲れ様でした。
そして圓太郎さんが熱かった!いいです!
実は端っこでお疲れのお客さんがひとりいて、
グーグー、イビキかいて寝てた人がいて、
負けずに120%全開の「化け物使い」を聞かせていただきました。
その寝ている人に向かって話してましたね。
正直、小さな会場なのでイビキは邪魔だった。
なかったら、絶対もっと感動も120%だったはず。
しかし迫力の圓太郎さんを聞けて、それは今日の収穫。
そしてトリは禽太夫さんの「蒟蒻問答」。
圓太郎さんと禽太夫さん、体育会系つながりだったのかな?
パワフルな「蒟蒻問答」でこれもよかった!
今日の黒門亭は熱かったです!
外は寒かったみたいですね。
黒門亭は暖房がきいていたというのではない!
噺が熱くて、絶好調で充実だったな~

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鈴本早朝寄席

20081109

写真は今日の演目なのだけど、
お見送りの林家ぼたんさんが写ってくださいました。
画像は小さくしてあるので、決して悪用しないで下さい!

今日は朝から鈴本演芸場の早朝寄席に行ってきた。
9時20分には御徒町の改札を出て、日曜朝の上野に下り立ち。
「弥助・喬之進・さん弥・ぼたん」魅力的な顔ぶれです。
大好きなさん弥さんが出るので、どうしても聞きたくなってしまい…

林家ぼたん:夢の酒
柳家さん弥:道具屋
柳家喬之進:寿司屋水滸伝
五街道弥助:うなぎ屋

落語協会のインターネット落語会でお馴染みのぼたんさん。
鈴本に着くと元気に迎えてくださいました。
舞台に登場のときの明るい笑顔がいいですよね!
「夢の酒」もすごくよかった。お花さんがかわいかったです。
そしてさん弥さん登場。といっても入口で500円玉を置くときに
朝一番でお会いできて、挨拶することができました。
今日は「道具屋」で与太郎さんだったのだけど、
これがまた、恐ろしく怪しげな与太郎さんでたまんない!
やっぱりはまる…面白くって面白くって、病みつきになります。
続いて喬之進さん。枕で板前さんの修行の話になったので
何の噺が来るのだろう…って、楽しみにしていたら、
「やめないで…やめないで…」だっけ?
これは!喬太郎さんの「寿司屋水滸伝」だよ。
驚いた。喬之進さんのイメージ変わっちゃったんだけど。
でも楽しかったです。何か、すごく得した気分。
トリは弥助さん。さすが!きちっとしてます。いいですね。
朝からものすごく贅沢な時間を過ごしてしまった。
11時15分にして、今日は極上の日曜日を堪能しました。

終演後、さん弥さんを応援する会のみなさんに合流させていただいて、
さん弥さんにご挨拶した。またお会いできて、うれしい!
メガネかけてる素のさん弥さんが好きなんだなあ。
でも今日はメガネかけてなかったかな?どうでしたっけ?
さん弥さんが楽屋から下りてきてくれて、待っている間に
ぼたんさんが写真に写って下さったのです。
みんな、魅力的な噺家さんです。いいですよ~
さん弥応援会のみなさまも楽しい時間をありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

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2008年11月 8日 (土)

希望ヶ丘・大番寄席

今日は夕方「第1回 希望ヶ丘・大番寄席」に行ってきた。
横浜から相鉄線に乗って、希望ヶ丘にある居酒屋さん
「大番」で行われた若手噺家による落語会。
実は私、超地元である。こんなに近くで聞けるなんて!
「駅から」ではなく「駅に向かって8分歩いて大番に行った」
出演する噺家のセレクトが魅力的で楽しみに出掛けた。

春風亭ぽっぽ:牛ほめ
春風亭一左:幇間腹
金原亭馬吉:替り目
春風亭一左:壺算
金原亭馬吉:転宅

開口一番はぽっぽちゃん登場!
小朝さんのお弟子さんでかわいいよ~というのはリサーチ済み。
今回はじめて聞いたのだが、でもそういう見た目のかわいらしさよりも
すごく落ち着いていて、上手かった。噺の流れが自然。
正直なところ、女性の噺家さんが無理に男の描写をしているというと
不自然で気になってしまうことがあるのだけれど、
ぽっぽちゃんは、自分の言葉で話して、
自分がもっている個性に逆らわないというか、
素直に噺に向き合っているという印象が心地よかった。
ぽっぽちゃんが描き出す与太郎ワールドに
気付くとすっと引き込まれているのだと思う。

来週から二ツ目に昇進の春風亭一左さんが
前半は「幇間腹」、仲入り後が「壺算」
第1回の落語会だし、会場の空気を探っているというか、
最初のうちは堅さが目立っていたけれど、
噺に進むとどんどん勢いが出てきて、
特に後半の「壺算」はもう絶好調で
お客の心をしっかりとつかんでいたと思う。
二ツ目になると自然に変わってくるのかもしれないけれど
もっとはじけてほしい!どんどん勢いに乗ってほしい!

そして馬吉さん。前半は「替り目」、トリが「転宅」
馬吉さんは上手い。じっくり聞かせていただきました。
「替り目」のおかみさんも「転宅」にしても女性の描き方が上手い!
居酒屋さんの2階で落語会ということで
酒と肴の場面をたくさん盛り込んで、
会場にもお客さんにもいろんな心遣いが感じられて、
馬吉さんは素晴らしいです。また聞きたい。

20081108

落語の後は抽選会!
私、何と当たりました。「029」
一左さんの「二ツ目昇進記念サイン入り色紙」ゲット!
大切にします。応援しています!
今度は一左さんを寄席で聞いてみたいな。
次回お会いするのを楽しみにしています。

今度の「大番寄席」は来年3月8日(日)14時~だそうです。

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2008年11月 7日 (金)

王立コンセルトヘボウ2007/2008

昨日に続いて、今日もマリス・ヤンソンス。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の自主制作盤で
R.シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」とアルプス交響曲。
これは最高の名演。たっぷりと極上の音楽を堪能。
あれやこれやと細かいことを考える必要もなく、
最初から最後まですべてが大好きで心地よく、
特にアルプス交響曲は何ともいえなく感動!
ヤンソンスの丁寧で精妙なアプローチと
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の豊潤な音色が
見事にひとつになって、絶妙なバランスを創り出しているのだろう。
ヤンソンスのアルプス交響曲は、ウィーン芸術週間2001のライブで
ウィーンフィルとの録音も持っているのだが、
久しぶりにそちらも聞きたくなってしまったけれど、
やはり私としては、バイエルン放送交響楽団で聞きたい!
ロイヤル・コンセルトヘボウは暖かみのある音色で
とにかく色彩豊かに濃密な音響を楽しめる。
もちろんヤンソンスの音楽はしっかり引き締まっているけれど。
バイエルン放送交響楽団だともっと均質な響きで
統制のとれている印象、音色も透明な輝きだと思うのである。
聞いてみたい!ヤンソンスのR.シュトラウスはいい。

RCO 08006

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http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年11月 6日 (木)

ルツェルン・イースター2005

ルツェルン・イースター音楽祭2005から
マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団による
ブルックナーの交響曲第3番(第3稿)
3月19日にルツェルン・コンサートホールで収録されたものを
再放送だと思うけど、NHK-Eで録画して映像付きで聞いている。
ヤンソンスがブルックナーに熱心なことは知っていたのだが、
ようやく聞くことができた。他に第4番の演奏もあるらしい。
ヤンソンスのブルックナーはこういう仕上がりなんだ。
いつもながらの精妙な指揮で響きを丁寧にコントロールして、
透明なサウンドですごく美しいブルックナー。
基本的にはスッキリと鳴っていて、音楽の構造は引き締まり、
弦と管のバランスも細心の注意で各楽器がくっきりと浮かび上がる。
ヤンソンスらしい!といっていいのだろう。
でもここでひとつ非常に特長的なのが、残響の扱い。
ブルックナー独特の音響効果が豊かな残響で会場に鳴り響く。
よくいわれるけれど、オルガン的音色が教会の中に響きわたるような。
これが収録時の音響編集によるものなのか、
ルツェルン・コンサートホールの豊かな残響によるものなのか?
その辺はわからないけれど、もちろんヤンソンスは
ブルックナーのサウンドを意識しているであろうし、
この点については、非常に素晴らしく、私は好きである。

DVDR038

「マリス・ヤンソンス」に関する記述はホームページにもございます
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2008年11月 5日 (水)

第1628回N響定期公演

10月のN響定期公演から
アンドリュー・リットンの指揮による演奏会。
10月4日にNHKホールで収録されたものを
BShiで録画して映像付きで聞いている。
正直なところ、リットンにはそれほど興味はないのだけれど、
ここで私の注目はイモジェン・クーパーの独奏による
シューマンのピアノ協奏曲である。
イモジェン・クーパーはブレンデルの弟子として有名で
N響の定期公演にもたびたび出演しており、
モーツァルトのピアノ協奏曲をよく演奏してきたが、
今回はシューマンである。素晴らしい!
デリケートな音色で弱音を中心に美しい響き。
音楽の流れに乗って、すごく自然な印象。
優雅で気品が漂い、第3楽章も急がず丁寧に
一音一音を大切に弾いて、いきいきとリズムが躍動する。
この辺はついブレンデルの演奏を思い浮かべてしまうのだけど、
もはやわざわざ結びつけて考える必要はないだろう。
前半はベートーヴェンの「レオノーレ」序曲第3番。
そして後半がチャイコフスキーの交響曲第2番「小ロシア」。

DVDR037

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2008年11月 4日 (火)

古今亭菊之丞・入船亭扇辰

20081104_3

DeAGOSTINIの「落語百選」創刊号!
CMも流れているし、気にはなっていたのだけど、
とりあえず最初のうちは古典落語の定番ばかりで
もちろんしっかり読めば勉強になることも多いと思うのだが、
一応私でも「子ほめ」や「目黒のさんま」は知っているので、
何となく買ってなかった、見てなかったのだが、
第2号の喬太郎さんの「時そば」がいろいろなところで
評判になっているので、やはり見ずにはいられない…って
思いはじめたらこの恋しい想いは止められず、
となると菊之丞さんも扇辰さんも大好きなので
やはりまずは創刊号から見ている。

「子ほめ」と「目黒のさんま」なんて(笑)
落語の代表みたいな…まさに定番中の定番なのだけど、
これが素晴らしい!最初に菊之丞さんの「子ほめ」。
いつもの流れるような語りに聞かされてしまった。
そして扇辰さんの「目黒のさんま」が最高!
声を自在に操るのでは、扇辰さんはいいなあ~
いつも子供の声でうまいなって感じるのだが、
今回は駄々をこねる殿様が実に見事!
そしてお腹がすいて、もうたまらない殿様が
がむしゃらになって焼きたてのさんまを食べまくる描写、
これが上手い!おいしそうで、恐ろしくリアルである。
こちらまで匂いが漂ってくるのだから!
ぜひみなさん、ご覧になってください。

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2008年11月 3日 (月)

バイロイト音楽祭2007

20081103

バイロイト音楽祭のホームページより
「パルジファル」第3幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2007年のバイロイト音楽祭から
8月2日に上演された舞台神聖祭典劇「パルジファル」。
今日も第3幕だが、順番に聞いてきた2007年の録音も
これでいよいよ終わりとなる。少し寂しいが、全7作を堪能した。
蛇足ながら、2007年の演目をもう一度振り返ると
カタリーナ・ワーグナーによる新演出で
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」が登場。
一方で「タンホイザー」と「パルジファル」が終了となった。
しかし「パルジファル」に関しては、休むことなく、2008年に
シュテファン・ハーハイムの演出で新しいシリーズがはじまっている。
また2008年は「トリスタンとイゾルデ」が復活した。
指揮者では「パルジファル」でダニエレ・ガッティがバイロイト・デビューで
その他の演目では、指揮者の変更はなし。
そして2009年だが、まだキャストに関しては発表されていないのだけど、
来年は新演出の上演はなく、2008年と同じ演目である。
2010年に新演出で「ローエングリン」がはじまるらしい。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年11月 2日 (日)

バイロイト音楽祭2007

20081102

バイロイト音楽祭のホームページより
「パルジファル」第3幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2007年のバイロイト音楽祭から
8月2日に上演された舞台神聖祭典劇「パルジファル」。
今日はいよいよ第3幕を聞いている。
やはりアダム・フィッシャーの指揮が圧倒的だと思う。
あと私にとっては、ローベルト・ホルのグルネマンツ。
4年間ずっと、ホルのグルネマンツを聞いてきたので、
その前のハンス・ザックスに続いて、特に思い入れがある。
これまでいろいろな「パルジファル」を聞いてきたけれど、
オーケストラの響きが実に清々しく、繊細な表情で
「パルジファル」の最も美しい演奏の一つであると私は思う。
第3幕の冒頭でクンドリがうめき叫んでいるところ、
エヴェリン・ヘルリツィウスがあまりにもリアルですごい迫力、
ここでつい考えてしまうのが、今年の新演出上演では
藤村実穂子がクンドリを歌っているが、どうだったのだろう?
年末の放送が楽しみである。指揮もガッティだから、
結構印象は変わってくるのかもしれない。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2008年11月 1日 (土)

バイロイト音楽祭2007

20081101

バイロイト音楽祭のホームページより
「パルジファル」第1幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2007年のバイロイト音楽祭から
8月2日に上演された舞台神聖祭典劇「パルジファル」。
今日も第1幕を聞いていて、舞台転換よりも後半の部分。
寺院の場面で神聖な儀式がとり行われるが、
パルジファルはその意味を理解することができず、
ただの愚か者であったとグルネマンツは失望する。
といってもワーグナーによる設定がそうなっているのであり、
クリストフ・シュリンゲンジーフの演出では、
内容的に結びついているのかはよくわからない。
いろいろな話を聞いているとどうも関係なさそうな…
その辺に批判が集まっているのか?
この8月2日の上演でも本来は第1幕の終わりでは
拍手を行わないというのが慣習だったのだが、それも破られ、
何か会場からヤジのような声がして、ザワザワと拍手が起こる。
写真は第1幕なのだが、これもどの場面なのか、よくわからない。
しかし録音で聞いている分には、オーケストラの透明な音色、
バイロイト祝祭合唱団の厳粛な歌声、このあまりにも上質な音楽、
やはり「パルジファル」は心にしっかりと響いてきて、感動的なのである。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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