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2009年11月 7日 (土)

黒門亭でさん若・志ん輔・正雀

今日は第1部が志ん輔師匠で第2部が正雀師匠という
絶対に混むだろう…ということはわかっていたのだけど
いつもより早めに出たのだが、もう30分早く出ないといけなかった。
完全に目測を誤って、大失態!
途中早く着いた知人がメールで知らせてくれて、
こちらはまだ川崎…新橋…神田…着かないよ!
もう通しはダメだな…とすると正雀師匠は聞けない…
テンション下がりまくり。やはり行列ができていた。
志ん輔師匠が大好きなので何とか「芝浜」を聞くぞ!と最後の望み。
番頭の金八さんが整理券をくれて、「23」。
今日はきっちり11時半に開場で、ドキドキ。
何とか通し券を買えた。私で最後。10人目。ギリギリで復活!
朝からとんでもなく疲れた。一喜一憂は堪えるよ…

第1部
柳家緑君:道灌
三遊亭小歌:狂歌家主
柳家さん若:粗忽長屋
古今亭菊輔:蛙茶番
古今亭志ん輔:芝浜


先週に続いて今日の前座さんも緑君さん。
第1部は「道灌」で第2部は「狸鯉」。
やっぱりネタ数が多そうで!よく前座さんは
「狸札」が多いけど、今日は「鯉」である。がんばって!
次の仕事の関係で小歌師匠が先に上がって、
「芝浜」の大晦日にちなんでネタは「狂歌家主」。
題名は知っていたけど、はじめて聞いた。
じわっと静かに語り聞かせていく印象だが、
そこに大晦日の追い詰められた空気が感じられて。
続いて、さん若さんはお馴染み「粗忽長屋」。
面白かった。キャラ作りが上手いって、私は思うのだけど。
少しだけ大袈裟になっているところにさん若さんの魅力がつまって。
今日は小歌師匠と菊輔師匠をはじめて聞く。「蛙茶番」が来た!
何度聞いても楽しい。シンプルにまとまっているようだけど面白いのだ。
仲入りの後、いよいよ志ん輔師匠の「芝浜」。感動した。
私は本当に志ん輔師匠が大好きで…とにかく夢中になった。
今年聞いたすべての落語の中でも一番!というぐらいに感動。
ご存じの通り「芝浜」はいい噺で…それにしても心にしみる。
志ん輔師匠のような情景が目の前に広がる噺家さんで
「芝浜」のような噺を聞かせていただくと、
その情景の中に引き込まれるし、深く深くはまってしまう。
おかみさんが涙流しながら三年前の嘘を告白する場面で
とにかくその想いが聞いているこちらにも移ってしまって、感無量。

第2部 「正雀長講」
柳家緑君:狸鯉
林家彦丸:権助提灯
林家正雀:梅若礼三郎


第2部は緑君さんの後、彦丸さんで「権助提灯」。
今日は一気に冬の噺が大集合でなんだか季節を感じる。
彦丸さんの落語はきれいなので、権助はさせたくないな…という。
もちろんすごく上手くって、魅力的だけど…ずいぶん色男の権助。
トリは正雀師匠の「梅若礼三郎」である。もちろんはじめて。
題名もよく知らない…なかなか貴重なチャンスなのではないかと!
圓朝作とされているが、それ以前にも記録があるとの見解もあり、
しかし圓朝師匠が高座にかけていたというのは事実だそうで。
というのが、彦六の正蔵師匠のお言葉だそうである。
地味な人情噺であり、珍しいというのには、やはり原因がある。
噺の内容はあんまり面白くない…オチがスッキリしない…
いろいろありそうだが、しかしだからといって、
こういう噺を正雀師匠が取り上げてくださると素晴らしいのである。
ある意味…ちょっと変わった噺の方が、それをどう聞かせるのか?
正雀師匠ならば、どういう仕上がりになって、
我々に魅力的な時間を与えてくださるのか?
その辺を求めてしまっているのであり…
今日は「梅若礼三郎」が聞けてよかった。これは財産。

20091107

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