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2009年11月18日 (水)

第95回 柳家小満んの会

今日は今年最後の「横浜 柳家小満んの会」。
「文七元結」である。ずっと楽しみにしていた。
いつもながら入口で小満ん師匠にご挨拶をして、
前回の9月の会のCDを購入。明日ゆっくり聞きます。

古今亭志ん坊:子ほめ
柳家小満ん:権兵衛狸
柳家小満ん:ご同伴
柳家小満ん:文七元結

今回の前座さんは志ん坊さん。横浜に来てくれたんだ!
私のお気に入りの前座さんで…横浜で聞けるのはまた格別!
小満ん師匠の一席目は「権兵衛狸」。これがよかったのだ。
何とも味わい深い心地のよい空気。
田舎の夜は静かに更けてゆき…
どんどん…ごんべえ~…どんどん…ごんべえ~
小満ん師匠の声が気持ちいい。情景が目の前に広がる。
大ネタを後に控えて、軽く導入かな?と思ったら、
素晴らしい一席。「権兵衛狸」って、こんなにいい噺だったんだ。
続いて二席目は「ご同伴」。この噺ははじめて聞く。
無一文の三人組がキザな若旦那にご同伴して遊びに行こうという噺。
ここで登場の若旦那というのが「酢豆腐」で出てくるキザな若旦那。
「トロゲンでげす」って何?「土口原」で「吉原」だそうだ。
同じ若旦那でも「明烏」とは大違い。嫌味な存在が面白さ。
仲入り後、いよいよ「文七元結」。やっぱりいい噺だ。
何度聞いても「文七元結」は特別に感じる。
若手真打だと物語を劇的に聞かせるために
いろいろ描写を加えたり、派手に演出する場合も見受けられるが、
小満ん師匠はそういう部分を一切排除して、本質のみという印象。
本当に感動する。素晴らしい!何て魅力的な一席。
これも…若手が演じるより…長兵衛親方が落ち着いて感じられて
もちろん「文七元結」の中心人物は長兵衛さんだが、
特に際立たせることはなしに…しかし結果的に引き立って
素晴らしかったのだ。あともう一つ…あまり湿っぽくしない。
長兵衛さんは前向きで、やり直そう…何とかしよう…という
後悔よりも前に進もうという強い意志が伝わってくる。
小満ん師匠の長兵衛さんを見ているとこちらも元気になれた。
お久が戻ってくるところなど、まさにおめでたい仕上がり。
最後に茅場町にあったという「文七元結」の由来を説明して下さり、
感動的な噺で…締めは明るく、今年はこれでお開き。
小満ん師匠、ありがとうございました。
次回は新年1月18日(月) 第96回 横浜 柳家小満んの会
演目は「鮑のし」「高野違い」「清正公酒屋」です。

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