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2009年12月26日 (土)

NHK音楽祭2009

BShiで放送されたNHK音楽祭2009の公演から
ワレリー・ゲルギエフ指揮N響による演奏会。
芥川也寸志の弦楽のためのトリプティーク
プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番
独奏はアレクサンドル・トラーゼである。
そして後半はチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」
2009年11月30日にNHKホールで収録された映像。
プログラムが素晴らしい。考え抜かれている。
今年のNHK音楽祭のテーマは
「オーケストラが奏でる故郷の名曲」ということだが、
ロシアのゲルギエフ、トラーゼ、そして日本のN響。
まずは日本を代表する芥川也寸志の作品が取り上げられ
芥川也寸志は当時のソ連に強い想いがあったようで
特にゲルギエフの指揮によると…ストラヴィンスキーのような…
ときにはショスタコーヴィチのような…ぴったりの作品である。
そしてプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番は、
この作品は日本と関わりが深いことは有名で
そういったロシアと日本を結び付ける作品を経由して
最後はチャイコフスキーの「悲愴」。見事なストーリー。
ゲルギエフのお友達として有名なトラーゼだが、
トラーゼのプロコフィエフはCDも出ているし、
N響でも以前に定期公演で弾いているが、
何度聞いても最高である。私はトラーゼが大好き!
圧倒的なパワーと独特な表現、想いのこもった音楽づくりで
決して他の人には真似のできないプロコフィエフである。
何だか不思議なぐらいに重量感があって
野蛮で荒々しい印象だが、本来はこうなんじゃないかなって。
チャイコフスキーの「悲愴」はとにかく圧倒的だ。
最近のゲルギエフはしなやかな音楽を聞かせ、
動きの中にも流麗さが増し、洗練された細やかさも特長で
同時にますます強い意志と情熱が感じられる。
こんなにも素晴らしいチャイコフスキーはそうは聞けない。
さすがとしかいいようがないのである。

DVDR149

「ワレリー・ゲルギエフ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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