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2009年3月 1日 (日)

WDR交響楽団 川崎公演

20090301

今日はミューザ川崎にセミヨン・ビシュコフ指揮
ケルンWDR交響楽団の演奏会に行ってきた。
私はドイツの放送オーケストラを順番に聞きに行っているのだが、
今回はケルンを本拠地とするWDR所属のオーケストラ。
首席指揮者のセミヨン・ビシュコフもいよいよ退任のようで
ぜひWDR交響楽団はビシュコフで聞いておきたいと
非常に期待して、聞きに行ったのである。
画像は独奏のヴィヴィアン・ハーグナーと
指揮者セミヨン・ビシュコフのサインである。
ヴィヴィアン・ハーグナーは演奏会プログラムの
彼女を紹介しているページにしてもらって、
ビシュコフは私の一番のお気に入りである
ショスタコーヴィチの交響曲第11番のCDにしてもらった。

シューマン:「マンフレッド」序曲
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 BWV1004~サラバンド
ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
エルガー:エニグマ変奏曲~第9変奏「ニムロッド」

シューマン、ベートーヴェン、ブラームスと
いかにも重厚なドイツ・プログラムである。
今回の来日では、ビシュコフは得意の
チャイコフスキーやショスタコーヴィチは封印したのだ!
シューマンの「マンフレッド」序曲が私は大好きで
この作品はオーケストラの音色を知るにはすごくいい。
やはり渋い響きはドイツのオーケストラならではで
そこにビシュコフは少しだけ色彩を加えている印象だ。
高度に機能的な動きと明るさも兼ね備えている。
そしてヴィヴィアン・ハーグナーが登場で
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。
正直いうとベートーヴェン好きの私にとって、
ヴァイオリン協奏曲は少々退屈する作品であり、
しかしそれが、今日は夢中になって聞いてしまったのだ。
ヴィヴィアン・ハーグナーがいい!見事だった!
スーパースターではないが、世界で欠かせない存在となっており、
といってたくさん聞いているわけではないのだけれど
例えば2005年の秋にN響に登場して弾いたチャイコフスキーなど
特に印象に残っているので、私にとっては
たいへん好みの演奏家であることは知っていた。
今日も本当によかった。サインももらえたし!
後半はブラームスの交響曲第4番。
ビシュコフはブラームスの作品解釈について
「古典派の規範とロマン派の精神とのバランスをどう取るか」が
最も難しい問題であると語っているが、
今日聞いたところでは、私はビシュコフのブラームスには、
ロシア的な濃厚な情熱が感じられたのだけど、厚みのある響きで
ビシュコフの強い思いが込められた演奏であったと思う。
アンコールがエルガーだったのである。すごくよかった!
エニグマ変奏曲からでアンコールの定番ともなりつつあるが、
しかし会場全体のハンガリー舞曲が来るぞ!という…
ありがちな予想に反して、エルガーの美しい音楽に感動してしまった。

そして終演後、サイン会があった。
ビシュコフはすごく丁寧にきれいなサインをしてくれた。
音楽に対しては情熱的だが、普段は礼儀正しくて
なかなか奥ゆかしいところがあることを今日知った。
ヴィヴィアン・ハーグナー!近くで見ると小柄で
顔なんかちっちゃくって、かわいい!
かわいいは失礼かな?と思い、ちょっと調べてみたところ
私よりも4歳年下であることが判明。実は左利きだった。

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