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2009年4月26日 (日)

黒門亭で文生・小勝・雲助

今週は少しゆっくり出て、11時には黒門亭に到着。
昨日は強い雨だったけど、晴れてよかった。
天気もいいし、顔ぶれもいいし、混む予感がする?

いつもは一番前の右側の方に座るのだが、
というのは「こんちは~御隠居いますか~」で
八つぁんの視線の延長線上にいるように決めているのだけど、
今日はその位置がとられてしまい…
二列目にしようかな…とは思ったのだが、
そこで果敢に挑戦して、中央寄りに陣取ってしまい…
後でとんでもない展開になるのである。

第1部
入船亭辰じん:道具屋
鈴々舎わか馬:人形買い
桂文生:ずっこけ
三遊亭丈二:極道のバイト達
三升家小勝:源平盛衰記


私のお気に入りの前座さんで辰じんさんだった。
どこで出会えるかわからないので、久しぶり!
年末にも辰じんさんの「道具屋」を聞いているのだが、
またバージョンアップしているようで
前半部分の与太郎とおじさんのやり取りなど
かなり詳細に研きがかかって、上手い!
時間があるときにじっくり「道具屋」をやってくれたなら
相当な仕上がりにとっくに本格派なのです!
続いてわか馬さんが「人形買い」。
題名は知っていたが、はじめて聞いた。
「壺算」に似ているけれど、後半の展開が面白く。
でも文生師匠によると後半はあまり演じられないそうで…
というのは、人形を値切って買う前半に比べると
後半は下手すると盛り上がらない、つまらない…
ということにもなりかねないそうで、
でも今日のわか馬さんは最後までしっかりと実に鮮やかに
通しで演じてくれたからこそ、魅力的だったと思います。
文生師匠が三代目金馬さんの興味深い昔話を聞かせて下さり
昭和30年代の貴重なお話に引き込まれた。
そして金馬さんお得意の「居酒屋」「ずっこけ」を軽く。
酔っ払いは見事!すごいです。本当にすごいです。
仲入り後に丈二さん。久しぶりだ。
「極道のバイト達」って、知っている。
何で聞いたのだろう?たぶんネットだ。
これが面白い。今風な若者のバイト達の描写もさすがだし、
ヤーさんと女子高生のバイト面接のシーンは最高!
トリが小勝師匠で「源平盛衰記」。実演でははじめて聞く。
「源平盛衰記」というと先代の三平さんのイメージで
父が十代目桂文治さんの録音を持っていると思うのだけど、
源平の合戦の噺に沿って進むのだが、話が脱線しては、
面白いネタが出てきて、そこに時事ネタが入ったり、
変な雑学、不思議な教養…いろいろ噺家によって
自在に仕上げていくというのが魅力の噺だろうか?
そんなことはどうでもいい…
最後の「源平」の講談の場面で
一番前にいた私は小勝師匠に高座に上げられ、
師匠と一緒に漫才をやってしまった。恥ずかしい。
でも出演者以外で黒門亭の高座に上がった人は
そうはいないでしょう。それは自慢?
いや!自慢にならない恥ずかしさ…
もう当分、黒門亭には顔出せないよ…
とはいいながら、5月になったら、また行きますが。

20090426a

第2部
入船亭辰じん:千早ふる
春風亭一之輔:あくび指南
五街道雲助:お菊の皿
桂ひな太郎:船徳

第1部が終わった段階で行列だ…
さすがに雲助師匠の人気。
さらには一之輔さんの追っかけも。
今日二席目の辰じんさんは「千早ふる」。上手い!
言いなおしたりしたところもあったけど、
そんなの関係ないぐらいに絶対に上手いです!
そして注目の一之輔さんが登場。今日は「あくび指南」。
一之輔流のアレンジがあって、面白かった。
独特のアレンジなのか、型によって違うのか?
とにかく圧倒的な完成度と爆笑と迫力と絶賛!
最初は女の師範を目当てに指南所に行くのだけれど、
お目当ての女性は師範のおかみさんだったと知り、
師範が男とわかるとふて腐れて、やる気なし…
それが「あくび」芸の素晴らしさに感動して
突然熱心に稽古をはじめるという
その鮮やかな場面転換は新鮮!さすがだ!
すでに会場は大いに盛り上がって、
そこで雲助師匠が早くも夏の噺である。
怪談噺のマクラから「お菊の皿」へ。
雲助師匠のお菊ちゃん、いいです!
仲入り後、ひな太郎師匠の「船徳」。
こうなってくると夏本番!という印象で。
「船徳」はいい噺。徳さんが粋だし。
ひな太郎師匠の徳さんはきれいで
でも石垣にこすって前に進まないところで
お客は怒りだすし、徳さんは逆切れ…
この辺の迫力は恐いぐらいで
最後はヘトヘトの徳さん、素晴らしかったです。

20090426b

たっぷりと私個人的には疲れ果てた黒門亭。
しかしここで心引き締め「五六の会」へ。

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コメント

2部には何とか入れました。雲助師匠目当てで行ったクチです。
笑顔と明るい調子が大好きです。
> 仲入り後、ひな太郎師匠の「船徳」。こうなってくると夏本番!という印象で。
まったくです。初夏なのに夏本番を先取りでしたね。
> 「船徳」はいい噺。徳さんが粋だし。ひな太郎師匠の徳さんはきれいで
痩身のひな太郎師匠は一度廃業されたというのには驚きました。
汗滴る熱演でした。

投稿: 福 | 2009年4月29日 (水) 07:23

4月最終週からGWプログラムがスタートだったのか?
すごく魅力的な顔ぶれでしたよね。
私もやっぱりお目当ては雲助師匠でした。
第2部は一之輔さんと雲助師匠という組み合わせでは、
これでは人気殺到ですよね。
開場時間の前に「札止め」だったのでしょうか?
14時40分ぐらいには満員になっていたような気がします。

投稿: たけお | 2009年4月29日 (水) 10:18

お返事ありがとうございます。
> 開場時間の前に「札止め」だったのでしょうか?
ええ、若い落語家さんが列の人数を数え、常連さんでも入れなかった方がいました。
> 魅力的な顔ぶれ
近々、市馬、喬太郎という人気のある師匠まで出ますしね。
あ、書いちゃった(笑)

投稿: 福 | 2009年4月29日 (水) 13:15

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