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2009年2月27日 (金)

ハンブルクNDR交響楽団1999/2000

クリストフ・エッシェンバッハ指揮ハンブルクNDR交響楽団による
マーラーの交響曲第4番、ソプラノ独唱はアンゲラ・デノケである。
(1999年9月13日 ハンブルク・ムジークハレ大ホールで収録)
私のお気に入りの録音ということで何度聞いても感動的だ。
エッシェンバッハの思いっきり感情を込めて歌い上げるスタイル、
どこを聞いても心がこもっているし、親しみのある表情付け。
この第4番って、ひたすら美しく、甘ったるいこともあるのだが、
一方でロジャー・ノリントンなどははっきり指摘して、
天使と悪魔の描きわけを強調しているけれど
エッシェンバッハも清らかな天使を際立たせるためには、
恐ろしい悪魔の存在が必要なのであり、天国に至るためには、
荒涼とした岩肌の大地を進む厳しい試練もあるのだと
非常に変化に富み、そして濃厚にして豊かな響きが特長である。
もちろんこの作品におけるそうした傾向はどの演奏にも聞かれるのだが、
ここで特に気になってくるというのもエッシェンバッハならではの解釈であり
ずっと後の「大地の歌」で聞こえてきそうな地平線の彼方からの響き、
音楽が表現する無限性、永遠性など…この交響曲でも
マーラーはすでに方向性を示していたのだと実に印象的である。
エッシェンバッハの表現は表面的にも非常に凝っているのだが、
同時に内面的な深まり、その濃密さも素晴らしいのである。

CDR518

「クリストフ・エッシェンバッハ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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