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2009年7月24日 (金)

クリストフ・フォン・ドホナーニ 4

ドホナーニ指揮クリーブランド管弦楽団の演奏で
今日はショスタコーヴィチの交響曲第10番。
そして後半は今回もルトスワフスキで葬送音楽が収められている。
ショスタコーヴィチが1990年2月12日でこれも一日で収録、
そしてルトスワフスキが1990年8月21日の録音である。
あまり深刻な感じではなく、響きも比較的明るい印象で
聞きやすいし、かなりカッコいいショスタコーヴィチである。
第2楽章など速いし、鋭く、打楽器のシャープな仕上がり、
作品に漂う重々しい空気は一掃されていて、明瞭な感覚、
ドホナーニはショスタコーヴィチという作曲家に没頭するのではなく
自分が表現したいものがこの交響曲の中に存在していた
ということなのだろう。作品との関わりにおいて
あくまでも客観的に一定の距離が保たれているし、
ドホナーニの指揮によるショスタコーヴィチの交響曲というのは、
その後、ひとつも制作されずに、ライブ録音も見当たらない。
ショスタコーヴィチの音楽に心酔している人には、
かなり物足りなく、これは違う…って思う人もいるだろう。
しかしクリーブランド管弦楽団のメカニックな完成度には圧倒されるし、
非常に刺激的に鮮やかに切り込んでいくドホナーニの解釈、
その個性にふれると…とにかくすごくって、
ファンにとっては、名盤としかいいようがない…圧巻!
私は好きだが、ショスタコーヴィチ・マニアには薦めない。

DECCA 430 844-2

「クリストフ・フォン・ドホナーニ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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