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2009年2月28日 (土)

第1639回N響定期公演

1月のN響定期公演から
ドミートリ・キタエンコの指揮による演奏会。
1月21日にサントリーホールで収録されたものを
BS2で録画して映像付きで聞いている。
1月はAプロとCプロがデイヴィッド・ジンマンの指揮で
サントリーホールのBプロはキタエンコの指揮であった。
ベートーヴェンの「エグモント」序曲にはじまり、
プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番(独奏は上原彩子)
そして後半がチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」である。
ドミートリ・キタエンコを聞くのは、私ははじめてではないかと。
CDもないし、放送でも特に記憶しているものはなく、
ときどきハッとするようなきれいな音を聞かせることがあって、
プロコフィエフやチャイコフスキーはさすがであろう。
ピアノを弾いている上原彩子が凄まじい迫力の音を響かせて、
チャイコフスキーにはじまり、プロコフィエフに来るのは自然な流れか、
特にプロコフィエフでは、この勢いと破壊力が強力な武器となって、
我々聴衆を圧倒するのである。すごい存在感。

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2009年2月27日 (金)

ハンブルクNDR交響楽団1999/2000

クリストフ・エッシェンバッハ指揮ハンブルクNDR交響楽団による
マーラーの交響曲第4番、ソプラノ独唱はアンゲラ・デノケである。
(1999年9月13日 ハンブルク・ムジークハレ大ホールで収録)
私のお気に入りの録音ということで何度聞いても感動的だ。
エッシェンバッハの思いっきり感情を込めて歌い上げるスタイル、
どこを聞いても心がこもっているし、親しみのある表情付け。
この第4番って、ひたすら美しく、甘ったるいこともあるのだが、
一方でロジャー・ノリントンなどははっきり指摘して、
天使と悪魔の描きわけを強調しているけれど
エッシェンバッハも清らかな天使を際立たせるためには、
恐ろしい悪魔の存在が必要なのであり、天国に至るためには、
荒涼とした岩肌の大地を進む厳しい試練もあるのだと
非常に変化に富み、そして濃厚にして豊かな響きが特長である。
もちろんこの作品におけるそうした傾向はどの演奏にも聞かれるのだが、
ここで特に気になってくるというのもエッシェンバッハならではの解釈であり
ずっと後の「大地の歌」で聞こえてきそうな地平線の彼方からの響き、
音楽が表現する無限性、永遠性など…この交響曲でも
マーラーはすでに方向性を示していたのだと実に印象的である。
エッシェンバッハの表現は表面的にも非常に凝っているのだが、
同時に内面的な深まり、その濃密さも素晴らしいのである。

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「クリストフ・エッシェンバッハ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2009年2月26日 (木)

現場レポート~住宅C

20090226

今日は用事でまわり道をする関係上
午後から現場に行ってきた。
いつもは午前中に行って、昼になると戻ってくるのだけど。
帰りにYAMADA電機に寄って、それからガソリンを入れて、
戻ると日が暮れてしまって、あっという間に一日が終わり、
今日は特別ネタがないので、工事の写真を載せてみた。

気分的には昨日の馬石さんの興奮からまだ冷めず…
クリストフ・エッシェンバッハ指揮ハンブルクNDR交響楽団の録音を
パソコンに取り込んで、ただ今編集中。お気に入りの演奏をCD化。

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2009年2月25日 (水)

ひぐらし寄席 隅田川馬石

今日は夕方から日暮里へ出掛けた。
ひぐらし寄席 隅田川馬石独演会
雨がやんでくれて、助かった。

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日暮里駅に少し早く着くことができたので
会場のサニーホールとは反対の方面に出て
谷中の墓地を通り抜け、全生庵まで往復。
夕方薄暗くなって、寂しかったけれど、
三遊亭圓朝ゆかりのお寺である。

予約はしてあったのだが、必死の覚悟で
何とか一番前の中央よりも少し右側の決まった位置を確保!
私はこの角度がお気に入りで。今日はちょっと危うかった…

古今亭志ん坊:鮑のし
隅田川馬石:時そば
隅田川馬石:お富与三郎「茣蓙松」


ついに志ん坊さんに出会うことができた。
私の尊敬する志ん橋師匠のお弟子さんで
ずっと注目していたのだが、噂ではたいへんに評判がよくて…
しかし前座さんはプロフィールに写真がないし…
正確な出演情報もなくて、行く先で偶然に出会うしかなくて
やっと今回聞くことができたのである。
それも「鮑のし」を演じてくれた。なるほど上手い!
話には聞いていたけれど、本当にしっかりしているし、
落ち着いているし、声もいいし、また聞きたい!
志ん坊さんは今後とも注目して、応援します。

そして馬石さんが登場。二か月ぶりです。
開場前にちらっとお辞儀したのだが。
馬石さんはいい!本当にいい~!私は惚れてます。
なんて書いて、落語家として惚れこんでいるので
私が聞きに行って、逃げたり避けたりしないでほしいんだけど。
好きで追っかけている落語家はたくさんいるが、
若手の真打では、馬石さんが一番好きだ!
それはもう、はっきり断言できる。理由なく、すべてが好き。
浅草で富士そばのおいなりさんと天ぷらそばを食べるマクラから
今日の一席目は「時そば」だった。おいしそう!
五代目の小さん師匠が寄席で「時そば」をかけると
近所のそば屋が繁盛したなんて話を聞くが、
ちょっと今日はわかる気がした。晩御飯を食べられないので
開場待ちのときに軽く口に入れてはおいたのだけど、
腹は大丈夫なはずなのに、そばつゆの香りがしてきそうで
ついつい食べたくなってしまったのである。
「時そば」って、落語の定番中の定番だが、私は好きなネタだ。

仲入り後はお富与三郎から「茣蓙松」。
ひぐらし寄席では「お富与三郎」を連続上演していて、
第5回の今回が「茣蓙松」にあたるのだが、
私は「お富与三郎」が大好きで、昨年末の黒門亭での
「お富与三郎」特集で馬石さんの「茣蓙松」を聞いて、
あまりの感動でどうしてももう一度聞きたい!と
今日をずっと楽しみにしていたのである。
「茣蓙松」はお富与三郎でも一番長い場面で
今日もたっぷり一時間の長講だった。
自分でも驚いたのだが、年末に聞いた馬石さんの「茣蓙松」が
きっちり頭に叩き込まれていて、その一言一言が鮮やかによみがえり、
私の中にある「茣蓙松」を確認しつつ、
今日の馬石さんの「茣蓙松」もより深く堪能できて、
ますます感動的で素晴らしい時間だった。
前に聞いたときにも同じことを書いていると思うのだが、
馬石さんの与三郎が何ともカッコよくて、いい男!
そしてお富は色っぽくて、粋に大人の女の振る舞い。
茣蓙松と呼ばれる畳の茣蓙を商う問屋の爺だが、
歳をとりながらもスケベで、一見大店の立派な御隠居に見えながらも
その中身はしみったれで知れば知るほど嫌な奴という。
さらに茣蓙松の使いで与三郎との交渉にあたる伊之助という男だが、
こちらもまた、何というか、恐ろしく嫌味で憎たらしい奴で
言い終わるとヒッヒッヒッって笑う。これが強烈に不愉快で。
このように馬石さんの登場人物の演じ分けの見事さ、
情景描写のリアルな感触に夢中になってしまうのである。
時間がたつのを忘れて、不思議なぐらいにこの世界に引き込まれる。
そして深く入り込んでいくと、一番恐ろしいのは人間だなあ…という。
「お富与三郎」って、本当に聞かされてしまうのである。
次回のひぐらし寄席では、いよいよ「お富与三郎」シリーズ最終回で
佐渡からの「島抜け」である。おそらく「与三郎の死」まで行くのかな?
私は仲入りのときに早速前売り券を購入した。今から楽しみ!
そして次回は雲助師匠がゲストでいらっしゃるそうで、そちらも期待!
馬石さん、今日は素晴らしいお噺をありがとうございました。
また聞きに行きます。これからもいい噺をたくさん聞かせてください。

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2009年2月24日 (火)

ベルリンフィル2000/2001

クラウディオ・アバド指揮ベルリンフィルによる
2000年10月3日に行われた特別演奏会で
東西ドイツの統合から十周年を記念した演奏会だと
そういったことがアナウンスされていたのを記憶している。
そしてもう一つ、このコンサートには重要な意味があり、
その7月に胃癌の手術を受けたアバドの復帰最初の公演なのである。
R.シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」で演奏時間は短いが、
仕上りは通常と変わらず非常に気合いの入ったもので
アバドの体調を気遣ってというよりは特別演奏会だからなのだろう…
詳しいところはわからないが、この後11月にはアバドは来日していて、
かなり無理をしていたというのもあると思うのだが、
シーズンを無事に乗り切って、その後も精力的に現在に至るのである。
1998年や1999年というもう少し前の頃、アバドやラトルの「英雄」を聞いて、
あまりの快速ぶりにさすがにちょっと驚きを隠せず、
ほとんどもうこれは付いていけない…という感覚すら抱いていたのだが、
2000年末にこの演奏を聞いたときには、それほど速さは気にならず、
どちらかといえばちょうどいい印象で、私もしだいに慣れてきたのか…
でも現在聞いても急がずに比較的ゆったりとしていると思うのである。
もちろん非常にシャープにテキパキとまとめているので
無用な余韻や恣意的に加えられた間合いなど存在せず
アバドならではの音楽への極めて誠実な姿勢も魅力的だし、
今となってはスタンダードなベートーヴェンともいえるのだが、
20世紀の終わり頃、アバドなどがその後21世紀の方向性を
導いていたのだと今だからこそわかる重要な記録なのである。

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「クラウディオ・アバド」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2009年2月23日 (月)

ロッテルダム・フィル2004/2005

BShiで放送されたロッテルダム・フィルの演奏会。
ワレリー・ゲルギエフの指揮でマーラーの「千人の交響曲」
(2005年1月7,8日 アムステルダム・コンセルトヘボウ)
ゲルギエフ独特の情熱的な表現で前半は勢い余ってか?
整理されていない印象もあるが、しかしじっくり歌い込まれていて、
やっぱりゲルギエフの音楽には聞かされてしまうのである。
ちょっと変わったマーラーのような気もするけれど、
でも親しみも感じるし楽しくて、いつもながら濃厚な演奏である。
そしてロッテルダム・フィルが美しい音色!実に魅力的だ。
ゲルギエフは昨年、ロンドン交響楽団とマーラーに取り組んで
「千人の交響曲」もまもなく聞けると思うので楽しみである。
未だにマーラーはゲルギエフのイメージではないな…って
私は思っているのだけど、マリインスキーともかなり演奏しているし
ロッテルダムでも取り上げていたのか?もっと聞きたい!
第2部のじっくりと歌いあげるところなど、ひたすら感動的である。

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「ワレリー・ゲルギエフ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2009年2月22日 (日)

クリーブランド管弦楽団2008/2009

先日BShiで放送されたクリーブランド管弦楽団の演奏会。
2008年9月25日クリーブランドのセヴェランス・ホールにおける
最新のライブである。指揮はもちろんフランツ・ウェルザー・メスト。
ブルックナーの交響曲第7番ホ長調(ハース版)
リンツの聖フローリアン修道院で収録された第5番の映像を持っていて、
さらにウィーン楽友協会で収録された第9番の映像も存在するのだが、
そちらはまだ見ていない。今回はクリーブランドの本拠地での演奏。
冒頭にメストのインタビューがあり、このブルックナーのシリーズは旅であると
セヴェランス・ホールは世界でも最高の音響を誇るホールであると語っている。
メストならではの透明な響きと見通しのよいバランス感覚に優れた解釈、
シャープな印象は、セヴェランス・ホールでのクリーブランド管弦楽団に独特で
非常に丁寧に音楽に取り組んで、全員一致で精妙な造形を築き上げている。
最新のメストを見ることができて、たいへんにうれしい映像である。

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「フランツ・ウェルザー・メスト」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2009年2月21日 (土)

クラウディオ・アバド 10

クラウディオ・アバド指揮ウィーンフィルによる
マーラーの交響曲第10番(1985年6月ライブ録音)。
第9番はコンツェルトハウスだが、こちらは楽友協会で
1985年のウィーン芸術週間はコンツェルトハウスが会場だったようで
ということは、第10番は楽友協会での定期演奏会での収録では。
おそらくこのとき同時にベートーヴェンの「英雄」と序曲「コリオラン」も
ライブ・レコーディングされていると思う。確認はできないが…
交響曲第10番が素晴らしい。かなり濃厚に世紀末ウィーンの香りがして
ウィーンフィルが驚くほど色彩豊かに極端に艶やかな響き。
しかしだからといって、重苦しくなることはなくて、
透明な輝きが永遠の彼方にまで鳴り響いていくよう。
アバドもベルリンフィルとだったら、また別の方向性が出てきそうだ。
ウィーンフィルの美意識を最大限に引き出し、独特の世界を創造している。
実際の演奏会では、この後にベートーヴェンが演奏されているので
私も「英雄」ではないが、ベートーヴェンの序曲をもってきてみた。
「エグモント」序曲、「アテネの廃墟」序曲、「命名祝日」序曲、
「シュテファン王」序曲、「レオノーレ」序曲第2番 (1986-1990年録音) 。
アバドは交響曲全集に関して、ベルリンフィルと再録音を完成させており
ウィーンフィルとの演奏は何となくすでに古い印象もあるのだけれど
でもこうして序曲を久しぶりに聞くとやはりすごく魅力的なのである。
ウィーンフィルのベートーヴェンの素晴らしさはいうまでもないか…

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「クラウディオ・アバド」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2009年2月20日 (金)

クラウディオ・アバド 9

クラウディオ・アバド指揮ウィーンフィルによる
マーラーの交響曲第9番(1987年5月ライブ録音)。
会場がコンツェルトハウスでウィーン芸術週間だったか?
DGで最初に発売されたときには第10番との組み合わせで
CD2枚組に第4楽章のみ別になってしまっていたのだが、
この第9番は79分40秒ほどで1枚に収まるのである。
楽章内で細かくトラック設定がされていたので
今回すべて一度つなぎ合わせて、新たに編集しなおした。
現在ではマーラーの第9も日常当たり前に聞けて
CDもたくさん出ているが、しかし1980年代の名盤、
このアバド盤は今聞いても引き締まった解釈だし、
ウィーンフィルが独特の音色を醸し出して、やはり感動的だ。

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「クラウディオ・アバド」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2009年2月19日 (木)

古今亭志ん生「唐茄子屋政談」

正月にフジポット「お台場寄席」で配信された
志ん生さんの「唐茄子屋政談」で上下二席。
「唐茄子屋政談」は感動的な噺で大好きなのだが、
志ん生さんの録音では、これまでNHKの音源で
29分ぐらいだったか、「唐茄子屋~唐茄子屋~」って
掛け声の練習をして、人助けは省略して楽しく終わる一席、
そして35分ぐらいで掛け声の練習は省略するのだけど、
人助けから欲張り大家をポカっといって
情けは人のためならずと勘当がとける最後まで行く一席と
二種類の録音を持っていたのだが、
今回配信されたのは、上と下ということで
合計すると50分にも及ぶという
これが完全な録音であると素晴らしい!
志ん生さんの「唐茄子屋政談」は本当に心に染みる。

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現場レポート~住宅C

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今日は朝から現場に行ってきたのだが、
その後まわりたいところがあったので
電車を乗り継いで行ってきた。
これが!時間がかかるのである。
車で行けば30分なのに電車で行くと1時間10分。
直線距離で行けないのだ。すごい遠まわり。
築38年の住宅の内外装改修工事である。
写真は2階の洋室の天井だが、
昔からの味のある梁を今度は見せようと
天井を屋根の形に合わせて斜めに張って、
部屋をより広く見せているのである。

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現場を出て、環状2号線を少し歩いて、
これが以前も書いたことがある「柳橋」交差点の標識。
「リュウキョウ」である。もちろん本当は「やなぎばし」。
昭和の落語の名人に「六代目 春風亭柳橋」という人がいて、
「柳橋」といえば「リュウキョウ」なのである。
去年の秋「八代目 春風亭柳橋」が襲名された。

さらに少し歩いて「本牧家」で昼食。
「ラーメン中盛り味付玉子」

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2009年2月18日 (水)

ルツェルン音楽祭2007

ルツェルン音楽祭2007からウィーンフィル演奏会。
ダニエル・バレンボイムの指揮で
ブルックナーの交響曲第4番(ハース版)である。
(2007年9月7日 ルツェルン文化・会議センター)
ウィーンフィルの非常に繊細な表情づくりが冴えわたり、
バレンボイムは聞かせどころをじっくりと歌い上げ、
そしてときに勢いよく大胆に動きをみせるなど
いかにもバレンボイムならではのブルックナーである。
透明感のある響きとよく鳴って広がりある音響とで
その変化がみせる豊かな振幅が実に「ロマンティック」。
バレンボイムは非常に興味深く何かをやってくれる巨匠で
ここでのブルックナーの交響曲も聞いている我々に
心躍る喜びを与えてくれる演奏で感動的である。

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「ダニエル・バレンボイム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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横浜の風景から 28

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横浜市旭区笹野台3丁目にて
矢指配水池の先に見える紅白の縁起いい鉄塔。
別に縁起がいいわけではないのだけど
真っ直ぐに立ち上がり、鮮やかな紅白がきれいに見えて、
天気もよくって、何となく縁起がいいように感じられたのである。
赤と白に塗り分けられている高圧線鉄塔は決して珍しくないのだが、
この鉄塔は形も品がよく、赤と白がくっきりと描き分けられて、
やはりちょっと他のとは違う「縁起のいい鉄塔」なのである。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2009年2月17日 (火)

ゲヴァントハウス2005/2006

BS2で放送されたリッカルド・シャイーの指揮による
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏会。
(2006年6月1,2日 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス)
すべてシューマンの作品だが、非常に興味深い企画で
チャイコフスキーが編曲したシューマンの交響的練習曲。
「アダージョとアレグロ・ブリランテ」というのは後半の2曲。
ピアノ協奏曲はマルタ・アルゲリッチが独奏。
アンコールに「子供の情景」から「知らない国々」
そして今度はラヴェルの編曲による「謝肉祭」からの数曲。
最後に交響曲第4番というプログラム。面白い!
シャイーとアルゲリッチによるピアノ協奏曲と交響曲第4番は
DECCA CONCERTでも聞くことができるのだが、
そちらは2006年10月の演奏ということで別収録である。
シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が
やはり角の取れた暖かみのある音色で何とも魅力的。
アルゲリッチは自由に感情の趣くままにまさに天才的で
造形としてはかなり崩して、弾きたいように弾くという感じだけど
音も美しいし、その華やかな音楽には夢中にさせられる。
歌心あふれるロマンティックな演奏だが、爽快感も失わずに
何ともさすがにアルゲリッチにはかなわない…圧倒的存在感だ。

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2009年2月16日 (月)

第1638回N響定期公演

1月のN響定期公演から
デイヴィッド・ジンマンの指揮による演奏会。
1月16日にNHKホールで収録されたものを
BS2で録画して映像付きで聞いている。
ウェーベルンのパッサカリア作品1
マーラーの交響曲第10番から「アダージョ」
R.シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」
まずこの選曲が私は大好きである。
ウェーベルン、マーラー、R.シュトラウスという
ロマン派音楽の最後の輝き、豊潤な響きは香り出すよう。
濃厚な色彩をジンマンは鮮やかに整理して聞かせる。
ジンマンはチューリヒ・トーンハレ管弦楽団と
マーラーの交響曲全曲録音を進行中で
現在、交響曲第6番までそろっているが、
第10番は先取りする形になって、興味深い。
たいへん響きの美しい演奏である。
マーラーにおけるジンマンのバランス感覚は独特で
透明でクリアながら広がりある音響を実現している。
そして後半の「ツァラトゥストラはこう語った」がよかった。
ジンマンはすでにR.シュトラウスは録音を済ませているが、
ここでも安定感のある造形で音もよく鳴っているし、
隅々までコントロールが行き届いて、ひたすら感動的だ。
今回のジンマンのN響への出演は
第1637回と第1638回の以上2公演である。
ぜひまたN響のステージに登場してほしい。

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2009年2月15日 (日)

シュトゥットガルト放送1999/2000

ロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送交響楽団による
エルガーの交響曲第1番(1999年10月27-29日収録)と
ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
第1幕への前奏曲(1999年11月4,5日収録)。
ノリントンのイギリスものはやはり素晴らしい!
私のお気に入りはホルストの「惑星」のCDで
ノン・ヴィブラートのスッキリとした音色が美しく、
なぜかはよくわからないけど、これこそが英国の響きであると!
ノリントンの来日公演でN響との共演でもエルガーのチェロ協奏曲や
ヴォーン・ウィリアムズの交響曲を演奏した。
そしてこのエルガーの交響曲第1番は、ノリントンの得意の作品であると
しかし私の方が、あまり慣れていなくて、難しいのである。ここでも勉強だ。
余白に収められた「マイスタージンガー」の前奏曲は、
演奏時間「8.17」と超快速のテンポ設定で圧巻!
しかしこれには根拠があって、ワーグナー自身の指揮だったか?
ちょっと忘れてしまったが、かつて8分半で演奏したという
記録が残っているそうで、それを意識しての解釈なのだそうである。
通常よりも2分は早くて、しかし違和感はなく、たいへんな名演。

Hanssler CD 93.000

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2009年2月14日 (土)

黒門亭で左龍・白酒

今日は一日、黒門亭で楽しく過ごしてきた。
第1部が恒例の「光る二ツ目の会」で
第2部には左龍さんと白酒さんが登場。
私はさん弥さんの追っかけなのだが、
さん弥さんの弟弟子でさん若さんが今日は出演で
さん若さんの追っかけのみなさんとの交流も楽しみ。

第1部 光る二ツ目の会 その61
柳家花いち:桃太郎
柳家小権太:寝床
月の家鏡太:粗忽の使者
柳家さん若:代書屋
春風亭朝也:崇徳院


小権太さんの「寝床」がすごくよかったのだけど
去年の年末からちょっと「寝床」は連続してしまっていて…
私の中でのベストは先月聞いた志ん馬さんが最高だ!
さん若さんの「代書屋」がすごくよかった。上手かった。
「代書屋」は面白いし、以前から大好きな噺なのだけど
でも楽しくって、生で聞いていることがプラスに
それはさん若さんの魅力でよく伝わってきたと思う。
第1部のトリは朝也さん。朝也さんはいいなあ~
早くも今年、もう四席目で慣れているということもあるし、
「崇徳院」という噺もいいですよね!
私は歌道に暗いのですが…

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第2部
柳家花いち:たらちね
柳亭左龍:蛙茶番
桃月庵白酒:替り目
無月亭清麿:千住詣り

左龍さんと白酒さんが圧倒的によかった!
左龍さんは今日も実に表情豊かで
「蛙茶番」の面白くって、盛り上がったこと!
そして白酒さん。またさらに熱く!盛り上がり。
汗だくの熱演は今日も魅力いっぱいで。
「替り目」で車屋とのやり取りでチョコをネタにはさんだり、
(バレンタインデーでマクラもチョコの話題)
おかみさんをこっそり褒めるところで
花いちさんの「たらちね」にちなんで
「丁寧な言葉遣いも普通に直ったし…」という引用も出て、
などなど、さすがに工夫に満ちて、夢中になってしまう!
後半の鍋焼きうどん屋や義太夫流しも演じてくれて
白酒さんの「替り目」は最高だ!面白かった。
正直、ここまでで精魂尽きていた感がある私で…
トリは清麿さんの新作で「千住詣り」。ディープです!
マニアックな世界に没入して行くところは
小ゑんワールドに近いのか?って少し思ってみたが、
清麿さんはディープな世界をしっとり語る方で
つまりガンガン押してくるところはなくって、
噺の内容は、昭和33年3月31日の「吉原の廃止」にちなんだ
そこにある人間模様はまさに重厚で真剣に聞かされる。

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2009年2月13日 (金)

第1637回N響定期公演

1月のN響定期公演から
デイヴィッド・ジンマンの指揮による演奏会。
1月10日にNHKホールで収録されたものを
BS2で録画して映像付きで聞いている。
リサ・バティアシュヴィリの独奏で
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番
そして後半がシューベルトの交響曲第8番D.944である。
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲は大好きな作品で
お気に入りのリサ・バティアシュヴィリが弾いてくれるのだから最高だ!
ジンマンのシューベルトは注目なのだけど、思ったよりもスタンダードに
正面から真っ向勝負で少し意外だった。雄大な音楽の広がりと
ジンマン独特の細やかな表情づくりが見事な調和で素晴らしい。
特に終楽章の鮮やかな切れ味と後半の盛り上がりはカッコよかった。

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2009年2月12日 (木)

シュトゥットガルト放送2006/2007

ロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送交響楽団による
ブルックナーの交響曲第6番(2007年7月11-13日ライブ収録)
こちらは通常の版を使用しての演奏だろうか。
もちろんノリントン流のピリオド奏法が採用されているが、
最大の特長は、かつて聞いたことがないぐらいに
細やかな動きがはっきりと聞こえてくること。
それはすごく新鮮。発見も多いし、実に面白い。
後半は特に爽快感漂うスピード志向。
でも普段からノリントンに慣れている我々にしてみると
これは普通に聞くことができて、ブルックナーだな…って
というのは、昔からの重厚なブルックナー・マニアには怒られそうだ。
やはり恐ろしく快速に突き進む第4楽章は見事!
これまでの演奏が、いかに重く引きずっていたことか…
こんなにも流麗な表現があるのかと癖になる。

Hanssler CD 93.219

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2009年2月11日 (水)

五六の会でさん弥・右太楼

池袋で時間をつぶして、夕方、埼京線で板橋へ。
五六の会!さん弥さんと右太楼さんです。
ずっと楽しみにしてました。
さん弥さん追っかけのみなさんとも会えます!

鈴々舎やえ馬:子ほめ~寿限無
柳家右太楼:転宅
柳家さん弥:蒟蒻問答
柳家さん弥:宮戸川
柳家右太楼:味噌蔵


今日はリクエスト大会でまず演目の投票から。
それぞれ5つの演目から第1位に選ばれたのは、
さん弥さんは「蒟蒻問答」、右太楼さんは「味噌蔵」。
私が投票したのは、右太楼さんは「味噌蔵」だったのだけど
さん弥さんには「宮戸川」に入れたのでした。
結果的に仲入り後、次点も見過ごせない…というので
「宮戸川」も演じてくれました。私的には大好きな噺。

はじめて聞く前座さんで鈴々舎やえ馬さんが
ぶっ壊しの破壊系でびっくりした(大爆笑!)のだけど、
右太楼さんもさん弥さんも噺をきっちり聞かせてくれました。
というか、右太楼さんは普段からきちんとしてますよね。
さん弥さんが爆発は控えめに落語にまじめに取り組んでいる!
という…たいへん好印象ですよ!「番外地」で壊れてください。
とはいったものの…ハプニング!(会場びっくり!爆笑!)
一番驚いたのは、さん弥さん自身かもしれませんが、
これぞライブ!です。さん弥伝説にまたひとつ刻まれました。
「ネットに書かないで下さいね!」ってきつく言われてますので
口が裂けても…鉛注ぎ込まれても…書きません!
歴史的瞬間に立ち会ってしまった。そんな大袈裟ではない。
どういうことが起こるのか?知りたい方は、
ぜひ「さん弥番外地」「五六の会」に行くことです!
さん弥さん、右太楼さん、ありがとうございました。

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第2回 落語のテラ・てら・寺

今日はお昼を目指して池袋へ。
湘南新宿ラインの時間を調べておいて
私は池袋へはほとんど行かないので
駅のまわりから周辺も何にも知らず
会場への地図もしっかりプリントしておいて、
徒歩15分で雑司ヶ谷の玄静院というお寺へ。
まわりを散歩してみよう!って1時間前に行ったのだが、
案内を見ると12時からになっており、
えっ!13時30分開演じゃないの…はじまってる…
朝也さんのブログで昨日も確認してきたのに…
(ご本人も開演時間の変更を知らされていなかったそうです)
境内で案内をしておられた町内の方に聞いてみると
「いま法事が長引いていまして…申し訳ないです…」
あれ?まだはじまっていないんだ。助かった!
待っている間、甘酒を御馳走になってしまった。
すぐに友人にメールして、「もうすぐはじまるよ~」
結果的には13時開演でみんな無事に聞くことができた。

春風亭朝也:新聞記事
林家たけ平:味噌豆~甲府い
春風亭朝也:竹の水仙


朝也・たけ平という若手で最も魅力があるお二人!
会場は超満員だけど、みなさん地元の方ですね。
一部熱心な落語ファンもいるけれど
横浜から来ているのは私だけか?
友人は茨城から来ているので距離ではかなわないが、
子供がちょろちょろ動き回ったり、
たけ平さんが正面のおじいちゃんとおしゃべりしたり、
何とも親しみの感じられる空間。すごくいい空気だった。
落語の方は、朝也さんもたけ平さんもみっちり演じて、
一方ではじめて聞きにきたお客さんも楽しめるように
落語とはどういうものかという入門編も忘れずに
マクラも充実、噺もたっぷり!すごくいい会だった。
会場の全員がたくさん笑って、元気になれたと思います。
朝也さん、たけ平さん、ありがとうございました。

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2009年2月10日 (火)

NHKで喜多八・馬生・志ん橋

20090210

新年度からはじまる落語番組
「ラジオ深夜便落語100選」
(4月下旬スタートの予定)
その第1回の収録が今日行われて
何と聞かせていただけることになり
今日は渋谷のNHKに行ってきた。
私が志ん橋師匠が大好きで騒いでいたので
親切にも声をかけていただいたのである。


春雨や雷太:前説
古今亭菊之丞:権助魚
柳家三三:高砂や
柳家喜多八:鈴が森
桂小文治:湯屋番
古今亭菊之丞:元犬
柳家喜多八:筍
(仲入り)
桂小文治:牛ほめ
金原亭馬生:あくび指南
古今亭志ん橋:花見酒
金原亭馬生:真田小僧
古今亭志ん橋:風呂敷


親しみやすい落語の定番ネタばかりで
みんなすごくよかったのだが、やはり私の好みでいうと
喜多八、馬生、志ん橋の三師匠がたまらなく魅力的!
喜多八殿下の「鈴が森」がおかしくっておかしくって…
今日の中では一番笑ったかも。いい味出してます~!
「筍」は先月ろべえさんで聞いて、殿下のお弟子さんだけど
これが元になっているのか!という…ものすごくよかった。
馬生師匠は聞いたことある方はおわかりだと思いますが、
何というか…美しい!という素晴らしい芸なのです。
「あくび指南」は優雅な空気が漂い、気品すら感じられます。
「真田小僧」は最高に楽しい噺で大好きなのだが、
とにかく引き込まれて、夢中になって聞いてしまった。
そして志ん橋師匠。今日のネタは「花見酒」も「風呂敷」も
酔っ払いの芸でお見事だった。やっぱりいいです!
このところ「厩火事」を喜多八殿下と雲助師匠で続けて聞いて、
でもその前に去年の秋に志ん橋師匠でも「厩火事」を聞いていて、
お崎さんが兄さんに夫婦喧嘩の相談に行くところが大好きなのだが、
そういえば「風呂敷」でもそっくりな場面があって、
また今日もそこのところをじっくり堪能してしまった。
やっぱり志ん橋師匠は「またお前は来たの…」という
兄さんのもううんざりの表情がすごく絵になっていて、
一方のおかみさんも「血の雨が降る!」ってせっついて、
志ん橋師匠のこういうところの細かい描き方はたまりません。
後半の馬生・志ん橋・馬生・志ん橋という四席は
とにかく圧倒的に充実していた。

素晴らしい録音ばかりですので
ぜひみなさん放送を楽しみになさってください。
今日はありがとうございました。

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2009年2月 9日 (月)

バイロイト音楽祭2008

20090209

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第3幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2008年のバイロイト音楽祭から舞台神聖祭典劇「パルジファル」。
今日も第3幕を聞いている。スローテンポにもすっかり慣れ。
写真は後半の寺院の場面であると思うが、
中央の脇腹に傷を負った男がアンフォルタスで
しかしステファン・ヘアハイムの今回の演出では、
配役それぞれに脇腹から血が流れているそうで
全員がその苦しみを共に分かち合っていると
そうした意図が込められているそうである。
パルジファルの背中には、無数の傷があり、
つまりキリストの鞭打ちの痕だそうだが、
それについては、確認できる写真がない。

初年度の「パルジファル」を堪能した。
できれば2009年はもう少しスッキリさせて
停滞感は控えめにせめて第3幕がCD1枚に収まるよう!
少し休んで、続いて7月26日の公演から
楽劇「トリスタンとイゾルデ」を聞きたいと思う。

CDR510/511/512/513

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2009年2月 8日 (日)

バイロイト音楽祭2008

20090208a

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第3幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2008年のバイロイト音楽祭から舞台神聖祭典劇「パルジファル」。
今日から第3幕を聞いている。音を取り込み、現在編集中。
第2幕は迫力で盛り上がったのだが、第3幕に進むと
再びガッティの指揮はスローテンポになって、
とにかく丁寧に音楽を扱って、しかしちょっと遅い…
会場の聴衆もさすがに我慢の限界だったのか?
最後のところで音が鳴りやむ前に拍手が起きてしまう。
ひとりがはじめると後は雪崩のように…という感じだが、
しかし「パルジファル」の音が消えていく感動的な幕引きに
拍手やブラヴォーの掛け声、これではすべてが台無しである。
なんか、残念というか、悲しい。これはないでしょ!

20090208b

第3幕のグルネマンツ、パルジファル、クンドリーの登場シーン。
「聖金曜日の音楽」の場面かどうかはわからないが、
グルネマンツがパルジファルに洗礼を施し、
クンドリーもまた救済されるというところ。
軍人の服装をしているのがパルジファルだと思うのだが、
戦争から帰還してきたということなのか?
この演出で第3幕は第二次世界大戦後の情景であるらしい。

CDR510/511/512/513

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2009年2月 7日 (土)

黒門亭で雲助・扇治

早稲田から東西線に乗って、
大手町で千代田線に乗り換え、湯島へ。
いつもは御徒町だけど、今日は湯島より黒門町へ。
今週も黒門亭は第2部のみ。お目当ては雲助師匠。

第2部
柳家緑君:小町
三遊亭亜郎:きんぎんウォーズ
五街道雲助:厩火事
入船亭扇治:火事息子


今日ははじめての前座さんで緑君(ろっくん)さん。
花緑さんのお弟子さんで鬼〆さんの弟だ!
しっかりしている!落ち着いている。
というか「小町」という噺ははじめて聞いた。
途中まで「道灌」だと思って疑わず…
粗茶に粗座布団に粗はげ頭…と来たのですから。
それが書画の話題になって小野小町が登場。
太田道灌がいつになっても出てこない…
びっくりした。こういう噺もあるのですか…
そして亜郎さん。マクラから大爆笑。
というのは全国の方言の魅力を語って、
そこから圓丈師匠の名古屋弁の話題に。
そして金さん銀さん登場で新作落語。
いよいよ雲助師匠登場。ネタは「厩火事」。
先週も喜多八師匠で聞いたばかりなのだが、
お崎さんが「今日こそは別れたい」というと
仲人の兄さんが心底、ホッとしているような表情で
そのおかしさといったら…私はどうもこの辺が好きみたいで。
兄さんに夫のお小言をいろいろ言われると
お崎さんが「そうは言いますけどね…あの人だって…」という
その辺の流れ、お崎さんに関しては、やっぱり雲助師匠は最高だ!
今日は仲入りなしでトリの扇治師匠が登場。
こちらはネタ出しで「火事息子」である。
そういえば「厩火事」と「火事息子」で火事つながりだったわけだ。
でも「厩火事」では、直接的に火事の噺ではないので
聞いていて、重なっているという印象はもちろんなく、
後で題名を考えるとふと気付き!さすがに細かい演出です。
扇治師匠の「火事息子」はじっくりと味わい深く、やっぱりいい噺だ。
切っても切れない親子の縁を描いた人情噺なんだけど、
でも火事と火消しで江戸の粋な風情はテンポ感もよく、
しかし後半の勘当した息子に対面するところなど感動的だった。
「厩火事」も夫婦の縁が扱われるし、楽しいながらも
ちょっとしんみりする噺は、やっぱり好きですね!

20090207

さすがに雲助師匠出演で第2部は満員御礼。
14時35分には満員になっていました。

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新築住宅の見学会

今日はお昼に向かって、東西線で早稲田へ。
親しい私の先輩に新築住宅を見せてもらった。
かなりやりつくしているという自信作なのでは!

20090207a

立体を組み合わせたような外観で私もこういうのが好き。
平面で見ると軸線をずらしているような印象だが、
前回見せてもらった住宅も方向性は似ている感じで
それをさらに立体的に応用したのではないだろうか。

20090207b

地下に車庫があり、アルファロメオのクラシックタイプ?
アルファロメオの鮮やかな赤と床のタイルの色を合わせたり、
建築家とオーナーがこりにこった共同作業で何て素晴らしい!
こういう仕事を私もやりたい…実にうらやましいことで。
鉄筋コンクリート造の車庫から上の階へ上がろうと
閉ざされた空間から開かれた空間へと向かう
まず目に入ってくる光景がこの写真である。
私的には、この感じ、光の変化がすごく気に入って。

20090207c

全体の造形が立体の組み合わせだと書いたが、
空間構成を見ていくとスキップフロアになっている。
吹抜けの階段を通して、各空間は関係付けられていて
ここも私の好みの空間作りなのである。
立体のズレが生じるが、そこから光を集めるという演出。

20090207d

スキップフロアをつないでいる階段。
鉄板を折り曲げて、溶接してつないで。
これはカッコいい!きれいに納まっている。
2階から階段を通して、下の階が見えるという空間構成。

20090207e

そして使用されている材料がみんなすごくいいのだが、
リビング床のオーストリア産というフローリング材。
色合いといい、木目の美しさといい、すごく気に入ってしまった。
まだ新しく輸入されたばかりで、日本では全く使われていないらしい。

今日はありがとうございました。

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2009年2月 6日 (金)

バイロイト音楽祭2008

20090206a

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第2幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2008年のバイロイト音楽祭から舞台神聖祭典劇「パルジファル」。
今日から第2幕を聞いている。時間の関係上、第3幕の冒頭も一緒に。
第3幕が82分ほどでCD1枚に収まらないという…ちょっと遅い。
ガッティの指揮があまりのスローテンポで、第1幕ではさすがに
ところどころ構造も崩れ気味に大袈裟な表現が気になって、
しかし第2幕になると劇的で迫力の表現は素晴らしく、
ガッティの雄弁な歌わせ方にも感動してしまう。
鳴りっぷりもよくって、しかしティーレマンの音とも違うし、
バイロイトのドイツっぽいワーグナーとは少し方向性の異なるような…

20090206b_3

第2幕は全体に非常に素晴らしいのだけど、前半でいうと
クリングゾル(トーマス・イェザトコ)とクンドリーのやり取りは聞かされる。
2007年までのクリストフ・シュリンゲンジーフの演出では
クリングゾルがまっ黒のバイ菌のような衣装だったのだが、
今回はタキシード姿という。変なメイクは魔術師風といったところか?
クンドリー(藤村実穂子)もクリングゾルの配下のときには
同じくタキシード姿であるという。どういう意味があるのだろう…

20090206c_2

もっとわからないのが、クリングゾルの花園にいる
6人の乙女たちが看護婦姿という…
愚か者のパルジファルを誘惑するのは看護婦さん。
でもここでの演出テーマが「ドイツの歴史」ということで
第2幕は第2次世界大戦中ということになるのではないかと
戦場におけるドイツ軍を救済する看護婦なのか?

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2009年2月 5日 (木)

バイロイト音楽祭2008

20090205a

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第1幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2008年のバイロイト音楽祭から舞台神聖祭典劇「パルジファル」。
第1幕を聞いている。今日は後半で舞台転換よりも後の部分。
寺院の場面で神聖な儀式が行われるが、
ダニエレ・ガッティの指揮は非常に柔らかい響きを引き出し、
ここでも丁寧に優しさまでもが感じられる繊細な歌い方である。
でも何となく思うのは、ドイツ人指揮者による引き締まった印象、
厳粛にして厳しい音作りとはずいぶんと違っており、
その辺はイタリア人的なワーグナーなのかなと…
2008年のガッティ指揮による第1幕の演奏は115分で
2005年のブーレーズが91分だから、ずいぶん違ってくる。
極端に速いブーレーズと遅さが目立つガッティなのだが、
2007年のアダム・フィッシャーは101分であり、
そのぐらいがちょうどよかったのかな?って、
今さらながら思うのである。完璧だった。

20090205b

写真は寺院における儀式の場面と思われるが、
正直、詳しいことはよくわからない…
でも今回のステファン・ヘアハイムの演出では、
ドイツの歴史がテーマとなっているようで
第3幕は第2次世界大戦後を表現しているそうなので、
ということは、第1幕はそれよりも前ということになるのだが。

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2009年2月 4日 (水)

バイロイト音楽祭2008

20090204

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第1幕の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2008年のバイロイト音楽祭から舞台神聖祭典劇「パルジファル」。
今日から第1幕を聞きはじめた。前半で舞台転換よりも前の部分。
2006年と2007年はアダム・フィッシャーの指揮で
この上なく緻密にして精妙な響きに私は虜になっていたわけだが、
2008年からは演出も変わり、指揮もダニエレ・ガッティである。
ガッティの初年度の評判はあまりよくなかったらしいが、
でも聞くとただ遅いだけでなく、そこには深い解釈が存在するのであり、
極めて丁寧に表現を創り上げ、このテンポだから集中力も相当である。
しかし感じられるのは、劇的な展開がより前に来て、
スケール雄大で音楽の透明感は今ひとつといった印象か。
現在、最も注目されている存在のガッティだから
2009年以降にどう変貌していくのか楽しみである。

グルネマンツがヨン・クワンチュル、クンドリーが藤村実穂子と
パルジファルのまわりで物語を進行させていく配役が東洋人である
というのが面白い。狙っているのかどうかはわからないが。
ステファン・ヘアハイムの新演出についてはわからないことが多いが、
登場人物がみな天使であり、同時に鷲の翼でもあるということである。
写真は第1幕のアンフォルタスの水浴びの場面であるかと思われるが、
ここでのクンドリーは黒い天使(堕天使?)であり、
アンフォルタスに対しても何か威圧的な印象だ。
でも第1幕で聖杯騎士の元では、クンドリーは従順な存在のはずで。

CDR510/511/512/513

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2009年2月 3日 (火)

シュトゥットガルト放送2006/2007

ロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送交響楽団による
ブルックナーの交響曲第4番(第1稿 1874)
2007年4月26,27日の演奏会ライブである。
有名なブルックナーの第4番「ロマンティック」であるが、
この1874年の第1稿というのは、現在一般に知られているのとは
ほとんど全く別の作品といってもいいような
特に第3楽章のスケルツォなどはメインの主題も違うし、
この比較は好きな人にはたまらない面白さなのである。
第1稿の存在が広く知られるようになったのは、
1982年録音のエリアフ・インバル盤によってだろうか。
私はずっと最近のデニス・ラッセル・デイヴィス指揮のCDを持っていて
この第1稿がとにかく面白いということはよく知っていた。
そして今回はピリオド解釈のロジャー・ノリントンが挑んでいる。
ノリントンならばこの版を選択するであろうことは
自然な成り行きのような気もするが、極めて鋭いアプローチである。
この第1稿というのは、印象としてはまとまりに欠けて、
しかし多様な要素があふれ出てくるような複雑な造形は実に興味深く、
ノリントンは緊張感ある響きできびきびと鮮やかにまとめ上げている。
ブルックナーの交響曲には抑制が効きすぎの音作りではあるのだが、
この第1稿を聞かせるのには、こうでなくては!という説得力を感じる。
録音も素晴らしいし、これぞ決定盤だ!という凄まじい存在感だ。

Hanssler CD 93.218

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2009年2月 2日 (月)

バイロイト音楽祭2008

20090202

バイロイト音楽祭のホームページより
舞台神聖祭典劇「パルジファル」のリハーサル風景。
指揮のダニエレ・ガッティ、演出のステファン・ヘアハイム、
そしてクンドリー役の藤村実穂子である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2008年のバイロイト音楽祭から舞台神聖祭典劇「パルジファル」。
今年もバイロイトの音源を聞きはじめた。
「パルジファル」を最初に一度通して聞いてみている。
これから時間をかけて、ゆっくりと聞いていくが、
感想もそのとき、詳しく書けたらと思っているけれど、今日は少しだけ。
7月25日の音楽祭初日の公演でステファン・ヘアハイムによる新演出上演。
どこかで読んだ批評によるとダニエレ・ガッティの指揮があまりに遅くて
鑑賞に支障が出るほどとのことだったが、たしかにテンポはゆっくりで、
間をとるとしばらく休んでいるようなところもあり、それは明らかだけど、
でもこうして音で鑑賞していると私なんかは無事に聞けてしまったので
ダニエレ・ガッティなので、やはりそこには魅力も詰まっているのだと思う。
その辺はこれからゆっくり考えていきたい。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2009年2月 1日 (日)

クリスティアン・ツィメルマン

クリスティアン・ツィメルマンの2006年来日公演。
モーツァルトのピアノ・ソナタ ハ長調 K.330
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 作品13 「悲愴」
そしてラヴェルの優雅で感傷的なワルツ
アンコールにガーシュウィンの3つの前奏曲
5月20日と6月2日のサントリーホールでの公演より。
BS2で放送されたものを映像付きで聞いている。
これぞツィメルマンの音である。恐ろしく透明だ。
細やかな表現にまでじっくり創り込まれているのに
それがきれいにスッキリと聞こえてくる。
驚異的なテクニックに支えられているのだろうけれど
音色に対する特殊な感覚、緻密さとそのこだわり、
均整のとれたフォルム、バランス意識も圧倒的である。
二日のコンサートから気に入った演奏のみ選ばれたのか、
近年のツィメルマンの独奏はCDでも全く聞けないので
ぜひもっと聞かせてほしいのだけど、厳しい人なので…
貴重な映像であり、音源的にも非常に大切である。

DVD082

「クリスティアン・ツィメルマン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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