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2009年9月22日 (火)

ニコラウス・アルノンクール 12

先週はパーヴォ・ベルグルンドの指揮で
ブラームスの交響曲全集を聞いたのだが、
久々にアルノンクールの指揮で聞いてみたくなり、
今日はハイドンの主題による変奏曲と交響曲第1番
1996年12月のベルリンでのライブ録音である。
アルノンクール独特の息づかいが感じられて
その源は古楽的アプローチにあることはよくわかっているのだけど
基本的には、ここでのベルリンフィルの演奏には、
ピリオド奏法で新しいブラームス像だとはそれほど思わない。
というのは、アルノンクールのゆったりとした巨匠的な方向性と
ベルリンフィルの重厚な響きが結びついて、
思った以上にスタンダードな仕上がりなのである。
スッキリとして、音楽の構造が極めて明解に
そして低音の伴奏音型が目立って聞こえてくるところなどは、
古楽における通奏低音の扱いのようだが、
現在の感覚からするとそれほど特別でもなく…驚かない。
フィナーレで一気に加速していくところが、
当時は新解釈で話題になっていたと思うのだが、
これも今では当たり前になっていて、よく聞けるし、
21世紀のブラームス解釈のひとつの規範になっていることはあるのかも。
アルノンクールという人はそういう存在だ。

TELDEC 0630-13136-2

「ニコラウス・アルノンクール」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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