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2009年12月29日 (火)

落語につぶやき 11~芝浜

「芝浜」の熊さんだったり、勝五郎だったり、
魚屋さんが芝の浜で水の中から拾い上げた財布の金額。
これがいろいろなのでちょっと調べてみた。
私が以前から聞いていたのは、志ん生さんと三木助さん。
それにネット上にある録音で…ちょっと比較と考察。

私のイメージでは「芝浜」は42両(しじゅうに両)だった。
先月聞いた志ん輔師匠は42両だったかな…?
でも志ん生さんを改めて聞いてみると「50両」である。
長男である先代の馬生師匠も「50両」。
さらに弟の志ん朝師匠もやはり「50両」だった。
「芝浜」というと桂三木助だって、よくいわれるが…
三代目の三木助さんは「82両」なのである。
同じく「芝浜」で有名なのは圓楽さん。ここで「42両」が見つかった。
家元(立川談志)の「芝浜」も有名なのだろうか…「42両」。
小三治師匠の「芝浜」があった。すると「52両」である。
新しい金額が出てきた。やっぱりいろんな型がある。
最近ので「落語百選」の雲助師匠は「42両」。
林家たい平さんも「42両」で…現在は「42両」が主流かな?

志ん生さんの「芝浜」が何となく…私の好みで
でも有名な桂三木助の「芝浜」はやっぱり感動的!
三木助さんの描き出す冬の情景、その透明な空気は、
自分もそこにいるかのように…想いが伝わってくる。
それに小三治師匠がいいなあ…味わい深い。

小三治師匠の録音で財布をあけて中身を出す場面で
おかみさんが「銭じゃないよ、これお金じゃないか…」
というと会場のお客から笑いがおこるのだが、
ここは別に笑う場所ではなく…おかみさんが
大金を目の前にして気が動転しているのではなくて
江戸時代は銭(ぜに)というと銅・鉄でできた貨幣を表し、
金(かね)というと金・銀でできた貨幣のことをいったのである。
ここでは「二分金がザクザクっと」で…「金(かね)」なのだ。

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