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2009年8月14日 (金)

シューベルトの歌曲 33

今日も歌曲集「美しい水車小屋の娘」を聞いている。
大好きなので止まらなくなってしまう…
歌曲集「白鳥の歌」もたまらなく好きなのだが、
「美しい水車小屋の娘」の全20曲における音楽の流れ、
そこに展開される物語の完成度は特別である。
久しぶりにボー・スコウフスのCDを出してみた。
こちらはヘルムート・ドイッチュのピアノが聞ける。
1997年3月25-27日にバンベルクで収録。
ボー・スコウフスが創りだす印象がかなり現代風で
さらにメリハリがきいて、集中力・緊張感はすごい。
そうした方向性に合わせて、ヘルムート・ドイッチュも
あまり音楽を揺らすことはなく、感情的に動くことも避けて、
心地よい一貫性と統一感のある響き、
コントロールされた運動性、デジタル的な効果を感じる。
明確な主張は理解しやすいし、なんて気持ちのいい!
ゲルネだと71分かかる「美しい水車小屋の娘」だが、
ボー・スコウフスの録音だと59分36秒である。
約12分の違いだが、あまりそれは関係ないのが不思議。

SONY SK 63075

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コメント

「美しき水車小屋の娘」はまるでオペラを凝縮したようですよね。曲は明るいけれどストーリーは「冬の旅」よりも深刻です。初めて聴いたのは高校生の時でした。今は廃盤になってしまいましたが、フランシスコ・アライザとアーウィン・ゲイジのピアノで。これにはまって今もドイツ歌曲の世界にいます。色々と聴きましたがこのデュオにかなうものはなく、この曲もこのCDもお守りのように大事にしています。以前、全曲勉強したことはあるのですが、まだ人前には出せず・・・(これを歌えるテノールも少ない)。いつかこの曲を板の上に乗せるのが私の夢です。ドイチュはどんな曲でも安心して聴けますよね(笑)

投稿: kisegawa | 2009年8月19日 (水) 10:56

フランシスコ・アライサとアーウィン・ゲイジのCDは知ってます!
1980年代の代表盤じゃないですかね!
残念ながら私は持っていません。
当時って、CD1枚3500円の時代でしたよね。
このCDはその後、復刻されていないと思います。
現在は手に入らないですよね…宝物ですよ!

たしかこのふたりだったと記憶しているのですが、
1980年代の後半にFMで「詩人の恋」が放送されて、
テープに録音して、何度も何度も聞いて、
当時、アーウィン・ゲイジはスターでした!
それからしばらくの間、シューマン好きだったのですが、
その後やっぱりシューベルトに戻って、今は圧倒的にです。

投稿: たけお | 2009年8月19日 (水) 16:28

そうです。出たばかりのころに買いました。
実は人に貸してしまって戻ってこなかったのですが
伴奏法の先生が持っていてコピーして下さいました。
15年ぶりぐらいの再会でした(笑)
彼はゲイジの弟子なんですよ!良いピアニストです。

当然「冬の旅」も出してくれると心待ちにしていたのに、
アライザが「マイスタージンガー」のワルターを演って
しまったばかりに声をつぶしてしまい、
一線から退いてしまったのが本当に残念です。
そのFMの「詩人の恋」はテレビでもやっていましたね。

私にとってゲイジは「神!」です(笑)

投稿: kisegawa | 2009年8月19日 (水) 23:57

DGのサイトで調べましたら
アライサの「美しい水車小屋の娘」は今もありました。
ダウンロードはすぐにも可能です!
でも商品としてはなかなか手に入らないですよね…

歌手は違いますが、ディートリッヒ・ヘンシェルと組んで
アーウィン・ゲイジはその後「冬の旅」を録音していますよね。
こちらも商品は品切れ状態かもしれないけど、
iTunesでお安く手に入るので
聞きたい!リストに入っています。

アライサの「詩人の恋」って、テレビで放送されましたね。
ということは来日公演だったんだ。
ラヴェルの「ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ」と
後半がR.シュトラウスだったような…
もうそれから20年…たしかその頃、中学3年だった気がします。

投稿: たけお | 2009年8月20日 (木) 09:28

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