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2009年10月13日 (火)

マウリツィオ・ポリーニ

ポリーニの最新録音でバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻。
2008年9月と2009年2月にミュンヘンのヘルクレスザールで収録。
平均律クラヴィーア曲集の第1巻は、私が中学生のころから
ポリーニの録音予定に入っていたので、それから20年以上を経て、
ついに実現したな!という。まあ、なぜ今になって?というのと
あまりに長く待ちくたびれて、もうどうでもよくなっていた印象もあるのだが、
それはさすがに言い過ぎか…私がバッハの作品への関心が低いのと
ポリーニにはもっと他に録音してほしい曲がたくさんあるというので…
しかしそうはいいながらも早速に聞きはじめたのだが。
しっかりと音を鳴らしてくれているのは私のうれしいところで
でも比較的…曇りがちな音色で透明度は低い気がする。
その辺がモーツァルトを取り上げる際にも聞ける場合がある
ポリーニの古典作品へのアプローチの手法のひとつといえるのか?
バッハの世界からは外れてしまうかもしれないけれど、
ベートーヴェンに挑む際の少々攻撃的な面も見せる緊迫感が欲しかったかも。
ここでの演奏も近年の肩の力が抜けた余裕すら感じられるバッハであり、
もっとゴツゴツした感触で輪郭を角張らせて、昔のポリーニで聞きたかった気も…
以前のようなアクロバットな躍動、超越したスピード感覚はなくなり、
ひたすら深く内面に対話を求めていくような、落ち着きのある世界。
明るい長調の作品でいきいきとした運動性の感じられる曲の方が
何となく今の私には好みのようで、暗く静かに停滞していくのは疲れる。

DG 00289 477 8078

「マウリツィオ・ポリーニ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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