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2009年7月19日 (日)

黒門亭で彦いち・朝太・志ん輔

今月前半はいろいろありまして…
久しぶりに今日は復活で黒門亭へ!
これから落語の聞き方も少し変えていこうと
今日はその気持ちが見事に形になって、
前座さんのありがとうさんと弥助さん以外は全員はじめて。
特にお目当ては志ん輔師匠で…テレビなどでも見ているし、
以前は音楽番組の司会もお馴染みで昔からよく知っているのだが、
実演を聞きたいと思いつつ、しかしなぜか予定が合わなかったのだ。
同じく彦いちさんもテレビ・ラジオでよく聞いているのに
本物を聞けるのは今日がはじめてという、注目の顔ぶれである。

第1部 光る二ツ目の会 その72
「マクラの薄い人特集」
三遊亭ありがとう:寿限無
古今亭ちよりん:花色木綿
林家彦いち:掛け声指南
林家彦丸:反魂香~寄席踊り(茄子と南瓜)
五街道弥助:臆病源兵衛


すでにすごく上手にできてる!という前座さんが何人かいるけれど
ありがとうさんもそういう印象で第1部の「寿限無」が特によかった。
ちよりんさんは普段よく見かけるのだけど高座でははじめて。
「出来心」から「花色木綿」だ。大好きな噺。
だけど「出来心」の前半を聞くことが多くて、
「花色木綿」はあまり機会がない。
すごく弱々しい泥棒先生で…でも最後は切れて飛び出してくる!
「光る二ツ目の会」だけど「模範演技」ということで彦いちさんがゲスト。
面白かった。さすがに会場の空気を自分のペースにもって行ってしまう。
落語にもいろいろな形態があるというマクラから面白すぎ。
噺に入るとボクシング・トレーナー志望のタイ人ムアンチャイが登場で
笑って笑って…最高だった。帰って調べると「掛け声指南」だそうで。
彦丸さんは正雀師匠のお弟子さんでまた空気はガラッと変わって、
「反魂香」は鳴り物入りでこの辺は黒門亭のいいところ。
トリは弥助さんでこちらも本格派!きっちりしている。
もっと壊れちゃったらさらに面白いのだけど
すると「臆病源兵衛」の噺も変わってきちゃうかな…
白酒さんもやっているそうなので聞いてみたい。
弥助さんの方が師匠に近いのかもしれないけれど。

第2部
三遊亭ありがとう:子ほめ
古今亭朝太:粗忽の釘
古今亭志ん輔:七段目
天乃家白馬:蒟蒻問答

朝太さんの「粗忽の釘」が最高だった。面白すぎる!
前に聞いた志ん八さんのと同じ型で
八つぁん、おかみさんとタライで行水、
近所の子供たちとタライで電車ごっこ、チンチン付。
「落ち着かせてもらいます」って、たばこをふかしながら、
くっつきあいの話をはじめると夢中に喋りまくっていくところ
朝太さんがすごくいい味を出していた。粗忽ものが似合います。
そして志ん輔師匠がめちゃめちゃよかったのだ。
マクラであれこれ話題が飛んで、歌舞伎座の話題も出てきて、
話がきれいに通った瞬間、芝居の真似ごとに入っていくという。
最初のこの辺で感動しちゃっているのだけど、「七段目」である。
若旦那、旦那(お父つぁん)、番頭さん、定吉、犬、…って
演じ分けにすごく変化があって、それぞれのキャラに
特徴付けをしていくところの志ん輔流が素晴らしい!
そして「忠臣蔵」の真似、こちらも鳴り物入りで最高だった。
今日のトリは白馬さんの「蒟蒻問答」。こちらも大好きな噺。
でも志ん輔師匠であまりに夢中になって聞いたもので…
精根尽きてしまって、ちょっと疲れてしまった。
「蒟蒻問答」も八五郎、権助、蒟蒻屋の六兵衛さん、旅の僧と
登場人物はそれぞれ独特なキャラなので、
権助がいい味出していたのだけど、全体はきれいな仕上がり。

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