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2009年3月17日 (火)

ケルン放送交響楽団1966/1967

ヨゼフ・カイルベルト指揮ケルン放送交響楽団による
ブルックナーの交響曲第8番(ハース版)
1966年11月4日 ケルンのフンクハウスでのライブ録音。
まさに骨太!という…テンポは速いし、動きもあるし、
音楽に活気もあるし、しかし重厚なブルックナーである。
それほど神聖な響きを追求しようというのではなくて
音楽にまっすぐに向き合って、音にすることに率直な姿勢。
何か表面的な効果を狙ったり、小手先の技を使ったり
そういう軽薄な振る舞いからは最も遠いところに位置する
誠実さの固まりのような演奏に心動かされる。
でも特に第3楽章などは、今日の演奏における
丁寧に精妙に音楽を扱って、神秘性や清らかさが表現されている
そうしたブルックナーからするとちょっと力技で荒っぽいところもあるか。
しかしこの腰の低い地の底から鳴り響いてくるような重低音の迫力、
これこそ1960年代のドイツのブルックナー演奏なのであり、
すごく貴重な名演に出会えた印象だ。
1966年という年代を考えれば、音質的にもかなり満足。

ORFEO D'OR C 724 071 B

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