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2009年7月23日 (木)

ピョートル・アンデルジェフスキ

BShiにおける今月のピアニスト特集から
今日はピョートル・アンデルジェフスキを聞いている。
前半は「あるピアニストの旅路」というドキュメンタリー。
ヨーロッパの様々な都市へ鉄道で旅しながら
アンデルジェフスキは音楽への想いを語っていく。
後半は2008年12月19日のワルシャワでのリサイタルで
バッハのパルティータ第2番BWV826にはじまり、
シマノフスキの仮面劇、シューマンのユモレスク、
そして最後に再びバッハでパルティータ第1番BWV825
アンコールはシューマンの暁の歌から第5曲。
ドキュメンタリーでアンデルジェフスキの内面にふれてしまうと
ますますそう感じられるのかもしれないけれど、
やはり非常に繊細な人で心と音楽がひとつとなる危険性、
自分の要求する表現があまりに高度なものであるがゆえに
深い探求、自身を追い込んでいくことで
均衡が保たれているのではないかという…
壊れてしまうのではないかって、受け止める側のこちらも
それだけの強い想いが必要であると考えさせられた。
アンデルジェフスキの集中力と凝縮された音楽の源、
少し理解できたような気がする。
すべての美しさは苦しみの先にあるものである。
私もそれだけの心構えで受け止めて、
ワルシャワでのリサイタルはやはり強い信念に基づく
厳しさと純粋さ、透明な感性による音楽であり、
ひとつの究極がここに存在すると実に見事であった。

DVDR 116/117

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