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2009年7月21日 (火)

第93回 柳家小満んの会

今日は関内ホールで小満ん師匠の会。
母も一緒に聞きに行ったのだけど
小満ん師匠の素晴らしい芸に大喜びで
誘った私も大満足。父は、夜は出たがらなくて…
聞きに来ればいいのに…今の噺家は聞きたがらない…
わが家で流れている落語って、いまも昭和30年代。
その点、母の方が、先入観なしに楽しめるようで。

鈴々舎やえ馬:堀の内
柳家小満ん:縁切寺
柳家小満ん:松曳き
柳家小満ん:奴勝山

今日の小満ん師匠は本当に素晴らしかった。
その前に前座さんで登場したのがやえ馬さん。
いきいきと元気な「堀の内」で、ちょっと破壊的なところが刺激的!
小満ん師匠の一席目が「いざ鎌倉」のマクラ(歴史の話)から「縁切寺」。
長屋で夫婦喧嘩。いつものようにおかみさんは出て行ってしまって、
「いざ鎌倉!今日は相談に行くところがある」と口走ったところから
「それはたいへんだよ!駆け込み寺、縁切り寺、松ヶ丘の東慶寺だよ!」
すぐに追いかけて、鎌倉へ向かうが、おかみさんはというと
兄さんに諌められて戻ってくる。すると旦那は鎌倉へ行ったと聞いて、
同じく「駆け込み寺だよ!」って、早駕籠でおかみさんも鎌倉へ!
ちょっとした行き違いやそそっかしさが面白くて、すごく勢いがあった。
今回は松にちなんだ噺が選ばれていて、二席目は「松曳き」。
「粗忽の使者」と並んで、粗忽侍の噺に「松曳き」があるとは知っていたのだけど
きちんと全部聞いたのは、今回がはじめてで、こちらも面白かった。いいなあ~
喜多八殿下の「粗忽の主従」を聞いたことがあって、「松曳き」の短縮版だと。
それで今日、通して聞いてみて、これで「松曳き」なんだと納得!
「八五郎出世」の植木屋さんバージョンだともいえると思う。
とにかく面白くて、夢中になって引き込まれた。
仲入り後は「奴勝山(やっこかつやま)」。とは、廓噺であった。
噺の流れは「盃の殿様」と同じなのだけど、こちらが芝居のように
後半、緊迫した場面が続くのは、藩の乗っ取りを企てる筆頭家老、
それが勝山太夫の機転によって、見事に阻止されるという…
笑いはなしの真剣に聞きこんでしまうという、感動的な一席で
この噺、圓朝作で速記本を元に演じてくださったそうだ。
なかなか機会はないと思うのだけど、いい噺が聞けた!
次回は9月18日(金)「巽の辻占」「藁人形」「竹の水仙」だそうです。

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