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2009年8月28日 (金)

ピエール・ローラン・エマール

今日はピエール・ローラン・エマールによる
ウィーンコンツェルトハウスでのピアノ・リサイタルを聞いている。
すべて変奏曲によるプログラムで興味深い。
ベートーヴェンの「愛よ来たれ」による変奏曲 WoO.65
ウェーベルンのピアノのための変奏曲 作品27
シューマンのアベッグ変奏曲 作品1
ブラームスのヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 作品24
2003年2月18日ウィーンコンツェルトハウスの
モーツァルトザールで収録された録音である。
70分ほどでコンサートの全曲なのかは不明だが、
FMで放送されたのはこれですべてである。
いうまでもなく圧倒的な素晴らしさ。
エマールは本当に魅力的なピアニストだ。
でもここでの作品をみるとちょっと意外な印象も。
ウェーベルンがあるけれど、ベートーヴェンにはじまって、
後半はシューマンとブラームスという。エマールは今日では
バッハもベートーヴェンも取り上げているのは有名で
シューマンも謝肉祭と交響的練習曲を2006年に録音しているが
2003年の時点でこういったロマン派プログラムに
積極的に取り組んでいたのである。
でもすべてが変奏曲という切り口に独特なものを感じるが。
私などは1990年前後のブレンデルを思い出してしまう。
こういうのって、すごく好きなのである。
しかしさすがのエマールもこういった選曲だと
前衛的な印象は薄れて、ブラームスなどはたっぷり、
緻密ながらスケール大きく、重厚な音楽が楽しめる。
とはいってもよく聞くとやはり響きのコントロールはどこまでも明瞭で
ブラームスが時代の先取りをしていた微妙な和声も浮かび上がってきて
そうした発見に気付いてはエマールならではなのかなと…

CDR556

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