« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »

2009年1月31日 (土)

鳥越落語会で喜多八・志ん橋

上野1丁目の黒門町を後にして
時間も早いのでのんびり浅草橋まで歩いたのだが、
夜は「第47回 鳥越落語会」を聞きに
浅草橋区民館に行ってきた。
喜多八師匠の会でゲストに志ん橋師匠が登場!

春風亭昇吉:桃太郎~初天神
柳家喜多八:厩火事
古今亭志ん橋:二番煎じ
柳家喜多八:粗忽の主従~宿屋の富

18時30分開演でしかし喜多八師匠遅刻で現れず。
前座の昇吉さんが大慌て!心配事を抱えて、
気にしながらの「桃太郎」だったのだが、汗だく…
案の定、オチても喜多八師匠はまだ…続いて二席目。
裏から志ん橋師匠の声が聞こえてきて、
「俺が出るよ…」って、それがおかしくって。
でも人間追い込まれると…というか開き直れたのか?
昇吉さんの「初天神」はすごくよかったと思います。
それでいよいよ喜多八殿下登場!「厩火事」。
お崎さんが相談に行く仲人の兄さんは自然体で
しかし殿下の顔を見たら、毎度毎度、夫婦喧嘩というと来る…
もううんざりの表情がにじみ出ていて、それがおかしくって。
「厩火事」は大好きな噺で、殿下で聞けてよかった。
そして志ん橋師匠登場。「二番煎じ」うれしい!
先週の黒門亭で聞けて、もう一度聞きたい!
って思っていたのだが、早速願いがかなった。
一言一言をしっかり覚えているので
噛みしめながら、じっくり聞いた。感動した。
仲入り後、殿下が再び登場で「粗忽の主従」。
というのは、「松曳き」の殿下バージョンだそうである。
そして最後におめでたい「宿屋の富」。
ああだこうだと感想を書くまでもなく、最高です!

そして友人が長年殿下と親しい常連さんに紹介してくれて
なんと!打ち上げに参加してしまった。
図々しいがこんな機会はめったにない!
楽しかった。いろいろな話を聞かせてもらった。
そして途中すぐ横からよく知っている声が聞こえてくる。
見たら驚いた!隣の隣に本田久作さんがいる!
話してしまった。いつもラジオデイズで
本田久作さんの落語随談を楽しみにしているのだから。
すごい幸せな時間を過ごしてしまった。
最後に喜多八師匠に挨拶をして、握手してもらっちゃった!
超感激!途中何が何やらわからず、興奮して深夜の帰宅。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

黒門亭で小里ん・小ゑん

今日は朝から雨と強い風で
午前中は現場打合せがあったので
早くから出かけたのだが、一日電車で移動の予定で
しかし工務店の社長が迎えに来てくれて、
車で行けたので、今日ばかりはすごく助かった。
無事に仕事を済ませて、そのまま地下鉄で戸塚に出て
東海道線に乗って東京へ!山手線で御徒町。
今週の黒門亭は第2部のみ。お目当ては小里ん師匠。

第2部
林家たい木:初天神
柳家禽太夫:くしゃみ講釈
柳家小里ん:五人廻し
柳家小ゑん:アキバぞめき

禽太夫さんは今回が2回目で
前回は「蒟蒻問答」を聞いたのだが、
今日の「くしゃみ講釈」もパワフル!
私は禽太夫さんの芸風は大好きで
面白くって笑いっぱなしだったし、
その勢いにもっていかれてしまう。
続いて小里ん師匠。何と「五人廻し」!
ラジオデイズに師匠の「五人廻し」の録音があって、
私は聞きまくっているのだが、生で聞けた!
めちゃくちゃカッコよかった!しびれた。
小里ん師匠の声が私にはすごく心地よくって、
「五人廻し」は登場人物も多いので、堪能!
そしてトリは小ゑん師匠。すごい人気!
今日はほぼ満員で、はじまってわかったのだが、
どうも小ゑんマニアが多かったみたい。
「アキバぞめき」である。これが大爆笑!
笑いまくって笑いまくって…、傑作である。
いうまでもなく「二階ぞめき」のスタイルで
かつて電気少年だった電機会社の会長のために
今は失われた懐かしい秋葉原電気街を
倉庫の二階に再現するという展開で
これ以上はネタがばれるのでここまで。
もちろん現在の秋葉原の変貌ぶりの描写もあり。
面白くって面白くって…熱い一席だった!
「アキバぞめき」の録音が欲しい。繰り返し聞きたい!
って思うのだが、また聞きに行きます。
最初からいい顔ぶれだなって思っていたのだけど
やはり期待通りの充実感で幸せな気持ち。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年1月30日 (金)

第1634回N響定期公演

12月のN響定期公演から
シャルル・デュトワの指揮による演奏会。
12月6日にNHKホールで収録されたものを
BShiで録画して映像付きで聞いている。
ストラヴィンスキーのバレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」
そして後半は、オペラ・オラトリオ「エディプス王」で
歌手もポール・グローヴズやペトラ・ラング、
デーヴィッド・ウィルソン・ジョンソン他の出演で
たいへん豪華な舞台である。
「アポロ」も「エディプス」もCDは持っているのだが、
そうは頻繁に聞く作品ではないだろう。
「エディプス王」もずいぶん久しぶりだ。
ジェームズ・レヴァイン指揮のCDを持っているが、
それ以後、他の演奏で聞いたことあっただろうか…
でも今回聞いてみてるとやはり面白い作品である。
ここでは語り手を平幹二朗が務め、日本語なので
その点でも親しみが増しているのかもしれない。
ポール・グローヴズのエディプス王を堪能。
デュトワは貴重な機会を提供してくれる。

DVDR081

「シャルル・デュトワ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月29日 (木)

アルフレッド・ブレンデル 6

昨日に続いて、アルフレッド・ブレンデルを聞いている。
年末にBS2で放送された1995年の来日公演。
ベートーヴェンの最後の3つのピアノ・ソナタである。
(1995年9月28日 サントリーホールで収録)
この演奏会は、私も会場で聞いていた。
その点からも特別な思い入れがあり、
今から13年前のことっていうと少し驚きだけど、
改めて聞いても名演の中の名演である。
深く重みのある表現にも感動するし、
その音の美しさといったら格別で、ひたすら魅了される。
ベートーヴェンの作品111の最後のピアノ・ソナタが演奏されて、
この後に来る作品というのは、ありえない印象なのだけど、
このときのブレンデルは、アンコールにブゾーニ編曲による
バッハのコラール前奏曲「来たれ、異教徒の救い主よ」を演奏し、
何というか、あまりの素晴らしさに言葉を失い、しびれてしまった。
あの感動は忘れられず、鮮やかに記憶が甦る。
当時NHKの教育テレビでビデオに録画したのだが、
最新のデジタル放送で再放送してくれたことは喜びである。
この映像は、ずっと大切に私の宝である。

DVD080

「アルフレッド・ブレンデル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月28日 (水)

アルフレッド・ブレンデル 5

年末にBS2で放送されたブレンデルのシューベルト。
最後の3つのピアノ・ソナタD.958-960である。
映像を見るとブレンデルが若い!って思ってしまうのだが、
D.958が1976年、D.959とD.960が1977年に収録されている。
会場はラジオ・ブレーメン・スタジオという場所で
テレビ放送用か何かの映像だろうか?
ブレンデル自身が作品の解説も行っている。
PHILIPSからのレコードは1970年代前半の録音と
後の再録音は1980年代後半なので
それらのちょうど中間の収録ということになる。
この映像の存在は知らなかったので、非常に興味深い。
残念ながら音はよくないので、ブレンデルの映像は魅力的でも
印象は今ひとつなのだが、演奏はさすがに素晴らしい。
1970年代のブレンデルは非常に引き締まった音楽作りで
D.958での緊張感は圧倒的。それがD.959やD.960に向かうと
しだいに歌心にあふれ、シューベルトの美しさが際立ってくる。
1980年代の演奏やさらに1990年代後半のライブ録音もあるが、
そちらではより柔らかさが加わり、冴えわたる弱音によって、
緊張からの解放による安らぎが生まれていることに気付く。

DVD078/079

「アルフレッド・ブレンデル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月27日 (火)

柳家三三 独演会

友人が行くはずだった三三さんの独演会だが、
行けなくなってしまい、私が代わりに気合いを入れて行ってきた!
三三さんの会という、たいへん貴重な機会をありがとうございます。
「なかのZERO」という会場は今回がはじめてで、
というより中野の駅を出たのも今日がはじめてだと思う。
駅から徒歩7分の道のりだが、それだけでも新鮮な気持ち。

柳家ろべえ:たけのこ
柳家三三:味噌蔵
柳家三三:藪入り


幕が上がり、開口一番はろべえさんだった。
うれしい!今日はついてるねえ!って。
師匠に通ずる虚弱体質マクラをちょっとだけ披露。
そこから「可内(べくない)!」って侍登場で一気に元気に。
ろべえさん、いいなあ~。すっかりはまっています。
そして三三さん登場。やっぱり上手い!
マクラも楽しいけど、噺に入って、私は一気に深く引き込まれる。
本当に素晴らしい芸である。きっちり演じきってくれるところが好き。
「味噌蔵」ももちろんだが、「藪入り」は特によかった。
聞かせどころが多かった。亀ちゃんが帰ってくる場面など最高!
言葉の向こう側に見えてくる微妙な心理が感動的に演じられていた。
オチだけど「ちゅうのおかげ」というのしか聞いたことなかったのだが、
今日の三三さんは「15円」に関する事件が解決して
「おっかあ、腹減った」「たくわんしかないよ」
「孝行息子にはちょうどいい」というようなオチで
びっくりの展開に最後まで興奮で、素晴らしかった!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ニューイヤーコンサート2009

今年の最初に買ったCDはやはりこれである!
ウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
ダニエル・バレンボイムが初登場。
元日にテレビで見ていたときの印象では
バレンボイムは楽しみながらもやはり音楽に真剣な人で
ワルツやポルカを指揮していてもその誠実な姿勢は
ベートーヴェンやブルックナーを指揮しているときと変わらずに
指揮姿も非常にシンフォニックで、魅せられたものだ。
テレビだとあまり音の状態はよくないのだけれど
映像として楽しんでいたので、ちょっと堅いのかな?
という感想ももっていたのだが、こうしてCDで、
純粋に音で鑑賞してみるとこれが何とも素晴らしい。
CDの仕上がりもいいのだと思う。
もちろんウィーンフィルの響きなのだけど
バレンボイムのじっくり歌わせて、ときに力強く勢いをみせる
これらが見事に一致点を見出して、楽しくってうれしくって。
本当に素晴らしいニューイヤーコンサートであった。
メモリアル・イヤーのハイドンによる「告別」は、
やっぱり映像が欲しいところだけど
絵はしっかり脳裏に焼き付いているので
会場の笑い声だけでも面白すぎる!

DECCA 478 1133

「ダニエル・バレンボイム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月26日 (月)

第1636回N響定期公演

12月のN響定期公演から
シャルル・デュトワの指揮による演奏会。
12月17日にサントリーホールで収録されたものを
BS2で録画して映像付きで聞いている。
シベリウスの組曲「カレリア」にはじまり、
ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲
ピアノ独奏はユジャ・ワン。デュトワのお気に入り?
そして後半はチャイコフスキーの交響曲第5番
今回の来日もデュトワの指揮は本当に素晴らしいが、
組曲「カレリア」での精妙な響きにいきなり驚かされる。
デュトワの絶妙なコントロールが隅々にまで行き届いて、
パガニーニの主題による狂詩曲のように
各変奏で鋭く変化する作品では、実に鮮やかだ!
そしてチャイコフスキーはデュトワのお得意の交響曲であり、
N響でも以前にすでに取り上げているが、
基本は造形を丁寧に構築して、決して感情に流されない
冷静でもあり、客観性に満たされているのだけど
ここでのデュトワのすごいところは、表面的に端正な印象と
内から湧き起こってくる音楽の生命力、歌心、エネルギー、
それらに見事なバランスと調和が築かれているのだ。
これは感動的である。名演だと思う。

DVDR077

「シャルル・デュトワ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月25日 (日)

あさひ亭で菊志ん・文左衛門

今日は昼からゆっくり地元の落語会へ。
第31回 あさひ亭まねき寄席
横浜から相鉄線で二俣川という駅にある
横浜市旭区のサンハートという文化センター。
二俣川へは私は電車でもバスでも歩きでも行けるので!
席も指定席なのでお昼を食べてからのんびり出掛けた。

春風亭朝呂久:道灌
橘家文左衛門:寄合酒
古今亭菊志ん:権助提灯
古今亭菊志ん:芝居の喧嘩
橘家文左衛門:のめる

会場に入ると今日の前座さんは朝呂久さんだった。
いつも東京にまで聞きに行って、それで会える人が
今日はわざわざこちらにまで来てくれているんだなあ…
って思うと何だかありがたくって、うれしくなる。
朝呂久さんは、今日は「道灌」だった。
年末に「たらちね」を聞いているのだけど、
何か、今日はすごくよかった。今回の「道灌」は好き。
そして文左衛門さん登場!やっぱりいいです。
前半に「寄合酒」と後半トリで「のめる」。
会場も広いし、ちょっと客の年齢層が高いというか…
でも今日はすごくうけていた。お客さん、みんな笑っていた。
明るいムードになって、温度も上がって、いい空気だった。
文左衛門さんって独特の雰囲気があるのだけど
でも客によらずに自在に演じて、どんどん自分のペースに
上手いなあ、すごいなあって、惚れなおしました!
後半の「のめる」では完全に文左衛門ワールド全開!
あの強面キャラにお年寄りも夢中になって笑った!
私ももちろん大喜び!本当によかったのです。
菊志んさんも快調にしゃべっていた。
後半の「芝居の喧嘩」という噺は今日が初めてで
猛烈な早口で滑舌がよくって、いきいきと鮮やかに。
やはりうけてました。あのスピード感に
会場のお年寄りが食らいついていく!すごい。
地元でこんなにもいい落語会に出会えるというのは宝だ!

20090125

それで次回のあさひ亭まねき寄席、
仲入りにチケットをしっかり確保!やった!
柳家はん治さんとなんと!春風亭百栄が登場!
うわ~百栄さんが地元にきてくれます!
どこまでやってくれるのだろう?会場の反応は?
4月18日の土曜日。14時開演。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月24日 (土)

黒門亭で古今亭志ん橋

今日は朝から気合いを入れて黒門亭に行ってきた。
普段以上のこの熱意!今日のお目当ては志ん橋師匠。
はっきりいって、志ん橋師匠を聞きに行きました。
私の大好きで尊敬する師匠です。
11時に到着して、待っている人は一人。私は2番。
寒い~続いて3番の方がすぐに来たが、
今日は客の入りが悪かった。正月気分も終わりかな。
ビデオ撮影が入ったので、いずれネットで見れるかも!

第1部
春風亭正太郎:たらちね
古今亭志ん公:真田小僧
古今亭菊生:粗忽の釘
古今亭志ん橋:二番煎じ
林家のん平:猫の災難


志ん橋師匠の「二番煎じ」がまたじっくり!
会話のやり取りのひとつひとつが実に丁寧でリアル。
何て味わい深いのでしょう。感動的です。
酒を飲み、口直しの獅子の肉を食べるシーン、
本当に口に入っているんじゃないの!という。
今日ひとつ勉強になったこと。
お役人が来て、酒を「煎じ薬です」といって差し出すのだが、
見た目と匂いで「おぬしらはこんなものを飲んでいるのか!」って
つまりこの時点で中身が酒であることには気づかれており、
一瞬ひどく叱られそうな印象なのだけど、
それをごくっごくっと飲んで「よき煎じ薬である」
二杯酒を飲み、獅子の肉をどんどん頬張って、
落語に登場する侍や役人というのは、町人から見て
悪く描かれていることが多いのだけど、
ここでのお役人は、寒い中、見回りをしている者たちに
ねぎらってやろうというか、大目に見て許してやる、
十分に融通のきくお役人なのであり、珍しい印象であると
志ん橋師匠の高座では、この寒い中にも
ちょっと心の温まる「二番煎じ」であった!

今日は志ん橋師匠に夢中なのだが、
しかし他の方たちもすごくよかった。
正太郎さんは前回聞いたときは、
爆笑の「道具屋」だったのだけど今日は「たらちね」。
志ん公さんの「真田小僧」も後半の講釈まで、よかった。
菊生さんは「粗忽の釘」で前聞いたときよりも今日の方が好き。
そしてのん平さんは今回初めて聞いたのだが、
「猫の災難」は特によかった。酔っ払いが上手い。
つまり素面からしだいに酔っていく噺の展開が精妙に描かれている。
終わったのが14時20分で充実の会だったのだ。

今日はその後、第2部は失礼して
同業の先輩と新年会で新宿へ。楽しい飲み会。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年1月23日 (金)

ギル・シャハム・江口玲

BShiで放送されたギル・シャハムと江口玲のデュオ・リサイタル。
モーツァルトのヴァイオリン・ソナタK.306にはじまり、
ギル・シャハムの独奏でバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番。
後半は再びデュオでロドリーゴのソナタ・ピンパンテ、
サラサーテのスペイン舞曲、チゴイナーワイゼンというプログラム。
(2007年5月25日 紀尾井ホールで収録)
ギル・シャハムはDGを離れてしまったようで
マイナーレーベルから今もCDが出ているようなのだけど、
何となく最近、出会う機会が減ってしまったような気もして
しかしこうしたリサイタルを聞けるとやはり魅力的なヴァイオリニストである。
というのは、バッハの無伴奏ソナタなど、さすがに圧倒的な冴えで感動的だ。
無伴奏ソナタとパルティータの全集を聞きたいってずっと思っていたのだが、
DG時代には実現しなかった。ギル・シャハムで聞きたいと思いませんか?
そしてここでの江口玲のピアノがまた最高である。
何というか音に勢いがあって、とにかく美しい音色。
音の粒立ちが見事でそれが集合して生み出される躍動感。
ギル・シャハムの来日公演ではいつも江口玲が弾いているのか?
これ以前の録音も持っているのだけれど、本当に素晴らしいデュオである。
ロドリーゴのソナタ・ピンパンテなんて、存在も知らなかったが、
実に素晴らしい作品。そこに存在する情景というか、色合いというか、
グッとくる音楽である。心に響いてきた。もっと演奏されるべき!
そしてサラサーテもロドリーゴの後にピッタリの世界だが、
ギル・シャハムのチゴイナーワイゼンには聞かされてしまう!

DVDR076

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ドイツ・カンマーフィル来日 2006

BShiで放送されたドイツ・カンマーフィルハーモニーの来日公演。
パーヴォ・ヤルヴィの指揮でベートーヴェンの交響曲全曲演奏から
第1番、第2番、第3番「英雄」が演奏された初日のコンサート。
(2006年5月26日 横浜みなとみらいホールで収録)
パーヴォ・ヤルヴィは大好きである。圧倒的に素晴らしい。
どこまでもエネルギッシュに活気あふれる音楽であり、
隅々にまで表現意欲が行き渡って、緻密にして
夢中になれるベートーヴェン演奏である。
刺激的な瞬間の連続であり、聴衆をワクワクさせながらも
全体の仕上がりは決して壊さないバランス感覚を心得ている。
天才的な可能性に満たされていてもそれを今ここに
しっかりと完成させて披露する実力を備えた指揮者である。
3曲の交響曲とも優劣つけがたい感動に満ちた演奏であり、
そしてアンコールにシベリウスの「悲しいワルツ」が演奏された。

DVDR074

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月22日 (木)

シュターツカペレ・ドレスデン

BShiで放送されたシュターツカペレ・ドレスデンの演奏会。
コリン・デイヴィスの指揮によるモーツァルトのレクイエム。
歌手はソプラノがウーテ・ゼルビヒ、アルトがベルナルダ・フィンク、
テノールはスティーヴ・デーヴィスリム、バスがアラステア・マイルス。
(2004年2月14日 ドレスデン国立歌劇場で収録)
1990年代以降、ピリオド解釈が主流となり、
モダン・オーケストラでも急速でコンパクトな演奏が増える中、
コリン・デイヴィスはスロー・テンポで巨大な表現であり、
じっくりと聞かせる劇的な空間を創造している。
鳴りっぷりもよく、少し前の時代のような印象もあるのだが、
シュターツカペレ・ドレスデンの響きはいつもながら絶品で
渋い音色の中に明るい輝きを見いだせるこのモーツァルト、
コリン・デイヴィスとこのオーケストラの相性はいいのである。

DVDR075

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ウィーンフィル来日2006

2006年のウィーンフィル来日公演から
ニコラウス・アルノンクールの指揮による演奏会。
モーツァルトの交響曲第39番から第41番。
(2006年11月11日 サントリーホールで収録)
NHK-Eの再放送を録画して映像付きで聞いている。
まず何よりもウィーンフィルの魅力は格別で
やはりモーツァルトは絶対だなと思わされる。
アルノンクールの指揮はますます雄大な印象であり、
独特の表情付けもさらに濃厚になって、親しみも感じられる。
モーツァルトが音楽の中に忍ばせた舞曲の響きも
アルノンクールは実に豊かに歌わせて、
いい意味で非常に俗っぽく、実に楽しいのだけど、
その辺はあくまでも忍ばせたものであるのだから
露骨に表わさなくてもいいと思うのだが、
これはアルノンクール流のやり方である。
今さら指摘するまでもないのだが、
アルノンクールは間の取り方を非常に大切にしていて、
その辺が音楽に緊張を生み出し、力強さも存在する。
アルノンクールとウィーンフィルの出会いは、
特に作品がモーツァルトであるならば、
これぞ現代の究極だなと改めて実感するのである。

DVDR073

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月21日 (水)

都響 第661回定期演奏会

東京都交響楽団の第661回定期演奏会で
エリアフ・インバルの指揮によるマーラーの千人の交響曲。
インバルのプリンシパル・コンダクター就任披露公演である。
2008年4月30日にサントリーホールで収録されたものを
BS2で録画して映像付きで聞いている。
千人の交響曲って、なかなか聞く機会がなさそうで
でもこのようにたまに演奏されているのであり、
新しいCDなども含めて、思った以上によく聞いている。
しかし実演では聞いたことないので、チャンスを見つけて
ぜひ会場で聞いてみたいとは思っているのだけど…
インバルの演奏はいうまでもなく素晴らしい。
すごく聞きやすく、細部まできれいに響いてくるので
さすがというべきか、インバルのマーラーは手慣れたもので
巨大編成の管弦楽、声楽でもバランスを心得ているのだろう。
そして私的には、昔からインバルは大好きな指揮者なので
今回は映像なので元気な姿を見られたのがうれしい。

DVDR072

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月20日 (火)

シューベルトの歌曲 26

ナタリー・シュトゥッツマンの歌曲リサイタル
ピアノはインゲル・ゼーデルグレンで
すべてシューベルトの作品が歌われる。
(2006年9月8日 紀尾井ホールで収録)
BShiで録画して映像付きで聞いている。

漁師の歌 D.881、あこがれ D.879、
死と乙女 D.531、さすらい人 D.489、
歌曲集「白鳥の歌」D.957
 1. 愛のたより 2. 兵士の予感 3. 春のあこがれ
 4. セレナード 5. わが宿 6. 遠い国で 7. 別れ
 8. アトラス 9. 彼女の絵姿 10. 漁師の娘
 11. 都会 12. 海べで 13. 影法師 14. 鳩の使い
ミューズの子 D.764、ます D.550

最初に「漁師の歌」「あこがれ」「死と乙女」「さすらい人」の4曲が歌われ、
続いて歌曲集「白鳥の歌」からレルシュタープの詩による7曲。
後半はハイネの詩による6曲。ザイドルの詩による「鳩の使い」はアンコールで
そしてさらに2曲が続き、「ミューズの子」と「ます」。
ナタリー・シュトゥッツマンのコントラルトはいつもながら素晴らしい。
女性の声では最も低い音域のコントラルトだが、耳に心地よいのである。
シュトゥッツマンのCDというと昔からピアノはインゲル・ゼーデルグレンで
深い理解によるパートナーなのかもしれないが、
どうもゼーデルグレンのピアノが私には物足りない…
歌曲伴奏のピアニストでは非常に優れた奏者が数多く、
シャープで繊細な表情と実に深い解釈に感動することもあり、
比べるとどうもゼーデルグレンは不安定な印象である…
しかし歌曲集「白鳥の歌」を中心に魅力的な選曲だ。

DVDR071

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月19日 (月)

第1635回N響定期公演

12月のN響定期公演から
シャルル・デュトワの指揮による演奏会。
12月12日にNHKホールで収録されたものを
BS2で録画して映像付きで聞いている。
フランクの交響詩「アイオリスの人々」
ドビュッシーの夜想曲(合唱は二期会合唱団)
そして後半がホルストの組曲「惑星」
デュトワが登場のN響は私にとっては格別!
そしてこれがまたうれしいプログラムである。
フランクは珍しい作品ではじめて聞いたが、
ドビュッシーはデュトワのお得意の作品で
ディテールまで繊細な表情が冴えわたりやはり最高だ。
そして同じく「惑星」といえば、デュトワである!
あまりにもポピュラーな作品なので
昔はちょっと敬遠していた時期もあったのだが、
今は文句なしの大好きな作品で夢中になって聞く。
宇宙をイメージさせる響きとしては元祖といえるだろう。
映画などの宇宙のシーンでの音楽は
すべてホルストの「惑星」に通ずるって、私は思っている。
無限の彼方に憧れを抱いているような響きは感動的である。
ホルストによる各曲の表題を読むと
神話上の世界が描かれているわけだが、
現代人にとって、そこに連想させられるものは
漆黒の闇に光る天体の美しく透明な輝きであり、
デュトワが創りだす音の世界はまさに理想といえるだろう。

DVDR070

「シャルル・デュトワ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月18日 (日)

橘家圓太郎・柳家さん喬

20090118

DeAGOSTINIの「落語百選」第6号!
圓太郎さんの「浮世床」とさん喬師匠の「愛宕山」。
素晴らしい!たっぷり。圓太郎さんはいつもながらパワフル!
「浮世床」は読めない「太閤記」を一所懸命聞かせる前半と
色っぽい夢の話を語り聞かせる後半と二幕仕立てなのだが、
でも何となく「浮世床」って短い噺のようなイメージがあって、
しかしこうして聞くと充実のフルバージョンで長編だ。
さん喬師匠の幇間(一八)を聞くのははじめてかな?
すごく華やかで明るくって、情景が浮かぶ。
でも「愛宕山」のストーリーって、絶対にありえない話で
それがリアルに描かれる面白さ、これが落語だ!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年1月17日 (土)

黒門亭で柳家小満ん

今日の黒門亭は第1部が「光る二ツ目の会」で
第2部が「八代目文楽特集」という楽しみな内容。
そして小満ん師匠をぜひ聞きたくて行ってきた。

第1部 光る二ツ目の会 その59
金原亭馬吉:辰巳の辻占
林家扇:寿限無
春風亭朝也:味噌蔵
川柳つくし:心中夫人
柳家ろべえ:やかんなめ


馬吉さんがこの後にお仕事が入っているそうで
開口一番が前座さんではなく、馬吉さん登場。
今度またじっくり聞かせてください!
朝也・馬吉・つくし・ろべえという顔ぶれだから
かなり魅力的なメンバーだと思うのです。
特に朝也さんの「味噌蔵」はじっくり聞いた。
45分にも及ぶフルバージョンだと思うのです。
つくしさんは新作で心中ものだけど軽やかに!
ろべえさんを聞くのは今日が本当に初めてで
師匠ゆずりの虚弱体質マクラから噺で一気に盛り上がる展開!
「やかんなめ」のお侍は最高でした!はまる…

第2部 八代目文楽特集
三遊亭歌すみ:道灌
古今亭志ん馬:寝床
金原亭世之介:明烏
柳家小満ん:按摩の炬燵


第2部は超満員で内容もいいし、顔ぶれも最高だ。
「寝床」「明烏」「按摩の炬燵」と三席とも極上で至福の空間。
世之介さんの遅刻(前にお仕事があって)により
志ん馬さんの「寝床」が長大な展開となって、
でも最近聞いた「寝床」の中では圧倒的によかった!
夢中になって釘づけで聞いていたのだから。
世之介さんが時事ネタのマクラで辛口トークが刺激的!
「明烏」がまた、何と魅力的だったこと!面白くって。
そしてトリの小満ん師匠。しっとりと格調高く。
何て素晴らしい。感動します。いいんだな~。
先週に続いて、一番前の右側の同じ座布団で聞いたのだが、
按摩さんが(目を閉じて)酒を飲みながらずっと独り言、
私に向かって、長々と語ってくださいました。
終演後、小満ん師匠は楽屋に上がらずに
お客さんのお見送りをされるのだけど、お礼を言って、
「今度は関内ホール(柳家小満んの会)に伺います」と申し上げたら
案内ハガキを下さるって、うれしい。楽しみ!
今日の黒門亭は本当に素晴らしい会だった。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年1月16日 (金)

ロサンゼルス・フィル2006/2007

BShiで放送されたロサンゼルス・フィルの演奏会。
エサ・ペッカ・サロネンの指揮による
ハイドンの交響曲 第82番 「熊」
ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲)
(2006年10月15日 ウォルト・ディズニーホール)
ハイドンの交響曲第82番は私の大好きな作品で
サロネンの指揮は爽やかに隅々までスッキリしている。
ピリオド解釈とも違うし、といって従来型の重量感とも違う
まさに現代のシャープな感覚はサロネンならではだ。
「展覧会の絵」が圧倒的な名演で感動した。
この作品はたくさん聞いているし、名演も数多い。
慣れ親しんだ音楽で一体何が違うのだろう…って
思ってしまうけれど、速いところはもう少し爽快に
聞かせるところは、さらにじっくりと歌って、
オーケストラの響き、バランスの絶妙な加減、
すべての点でちょっとだけ上を行く素晴らしさ。
あとはサロネンの抜群のセンスである。
この「展覧会の絵」には久々に夢中になった。

DVDR069

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年1月15日 (木)

横浜の風景から 27

20090115

志ん生さんの「鰍沢」を聞いていると
いざというとき背高童子は助けてくれないけれど
日頃からの信心が大切であるって教えられるのだが、
私はこれまで「神頼み」みたいなことはしなかったのだけど
今年から気持ちを入れ替えて、信心を大切にしようと。
横浜市旭区東希望が丘に行ったので春ノ木神社に参拝。
住宅地の隙間にあるのだが、参道から入ると立派な造り。
地域を守る神様が祀られていると思うので
よそ者が土地を汚しているのだから
礼儀としてご挨拶申し上げなくてはいけなかった。
これまでたいへん失礼しておりました。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月14日 (水)

ドレスデン国立歌劇場2007/2008

20090114a_3

BShiで放送されたドレスデン国立歌劇場の公演で
ヴェルディの歌劇「リゴレット」(2008年6月21日)
ファビオ・ルイージの指揮で演出はニコラウス・レーンホフ。
私はあまりイタリア・オペラは得意ではないのだが、
ドイツの歌劇場のヴェルディは素晴らしい!感動的だ。
ファビオ・ルイージはイタリア人だけど、
ドレスデン国立歌劇場には欠かせない存在であり、
渋い音色を存分に活かして、精彩に満ちた響きである。
先日の「マクベス」でも聞いたジェリコ・ルチッチのリゴレット、
ディアナ・ダムラウのジルダが圧倒的輝きであり、
ファン・ディエゴ・フローレスのマントヴァ公爵、
ゲオルク・ツェッペンフェルトのスパラフチレが怪しくて!
そしてマッダレーナのクリスタ・マイアといえば、
この一ヶ月後にはバイロイトでエルダを歌っている。
何とも興味ひかれる歌手の顔ぶれだ。素晴らしい。
そしてニコラウス・レーンホフの演出による舞台がまた
黒を基調にして、上がったり下りたり迷路のような面白さ。
出演者に昆虫、爬虫類や鳥の被り物をさせて、強烈にグロテスク!
前半のリゴレットの道化のシーンも明らかに
内面に別人格を隠しているのであり、それこそが真実であって、
そして第3幕へと展開して、復讐に燃えるリゴレットが
瀕死の娘ジルダに対面する悲劇的なフィナーレ、
ジェリコ・ルチッチの迫真の演技に夢中になってしまった。

20090114b_3

画像はドレスデン国立歌劇場のホームページより
http://www.semperoper.de

DVDR067/068

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月13日 (火)

横浜の風景から 26

20090113

横浜市旭区の東希望が丘と笹野台、
そしてさちが丘と中尾の境界を通る
旧厚木街道を歩いていて、高台の道なのだが、
家と家の間にくっきりと富士山が見えて、
すごく富士山が大きいのにびっくり!
錯覚なのか、隙間に見える物って、
人間の目には大きく感じられるのである。
今日は空気が澄んでいるのか?日中なのに
雪で真っ白の富士山がきれいに見えた。
それでもう少し見晴らしがいい場所を見つけて
たぶん場所は旭区さちが丘だと思うけど、
改めて富士山を見る。小さい…遠い…
視界が広がる場所で物を見ると
人間の目には小さく感じられるのである。
広角で撮影したら、実際の印象よりもはるかに小さくなり、
望遠で見て、やっとこれぐらいの大きさである。
横浜から見た富士山。小さくって遠いですが。
前にあるのは東希望が丘の住宅地。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月12日 (月)

諏訪内晶子・アンゲリッシュ

BShiで放送された諏訪内晶子のヴァイオリン・リサイタル。
ピアノがニコラ・アンゲリッシュでいま話題のデュオである。
(2008年4月10日 サントリーホールで収録)
モーツァルトのヴァイオリン・ソナタK.454にはじまり、
ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタが続いて演奏され、
そして後半はブラームスのヴァイオリン・ソナタ第2番と第3番。
諏訪内晶子のヴァイオリンは改めていうまでもなくもちろん最高で
そしてここではニコラ・アンゲリッシュのピアノが聞きものだ。
ボリス・ベレゾフスキーとのエキサイティングなデュオも凄かったのだが、
ニコラ・アンゲリッシュはずっとしなやかに豊かな表情が魅力的である。
アンコールはブラームスのハンガリー舞曲第2番(ヨアヒム編曲)と
プロコフィエフの5つのメロディーからの第1曲。

DVDR061

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月11日 (日)

遊三・圓歌・圓丈・歌丸

「日本の話芸」で昨年放送された四席をDVDに保存。
録りためていたものを今日は鑑賞している。
NHKは大御所ばかりを集めて、すごいな~


三遊亭遊三:百川
三遊亭圓歌:電報違い
三遊亭圓丈:東京足立物語
桂歌丸:藁人形


「百川」と「藁人形」はたいへん味わい深いし、
一方で新作の名人である圓歌師匠と圓丈師匠もさすが!
圓丈師匠はビャー、ドゥオー、ドバァーって、効果音が炸裂して、
東京創世の壮大な世界!すげ~って大好きです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月10日 (土)

黒門亭で柳家喬太郎

今年の落語はじめはやはり黒門亭で喬太郎さん。
昨年以上にいろいろな噺家に目を向けて聞こう!って
目標を立てたものの…結局のところやっぱり
喬太郎さんにはじまり、そういうことになるのだな。
気合いを入れ、いつもよりも早く、といっても
着いたのは10時過ぎだったのだが、
やっぱりすでに行列が。整理券は「12」番。
待っていてすごく寒かったのだけど、
見るに見かねて…なのか?すぐに整理券を出してくれて、
コーヒーを飲みに暖かい場所へ避難。救われた。


第1部
春風亭ぽっぽ:たらちね
柳家ほたる:牛ほめ
橘家圓平:幇間腹
柳家喬太郎:宮戸川
桂才賀:親子酒~旅の人


前座さん、今日は第1部も第2部もぽっぽちゃん。
ということで当たり!です。かわいいので人気ある。
11月に聞いたときは「牛ほめ」だったのだけど
今日は「たらちね」と「動物園」でいろんな噺をもっているのかな?
喬太郎さんの「宮戸川」を聞けた。かなりうれしい!
今日はきっちり演じて、真剣に古典と向き合っている喬太郎さんも
私は大好きなので、すごくよかった!って思います。
自然体で楽しそうに語っている喬太郎さんを見られて、私もうれしい。
そして第1部のトリで才賀さんが登場!刺激的なところ、好きです。
(親子)酒に七味唐辛子かけすぎちゃったみたいな…
新年ということで「旅の人」も演じてくださり、華やかな舞台だった。

20090110a


第2部
春風亭ぽっぽ:動物園
古今亭志ん八:粗忽の釘
柳家小きん:ねずみ
五明樓玉の輔:藪入り


第1部で気合いを入れすぎたので、
第2部はちょっと疲れたか…
でもそういう中、志ん八さんはすごくいいです!
「粗忽の釘」がよかった。面白かった。上手い!
秋に聞いた「本膳」でこの人すごいって思ったのだけど
今日の「粗忽の釘」でちょっとはまりました。

20090110b

そして今日の番頭さんである志ん八さんが見送ってくださり、
ちょっと外で立ち話ししていたのだが、写真に写って下さった。

20090110c

画像は小さくしてあるので、決して悪用しないで下さい!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年1月 9日 (金)

メトロポリタン歌劇場2007/2008

BShiで放送されたメトロポリタン歌劇場の最新ライブから
ヴェルディの歌劇「マクベス」、指揮はジェームズ・レヴァイン。
(2008年 1月 ニューヨーク メトロポリタン歌劇場)
レヴァインの指揮はいきいきと鋭く、鮮やかな動きを引き出して、
メトロポリタン歌劇場も重すぎない躍動感ある音色が素晴らしい。
私にとってはレヴァインというとやはりワーグナーを聞くことが多いのだが、
しかしモーツァルト、R.シュトラウス、そしてヴェルディは魅力的である。
メトロポリタン歌劇場はそれほど斬新な舞台は目指さないと聞いているが、
ここでのエードリアン・ノーブルの演出は設定を20世紀にして
その点でもわかりやすく、私は受け入れやすい。舞台デザインも好き。
マクベス(ジェリコ・ルチッチ)とマクベス夫人(マリア・グレギーナ)が
狂気に陥っていく過程が迫力で描かれている。
戦争での勝利から王の座へと上りつめるマクベス、
マクベスの夫婦は血に染まった野望に取りつかれ、
魔女たちの予言に恐怖し、第4幕の困窮の難民のシーンへと
迫りくるどん底への展開を象徴しているようで壮絶だ。
舞台上に椅子を並べて、マクベス夫人がさまよい
後半の山場で夢遊病のシーンは感動的である。

DVDR056/057

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 8日 (木)

古今亭志ん朝 「夢金」

今晩から明日にかけて雪になるという予報も出ているが、
こんな寒い晩には「夢金」を志ん朝さんの録音で。
小学館から発売された「落語 昭和の名人」シリーズの
創刊号は古今亭志ん朝さんの「夢金」「品川心中」の二席。
隅田川馬石さんの「夢金」の録音を聞いて以来、
この噺が大好きになってしまった。
雪の中の冷たい空気がこちらにまで伝わってくるようで
そこに描かれる情景が何とも粋なのだが、
しかし終わってみると楽しくって、暖かい。
聞いているこちらも一緒に夢から覚めるような感覚。
情景描写の見事さは志ん朝さんの名人芸!
そして「品川心中」。最高だ!聞いてて幸せ~

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年1月 7日 (水)

ウィーン国立歌劇場1993/1994

正月にBShiで放送してくれた
カルロス・クライバー指揮の歌劇「ばらの騎士」。
(1994年3月23日 ウィーン国立歌劇場で収録)
前奏曲から恐ろしく速いテンポで驚異的な演奏だが、
幕が上がると今度は不思議なぐらいにしなやかな響きで
やはり何というか奇跡のような舞台が展開される。
フェリシティ・ロットの元帥夫人があまりにも優雅で美しく、
オッターのオクタヴィアンがかわいい!そして元気!
オックス男爵がまた何とも憎たらしくて、いやらしく、
喜劇における滑稽なピエロの役なのだが、
クルト・モルの演技がさすがで圧倒的存在感。
第1幕の後半へと進むと、元帥夫人が
オクタヴィアンが自分の元を離れていくのではないかと
未来を不安に思い、するとしだいに老けこんでくるような…
その辺はフェリシティ・ロットの演技であり、感動的だ。
歌はもちろんのこと、そこにいてくれるだけで芝居に奥行きが出る。
クライバーのまわりには自然と名歌手が集まってくるのだろうけど
それにしても魅力的な顔ぶれである。というのが第1幕。

第2幕ではバーバラ・ボニーのゾフィーが登場。
オクタヴィアンが銀色の衣装を身にまとって、
ゾフィーの元に銀のばらを届けに来るが、
そこでの二重唱の素晴らしいこと!
オクタヴィアンはゾフィーとの出会いで成長するが、
ここでのオッターのオクタヴィアンの美しさには驚かされる。
でもひとつ、舞台はすごく贅沢で豪華なのだけど、
オットー・シェンクの古風な演出には
今となっては、少々抵抗をおぼえる。
再びオックス男爵の下品でふてぶてしい態度はお見事!

そして第3幕。前半は最も喜劇で大騒ぎの楽しい場面。
第1幕、第2幕との対比もあるのかもしれないけど、
ここでは一気に大衆的な情景に変わるので
物語の進行とともにその効果は大きい。
オッターのオクタヴィアンがここでも何ともかわいらしい!
音楽は舞台の背景にまわって、その微妙な加減、
テンポも自在に動いて、この辺はクライバーの表現も
ウィーン国立歌劇場の演奏もあまりにも感動的だ!
そして元帥夫人の登場。舞台が引き締まる。
これまでの茶番がすべて明るみになり、
三重唱からフィナーレ。伝説の舞台を堪能した。
フェリシティ・ロットの元帥夫人に注目していたのだが、
やはり全体を通してでは、オッターのオクタヴィアンだ!

DVDR062/063/064

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 6日 (火)

志ん輔・朝太・志ん橋

元日にTBS落語研究会で放送された
「古今亭志ん朝追悼落語会」から
志ん輔さんの「お見立て」、朝太さんの「道灌」、
そして志ん橋さんの「抜け雀」という三席。
マクラでは師匠である志ん朝さんの話も披露されて
噺もたっぷりと素晴らしい映像だ。これは宝物!
志ん輔さんの人物描写は本当にお見事でいいなあ~
朝太さんの笑顔が私は大好きで魅力的な噺家さんだ。
そして志ん橋師匠がいつもながらの骨太で感動の一席!
志ん五師匠も志ん橋師匠もやっぱり「抜け雀」は格別!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 5日 (月)

市馬・正蔵・米團治

正月にTBS落語研究会で放送された三席。
柳亭市馬さんの「寝床」、林家正蔵さんの「芋俵」、
そして桂米團治さんの「胴乱の幸助」。
市馬さんの「寝床」は44分という充実感!
スケール大きく、こちらの気持ちも大きくなるような。
正蔵さんの「芋俵」はキャラ全開で結構いい!
楽しく、軽やかにかわいらしい。
「胴乱の幸助」という噺ははじめて聞く。
米團治さん、面白い。さすがだ~
上方はほとんど聞かないのですごく新鮮。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

横浜の風景から 25

20090105a

横浜市泉区新橋町にある五霊社という神社。
あまり近所でなく、歩くとかなりかかるのだけど
私はこの辺が大好きで、今日通ったので初詣。
人はいなかったけど、新年の飾り付けがしてあった。

泉区岡津町と新橋町にはお寺が多く、
「いざ鎌倉」という鎌倉への道筋にあって
この辺は歴史がある地域のようで
その中からいくつかお寺を見てきた。

20090105b

向導寺というお寺だが、奥まったところにあるので
地図で見つけるまで全く知らなかった。
最近改築したみたいですごくきれいだった。

20090105c

瀬谷柏尾道路から阿久和川の橋を渡って
すぐにあるのが永明禅寺の別院。

20090105d

さらに山の方に向かって、奥へ上っていくと
曹洞宗岡津山永明禅寺がある。
森に囲まれていて、まるで山寺のような
雰囲気がある山門だ。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 4日 (日)

ヴェルビエ音楽祭2007

ヴェルビエ音楽祭2007からのコンサートをBShiで録画。
最初にエレーヌ・グリモーを中心とする室内楽演奏会。
シューマンのピアノ五重奏曲ではルノー・カプソン、
庄司紗矢香、ヴィオラのラーシュ・アンダーシュ・トムテル、
そしてミーシャ・マイスキーが参加している。
続いてルノー・カプソンとエレーヌ・グリモーのデュオで
ラヴェルのヴァイオリン・ソナタとアンコールのシューマン。
名手が集まっているけれど、それにしても感動的なライブ。
エレーヌ・グリモーのラヴェルは絶品だ。ルノー・カプソンもさすが!

そして後半はマルタ・アルゲリッチを中心とする室内楽演奏会。
バルトークの2台のピアノと打楽器のためのソナタ
アルゲリッチとネルソン・フレイレといういつもながらのデュオ。
同じくバルトークのヴァイオリン・ソナタ第1番。
ヴァイオリンはルノー・カプソンで大熱演!
アルゲリッチって、本来は私の好みの演奏家ではないのだが、
今回もすっかり夢中になって聞かされてしまって、
唖然というか、何にも言えなくなってしまって、
その辺がやっぱり凄いというか、これぞアルゲリッチである!
カプソンとのヴァイオリン・ソナタはひたすら感動した。

DVDR058

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 3日 (土)

さん喬・扇遊・権太楼

今日は昼間、NHKの「初笑い東西寄席」で
小三治さんの「初天神」を聞いたのだが、
さらにさん喬師匠の「初天神」をもう一度。
こちらはTBS落語研究会で放送されたもので
フルバージョンの「初天神」だ。凧上げの場面まで。
この間の「真田小僧」もよかったけど
さん喬師匠の悪ガキはいいなあ~最高だ!
こんなに味わい深い「初天神」はないと思うんだけど。
そして入船亭扇遊さんの「鼠穴」。感動的な噺。
最後に権太郎師匠の「御慶」。おめでたい!
「あけましておめでとうございます」の挨拶が聞けるので
それだけで何かうれしくなってしまい、華やかな一席。
正月にふさわしい落語三席で幸せな時間。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年1月 2日 (金)

ニューイヤーコンサート2010

ウィーンフィルのホームページによると
来年のニューイヤーコンサートの指揮は
ジョルジュ・プレートル(2回目)だそうで
プレートルは大好きな指揮者なのでうれしいのだが、
でも2008年に続いて、早速の登場なので、ちょっと意外。
フランツ・ウェルザー・メストは出てくれないのかな…
それかベルリンフィルからラトルを借りてきて!
今の時点で来年の話題とは、何と気が早い!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 1日 (木)

あけましておめでとうございます

元日はのんびりと…しかしあっという間に一日が過ぎてしまった。
朝は早朝に録画しておいたTBS落語研究会で
志ん橋師匠の「抜け雀」を早速拝見して、感動!
お昼から気付くのが遅くて途中からになってしまったけれど
TVK(神奈川テレビ)で「機動戦士ガンダム(劇場版)」をやっていた。
夢中で見てしまった。懐かしい!というよりも
子供の頃より今の方がはるかに面白いのである。傑作だ!
夜はウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
今年の指揮はダニエル・バレンボイムである。
私は幸せ!バレンボイムもついにここまで来たなあ。
企画いっぱいですごく楽しかった。その雰囲気を味わって。
演奏については、CDが出たら、じっくり聞きたいと思う。
正月っていいなあ…本年もよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »