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2009年9月28日 (月)

モーツァルトの歌劇 5

今日は歌劇「後宮からの逃走」K.384を聞いている。
カール・ベーム指揮シュターツカペレ・ドレスデン
1973年9月、ベームが79歳のときの録音だが、
驚くほどに若々しく、音楽が引き締まっている。
格調高い響きは感動的であり、端正な造形だが、
あまりにも律儀に遊びのない展開でもあるので
人によっては堅苦しかったり、真面目すぎるのかもしれない。
しかしこれこそがカール・ベームの芸術なのであり、
心から尊敬の想いに包まれる偉大な巨匠の業績である。
歌手はコンスタンツェがアーリン・オージェ、
ベルモンテがペーター・シュライアー、オスミンがクルト・モル、
私が知っているのはその辺で…セリムはオットー・メリエス。
ベームのモーツァルトでは、シュライアーはお馴染みの存在。
歌劇「後宮からの逃走」は序曲が有名だが、
当時の流行だったトルコ風の曲が何曲か含まれており、
全体に様々なスタイルの音楽が並んでいることで
一貫性がないというような批評もあるようだが、
それはオペラを分析する音楽学上の問題であり、
鑑賞していてはモーツァルトの中期の作品では
圧倒的に充実している素晴らしい作品。楽しい!
その…ここで感じられる完成度の高さというのも
ベーム指揮の演奏の見事さゆえのことか。

DG 429 868-2

「カール・ベーム」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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