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2009年6月13日 (土)

モントリオール交響楽団2008/2009

ケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の最新盤で
マーラーの大地の歌を聞いている。
テノールはクラウス・フローリアン・フォークト、
最近では珍しくないが、偶数楽章はバリトンが担当していて、
クリスティアン・ゲルハーヘルが歌っている。
今年の1月13日と14日にライブ収録されたが、
クラウス・フローリアン・フォークトの楽章に関しては、
歌とのバランスがうまくいかなかったのか?
翌15日には管弦楽部分を再度収録して、
2月15日にミュンヘンのスタジオで
フォークトの歌のみ、改めて録音が行われた。
囁くような歌声なので微妙なのかもしれない…
しかし感動的だ!何でこんなにいいのだろう…
マーラーはずいぶん聞いているけれど、
大地の歌はこのところ聞いていなかった気がして、
ちょうど聞きたかった頃によいタイミングなのかもしれないけど、
ケント・ナガノの透明な響きは明るく輝いて、
細部まで丁寧に繊細な表現は最高の仕上がりである。
クラウス・フローリアン・フォークトの歌声が心地いい。
でも大地の歌では、はじめての印象でこういうイメージはなく、
しかし私は、バイロイトの「マイスタージンガー」で
ワルターを歌うこの声にすっかり慣れているので
うっとり聞いて、いいではないか!って。
これなら…イアン・ボストリッチでも行けるということ。
クラウス・フローリアン・フォークトとクリスティアン・ゲルハーヘルで
現在、最も人気のある若手スターを起用しているわけだが、
大地の歌という点では、ケント・ナガノはかなりの実験を試みていると
賛否両論は出てくるのか?私は大いに気に入ってはまっている。
それにしても大地の歌は何て素晴らしい音楽なのか…
たまに聞くとこれがまた、ぐっと来てしまって、心にしみる。
ケント・ナガノの指揮による大地の歌に関しては、
1999年のザルツブルク音楽祭におけるウィーンフィルとの演奏
そしてベルリン・ドイツ交響楽団2000/2001における演奏と
私が聞くのは今回で3種類目になるのだが、
現在のケント・ナガノを知る重要な機会でもあり、
素晴らしすぎる。今年の最高の一枚となるのでは。

SONY 88697508212

「ケント・ナガノ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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