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2009年5月14日 (木)

マーラーの名盤たち 3

アバド指揮ウィーンフィルによる交響曲第3番。
1980年9月19,22,26日にウィーン楽友協会での収録である。
アバドは後にベルリンフィルで再録音しているし、
近年のルツェルン祝祭管弦楽団との映像もあるのだが、
これが最も古い録音で久しぶりに聞いてみたいと思っていた。
この演奏が私の初めて買った第3番のCDで
最初に聞いたときには、とにかく長いので
正直なところ全体を把握するのは困難だった。
マーラーでも最も自然描写のあふれる美しい作品であるが、
よくわからないで聞いているときれいなだけの音楽の気もして…
でも今では、とにかく聞きまくっているし、慣れ親しんでいるので
本当に素晴らしい、すみずみまで魅力たくさんの交響曲である。
それでアバドの1980年盤をいま聞いてみると
ウィーンフィルだし繊細な表現は極めて優れているが、
今日の緊張感に満ちた引き締まった解釈に比べると
ちょっと間延びしているような印象もある。
第3楽章のポストホルンだが、最近でははっきり聞こえて、
目の前にマイクをセットしたのではないかという録音もあるのだが、
ここではまさに遠く彼方から響いてくるような感覚であり、特長である。
後半に行くにしたがって、より浄化されていくようであり、
終楽章は特に感動的だ。アバドならではの丁寧な表現。

DG 410 715-2

「クラウディオ・アバド」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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