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2009年6月 5日 (金)

ザルツブルク音楽祭2002

ザルツブルク音楽祭2002から
マリインスキー劇場管弦楽団の演奏会。
指揮はもちろんワレリー・ゲルギエフである。
いきなりプロコフィエフの交響曲第5番にはじまり、
ムソルグスキーの歌曲集「死の歌と踊り」
(バス独唱はパータ・ブルチュラーゼ)
ショスタコーヴィチによる管弦楽編曲版である。
そして最後にスクリャービンの法悦の詩
(2002年8月31日 ザルツブルク祝祭大劇場で収録)
近年のゲルギエフは少しイメージが変わりつつあり、
非常にしなやかに洗練された音楽を聞かせることもあるのだが、
ここでは少し前の録音でもあって、プロコフィエフの乾いた響きを
力強く壮大な広がりに不協和音なども大胆に強調して、
この強烈な印象はまさにゲルギエフとマリインスキーである。
プロコフィエフの交響曲第5番って、私は大好きなのだが、
ゲルギエフはプロコフィエフの作品に特別な愛情を注ぎこんでおり、
さすがに圧倒的な説得力を感じるこれぞ名演である。
ムソルグスキーの「死の歌と踊り」は、ショスタコーヴィチの編曲で
実際の仕上がりもいかにもショスタコーヴィチの音楽だが、
続くスクリャービンのとろけるような甘い音色といい
ここでのゲルギエフはそれぞれの方向性をはっきりと打ち出して
何て素晴らしいのだろう!いまロシア音楽がこんなにも好きなのって
ゲルギエフを聞いているからであり、ゲルギエフの存在がなかったら、
プロコフィエフもスクリャービンも私はそれほどには興味なかっただろう。
法悦の詩も圧倒的な輝きだけれども…現在のゲルギエフであったなら
デリケートな表現において、さらに研きがかかっているに違いない。

CDR543/544

「ワレリー・ゲルギエフ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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