« ヘルベルト・ブロムシュテット 2 | トップページ | メトロポリタン歌劇場2007/2008 »

2009年10月28日 (水)

メトロポリタン歌劇場2007/2008

BShiで放送されたメトロポリタン歌劇場のライブから
ブリテンの歌劇「ピーター・グライムズ」
ドナルド・ラニクルズの指揮、演出はジョン・ドイルである。
(2008年3月15日 ニューヨーク メトロポリタン歌劇場)
コンサート用の「ピーター・グライムズ」からの4つの海の間奏曲は
私の大好きな作品でときどき聞いていると思うのだが、
歌劇の全曲はというと昔にハイティンク盤を買って、
それ以降、あまり聞く機会はなかったと思うので
今回はせっかくなので丁寧に聞き進みたいと
まずは前半の序幕と第1幕を聞いている。
20世紀オペラなので、舞台も黒を基調としたシンプルな構成で
私的には非常に好ましい印象である。抽象化されている方が好き。
衣装については、物語の設定をストレートに表現しているようだが、
モノトーンな空間の中にあるとより象徴的でよい効果。
指揮のドナルド・ラニクルズの登場はうれしい。
私がまだ学生だった頃にバイロイトの「タンホイザー」で
ラニクルズが指揮していたのだけど、それ以来、名前は覚えていて、
ワーグナー指揮者の一面もあるのだろうけれど
ウィーン国立歌劇場でも重要な演目を指揮していて、
しかしなかなか聞けるチャンスがなかったので、
ここでの「ピーター・グライムズ」での出会いはうれしい。
この前半では、間奏曲以降の嵐の場面(第1幕第2場)での
劇的な表現には夢中になって聞いてしまった。
舞台でも音楽の上でも合唱団が重要な役割を果たすが
嵐を恐れるそのイノシシ亭の場面で実に素晴らしい。
そしてやはりブリテンの音楽が素晴らしいのである。
美しく透明な響きで、それが大胆に飛躍し、躍動し、
極めて前衛的でありながら、親しみやすい存在なのである。

DVDR134/135

|

« ヘルベルト・ブロムシュテット 2 | トップページ | メトロポリタン歌劇場2007/2008 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/46610489

この記事へのトラックバック一覧です: メトロポリタン歌劇場2007/2008:

« ヘルベルト・ブロムシュテット 2 | トップページ | メトロポリタン歌劇場2007/2008 »